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【違法すれすれ?!】SEO対策を気にしすぎていると陥るUIデザイン「ダークパターン」とは…

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ほとんどのウェブデザイナーは正当なユーザーエクスペリエンスを実現しようと努力していますが、コンバージョン率を上げるために読者をだます者も中にはいます。

 

デジタルでのやり取りを行う以上、サイバー犯罪のリスクは避けられませんが、非倫理的なウェブデザインはサイバー犯罪の一線を越えています。

この記事では、ウェブデザインにおけるダークパターンとは何かと、どのようにそれを避けるかをご紹介したいと思います。

 

 

 

ユーザー行動に影響を与えることとユーザーを欺くことの境界

クリックしたら別のランディングページに飛んでしまうクリックベイト、コンピューターウィルスを防止するようクリックを促すポップアップ広告、注意を引くためのスパムのようなeメールなど、みなさん経験があると思います。

あるウェブデザイナーが読者をこういった罠に陥らない方法(UI開発におけるダークパターンの利用)を見つけました。

 

 

 

ダークパターンとは

UIにおけるダークパターンとは、ウェブサイトやアプリケーションが読者に登録させたり、何かを買わせるために利用する罠のことです。

企業は、読者の2面性の考え方(多くの読者がウェブコンテンツをスキムしているという事実)を利用してダークパターンを利用しています。

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非倫理的な企業は、あるフレーズを太字にしたり、大きなフォントを使い、何を言っているかを見つけにくくしています(一番最後に小さな文字で書くなど)。それによって、サイトをスキムした読者は、その企業を信じてしまいます。ダークパターンは、読者をだまして通常取らない行動を取るよう(製品の購入やメールの購読など)に仕向けるので危険です。

 

 

いくつかの企業は利用しているセールスプロモーションがダークパターンに当たると認識していない可能性もあります。例えば、押しの強い広告やウェブコンテンツにアクセスする前に読者が最小化する必要のある広告など多くの企業が使っていますが、これらはダークパターンに当たります。

 

 

ポップアップ広告やライトボックスを利用したeメール登録画面などの押し付けがましい広告を利用したウェブサイトに対して、Googleはペナルティーを与え始めました

読者からの評判を落としたり、Googleの広告ランクを落とす前にダークパターンの例を学習してください。

 

 

 

Confirm Shaming

現在のウェブサイトで最も利用されているダークパターンの一つがConfirm Shamingです。これは、ウェブサイトが読者がサイトにアクセスする前にeメールアドレスの登録を促す画面を表示するものです。

例えば、Elle.comのサイトにアクセスするとライトボックス広告が表示されると思います。ライトボックスを消すには、eメールアドレスを登録するか、興味がないをクリックする必要があります。この受動攻撃性のオプトアウトのフレーズはConfirm Shamingの一例です。

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別のウェブサイトは、「必要ありません、私は定価で購入します」のようなフレーズを使い、ディスカウントのeメール購読に登録しないことを損だと感じさせることで騙しています。Confirm Shamingはメッセージを受け取るだけなのでほとんど有害ではないように感じるかもしれませんが、読者をイライラ、不適切、怒りを感じさせます。ライトボックスはサイト訪問者にとってはレッドフラグで、売上の損失に繋がります。

 

 

 

Roach Motels

Roach Motelsは、ゴキブリの罠から名づけられていて、読者にユーザー情報の登録や購読を促すウェブデザインの罠です。Roach Motelsで登録するのは非常に簡単ですが、取引が嫌になってもユーザー情報の削除や購読の中止を行うのが非常に難しいのが特徴です。

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クリックベイトと驚きのコンテンツ

クリックベイトは最も古い罠の一つですが、まだひっかかる読者も多いです。クリックベイトは、たいていリンクでインターネット上の別のコンテンツを参照することで、読者の興味を引き、クリックさせます。

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クリックベイトは、驚きのコンテンツやバズワードで興味を引いて読者を誘惑します。読者がエサに食いつくと、企業はポップアップ広告やeメール登録のライトボックスを表示します。広告は誇大広告で、読者がクリックするように仕向けます。

 

 

 

Deceptive Content


Deceptive Contentは、読者を騙して行動を起こすように仕向けます。Deceptive Contentをよく見かける場所は、ニュースレターやマーケティングマテリアルの購読中止プロセスです。多くのウェブサイトが、複数のプロセスや誤解を生むタイトルのボタンを利用して、読者を混乱させています。

 

 

 

ダークパターンの回避法

もしあなたが企業のウェブサイトにおけるマーケティングに少しでも疑問を感じたら、それ以上先に進むのはやめておきましょう。読者、検索エンジン、ソーシャルメディアなどはUIにおけるダークパターンを理解してきており、怪しい活動にはペナルティーを与え始めています。ダークパターンがどういうものかをしっかりと理解して、ダークパターンの犠牲になることを回避してください。

 

 

 

※本記事は、The Ethics of UI Design: Avoiding Dark Patternsを翻訳・再構成したものです。

 

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