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デザイン・ワークフローをカップケーキメソッドで見直そう!【お菓子作りから学ぶデザイン・ワークのコツ】

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みなさん、カップケーキはお好きですか?

この記事ではカップケーキの作り方になぞらえた、デザインプロセスの見直し方をご紹介します!

1~5まで、お腹が空いているという人は要注意です。

それでは、Let’s Cooking!

 

 

1.必要なツールだけ使う

 

中世の教会は、聖書の一場面をスタンプしたカップケーキを人々に配って教えを広めていたそうです。

小さな焼き菓子ひとつで、彼らは信者とコミュニケーションをとりながら布教していたのですね。

このカップケーキと同じように、デザインプロセスの最終目的もあくまでコミュニケーションと問題解決です。

あなたのデザインプロセスを振り返ってみてください。

使っているツールからちょっとしたアイデアまで、ひとつひとつを吟味して、それがコミュニケーションや問題解決に役立っているか検討してみましょう。

問題ないようであればいらないものかもしれません。

 

 

2.材料はバランスよく(計量は念のため二回です)

 

上手くいくときといかないときの差が激しいのがカップケーキです。

市販のミックス粉でもできますが、なつかしい母の味を再現したいのであればきちんと分量を量ってこだわる必要があります。

料理は科学です。

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デザインもこれとよく似ていて、クリップアートやテンプレートをDLすれば楽はできますが、クライアントが求めているのはあなたが自分の頭で考えたソリューションです。

その期待に応えるためにも、発想力・綿密な調査・クライアントやオーディエンスからのフィードバックをバランスよくデザインに落とし込むことを意識しましょう。

 

 

3.何でも使う前に確認する

 

一流のパティシエは、毎日必ず調理器具を点検し、きちんと使えるかどうか、劣化しているものはないか、を確認しています。

材料も、足りなくなりそうなものがあればなるべく早めに把握するようにしています。

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自分が使うツールをこまめに点検しておけば、スムーズに作業を進めることができて効率が上がりますし、万が一の緊急事態が起こるリスクをある程度回避することができます。

きちんと確認する習慣をつくるようにしましょう。

 

 

4.寝かせる

 

焼きたてアツアツのカップケーキにアイシングをかけてもきれいに仕上がりませんよね。

デザインも同じように、出来上がってすぐにクライアントのインボックスに送信するようなことは避けたほうが無難です。

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15分から30分ほど時間をおくことで、自分が作成したものを客観的に見直すことができますし、ミスがあった場合に発見しやすくなります。

 

 

5.機能を足せば美味しさが増す

 

カップケーキの材料にはどれも役割があります。

シンプルなバニラのカップケーキも、マンゴーやスパイスなどのちょっとしたものを足してみるだけで、新鮮な味わいになりますよね。

ただ、あれこれ詰め込みすぎると今度は生地も味もまとまらなくなるので、注意が必要です。

デザインもカップケーキと同じで、シンプルでものに一工夫した新鮮な味わいが感じられるものがいちばん美味しく楽しめるのです。

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あなたのデザインで、もし何の機能も役割も担っていないようなものがあれば、取り除いてください。

デザインの基本のきであっても、意外と忘れがちなことです。

 

 

※本記事は、Improving Your Design Workflow – The Cupcake Methodを翻訳・再構成したものです。

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