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コピーがUXにもたらす効果は絶大!優れた「一文」の働きを解説

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UXのテクニックはずいぶん洗練されました。ネットを検索するだけで、色やアニメーションなどの本当に役立つ使い方が見つかります。しかしコピーに関してはまだ議論の余地が残っています。UXにおいてコピーはしばしば見過ごされていますが、実は新しいアイコンを導入するほどの大きな効果を期待できるのです。そうした効果について紹介します。

 

 

優れたコピーは時間をもたらす

本の情報を共有するGoodreadsは、アプリのロード画面に有名な引用を表示しています。これによりユーザーの関心を高め、これから先に待つ体験に向けて期待感を抱かせているのです。

こうした引用は強い力を持っており、短い文章ながらも瞬時に雰囲気と文脈を作り出します。これは著者と有名な書籍が関連していることによる効果です。Instagramで本を紹介する#bookstagramタグがにぎわっているのには相応の理由があるのです。

 

 

適切な個性で親近感を与える

私がデンバーに旅行した際、Kayakから届いた値下げ情報メールにいら立ち、購読解除ボタンを押しました。連れて行かれたサイトは余計な情報がなく非常にクリーンで、これ以上迷惑なメールを受け取ることがないというコピーは、私をいくらか落ち着かせてくれました。

 

 

コピーはご褒美にもなる

Mematicは、英語圏のネットでよく使われるミームを自分で作れるアプリです。いくつかのステップを踏むことでミームを作るのですが、最後のステップで作品を保存し作業を完了する際に、ボタンにExit(終了)ではなくYeahと表示します。こうした小さい部分のテキストがブランドを形作り、またアプリを使いたいと思わせるのです。

 

 

不快感を軽減する

過去に行ったソーシャルメディアへの投稿を表示して楽しませてくれるTimehopというアプリがあります。しかし私はこのアプリをあまり使わず、起動しても表示する内容がないことがほとんどです。そんな時に「思い出がありません」と言うかわりに、このアプリは「ああ、ばからしい」と表示して気を紛らわせてくれます。

 

Tumblrもこうした取り組みを行っています。エラーメッセージにユーモアを加え、さらにこのエラーが一時的なものであると安心感も与えています。

 

 

 

このように、何となく作ってしまいがちな小さなコピーも、ユーザーのモチベーションを高めたり怒りを抑えたりとUXに大きな効果をもたらします。時間を取って作り込む価値のある、UXの重要な一要素です。

 

 

 

※本記事はLanguage Is Dead, Long Live UX Copy!を翻訳・再構成したものです。

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