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【新たなる3D映像技術】シースルーなプロジェクション型ホログラフィックを開発!

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国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)電磁波研究所 電磁波応用総合研究室は、独自に開発したホログラムプリンタにより作製した特殊な光学スクリーンと、今回新たに開発したホログラム映像を投影する技術を組み合わせることで、透明なスクリーンにホログラム映像が浮かぶプロジェクション型ホログラフィック3D映像技術を開発しました。

 

電子ホログラフィという、これまでのホログラフィック 3D ディスプレイでは空間光変調器(SLM)の解像度不足から、実用的な画面面積と視野角を両立することが困難だった。また、ディスプレイ後方に大がかりな光学系の装置が必要で、これらが実用化に対する大きな障壁となっていたそうです。

 

今回開発した技術では、SLMの解像度に依存せず、特定の観察位置に対して画面面積と視野角を自在に設計することができ、さらに、ホログラム映像をほとんど透明なスクリーンを介してユーザーに提示できることから、先述の障壁を緩和し、車載ヘッドアップディスプレイやスマートグラスのホログラム映像化、デジタル3Dサイネージへの実現といった実用的な応用が期待できるとのこと。

 

なお、この成果は今月3日(月)にNature Communicationsに掲載されたとのこと。また、本研究の一部はJSPS科研費(26790064、16H01742)の助成と総務省SCOPE(162103005)、文部科学省 COI STREAM の委託を受けたものだそうです。

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