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UXにおける重要事項、フレーミングについて知っていますか?【知らないと命取りに…?】

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大切な人に会う時には、いい印象を持ってもらえるようにしますよね?それがフレーミングです。身なりを整えたりプレゼントを用意したりして、自分の印象をよくしようと努めるでしょう。

実はこのフレーミングはUXの分野でも非常に重要で、見過ごしてはいけないことなのです。フレーミングがもたらす影響について、詳しく紹介します。

 

 

不適切なフレーミングがもたらすもの

私たちは同じ質問でも、どう聞かれるかによって違う答えを返します。ユーザーリサーチの参加者に「あの製品をどれだけ好きですか?」と聞くのと、「あの製品についてどう感じますか?」と聞くのとで、全く異なる回答を得るでしょう。前者でたずねた場合、参加者は後者でたずねられた場合よりも正確性に欠ける回答を行います。「好き」という質問は、製品に対して参加者がある程度以上の好意的な感情を抱いているのを前提にしています。しかし本当は、好きという感情は全くないかもしれず、結果として本心とは違った意見を引き出してしまいかねません。

 

前者の質問に答えた参加者には、おそらくフレーミング効果が発生しています。これは、人間が持つ意見や考えは、情報をどう提示されるかによって大きく変化するというものです。こうした問題が発生するため、リサーチの際には質問内容に注意を払わねばなりません。今回のケースでは「感じる」という単語の方がバランスが取れており、参加者が必ずしも製品を好んでいる訳ではないことを念頭に置いています。

 

 

たとえほんのわずかな違いでも、回答の内容を操作してしまいます。質問内容を吟味し、参加者が本当に感じていることを引き出せる質問に仕上げる必要があります。

 

 

フレーミングは境界を作る

フレーミングはある物に焦点を合わせ、関係あるものとそうでないものとの間に境界線を築きます。リサーチの質問文を作る際には、そのリサーチの目的となる文脈を含むようにすることが大切です。

私たちの場合は、プロトタイプのようなものを作って文脈を形成するようにしています。焦点を合わせないままに質問を行うと、参加者の回答はあいまいになり、分析には使えないものになってしまいます。フレーミングはリサーチの目的達成に必要な具体性を与えてくれます。

 

 

まとめ

次にリサーチを行う際には、違う聞き方はできないか、それによって違う答えを引き出せないか検討してみてください。作り上げた質問でバイアスのない反応が得られるでしょうか?回答を操作してしまう質問になっていないでしょうか?正しいフレーミングができれば、ユーザーリサーチで得られた意見の有用性がぐっと増すでしょう。

 

 

 

 

※本記事はThe Importance of Framing in the User Experienceを翻訳・再構成したものです。

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