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最新の「ドローン産業」をざっくりと理解する3つのトレンド。これからのドローン産業はどう進む?

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昨年2015年にホビー用のドローンが普及し始めた矢先、いっせいにドローンに対する批判的な報道が相次いだこともあって、ホビー用ドローンは個人が楽しみにくい環境になってしまいました。

 

ですが産業界でのドローン活用はいまだ衰えを見せるどころか、これから本格的な上り坂を迎えようとしています。

 

そうした「ドローン産業」の最新動向を見渡すと、こんな3つのトレンドが見られます。

 

・ドローン市場の拡大

・ドローンエンジニア

・ドローンはより専門化へ

 

 

以下、それぞれのトレンドを「ざっくり」と把握していきましょう。

 

世界のドローン市場規模は1兆2,410億円、2020年には2兆2,841億円規模へ

 

 

昨日3日、矢野総研が公表した「ドローン(UAV/UAS)世界市場の調査」によると、2015年の世界のドローン市場規模は1兆2,410億円。そして今後、年平均12.9%の成長を続け2019年には2兆円を突破、2020年には2兆2,841億円に達する見込みとのこと。

 

上図で興味深いのは、現在のドローン市場は「軍事用ドローン>民間用ドローン」となっていますが、今後の成長幅が大きいのは民間用ドローンおよび民間ドローンサービス(ドローンを用いた測量・撮影など各種サービスのこと)。

 

 

現在は世界各国でドローンに対する「法規制」が産業成長の壁となっていますが、6月には米国で「規制緩和」が行われるなど、現実に即した法環境は徐々に開かれていきそうですね。

 

 

 

矢野総研「ドローン(UAV/UAS)世界市場の調査」

http://www.yano.co.jp/press/press.php/001568

 

 

 

国内ドローンエンジニアの育成も活発化

 

 

とは言うものの、ドローン産業を取り巻く「逆風」は法規制だけではありません。ドローンおよびドローン技術を駆使できる「ドローンエンジニア人材の不足」も市場規模が拡大するに連れ、深刻度を増すことになりそうです。

 

そんな中、日本国内ではこんな動きが見られます。

 

 

日本初ドローン専門の高校、バンタン高等学院 『ドローン&ロボティクス専攻』開校

 

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クリエイティブ分野に特化し、即戦力人材を育成するスクール運営を行うバンタンがバンタン高等学院にて「ドローン&ロボティクス専攻」を開設。

 

また社会人向けに、ドローンによる撮影カリキュラムに特化したバンタンデザイン研究所 キャリアカレッジにて『ドローンパイロット&空撮コース』もあわせて開設しました。

 

バンタン高等学院『ドローン&ロボティクス専攻』

http://www.vantan-hs.com/drone_robo

 

■『Drone School Japan神奈川校』が一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA/ディーパ)初の認定校へ

 

 

株式会社スカイロボットが運営する『Drone School Japan神奈川校』が、ドローン操縦士の技術認定ライセンスを発行する「一般社団法人ドローン操縦士協会(以下、DPA/ディーパ)」が初の認定校に選定。

 

 

同校では、天井高8.5メートル、面積280坪の屋内型飛行訓練施設の日本最大級の屋内施設をもち、ホビー用ドローンの安全運航技術や知識の取得から、産業用ドローンの専門的な操縦技術やノウハウの取得までドローン活用に関する幅広い分野において、教育および技術サポートを行っています。

 

Drone School Japan 神奈川校

http://www.droneschooljapan.com/

 

こうしたニュースを見ると、ドローンエンジニア人材の「育成」面でも動きが本格化してきたと言えるのではないでしょうか。

 

 

 

ドローン産業の専門化が進む

 

ドローンを活用した空撮や測量、インフラ点検などのサービスを提供する「株式会社CLUE」は、飛行禁止区域および方法においての日本全国飛行包括承諾を国土交通大臣より取得。

 

これにより航空局への申請が必要な条件下でも、同社は申請なしに迅速にサービスの提供可能となります。

 

災害時など緊急性があるときに、すぐさまドローンを現地で飛行させることができるのはドローンサービス提供者としての「強み」になりますね。今後も日本全国飛行包括承諾を取得する事業者が続くと思われますが、こうなるとドローン産業の専門化が進むことになりそうです。

 

もちろんこうした専門化はドローン産業全体のサービス向上のためには欠かせないことですが、同時に業界としての新規参入ハードルにもなりますので、今後のドローンサービスは専門職の色合いを強めることになりそうです。

 

株式会社CLUE

http://corp.t-clue.com

 

まとめ

 

 

・ドローン市場の拡大

・ドローンエンジニア

・ドローンはより専門化へ

 

これらトレンドを大きく見るとドローン市場はその周辺産業も整備され始めていることから、「興隆期→成長期」へ移行する足掛かりが見えてきたように感じられます。

 

IT技術とも縁の深いドローンですが、ドローンの革新性は軍事・物流・空撮だけに留まるとも思えません。

 

ドローンが「より良く」する世界を実現するのは、アナタかもしれません!

 

 

(ドローン関連記事)

 

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