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意外にも瓢箪から出た駒だった?世界を変えた偉大なる発明12選

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本記事は、12 Accidental Inventions That Changed the World
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約4分23秒

古代ギリシャの哲学者プラトンの「科学は、知覚以外の何物でもない」という名言がありますが、この理論は多くの発見の際に用いられています。開発までに数年を要した発明もあれば、ごく短期間で進化した発明もあります。天才が何かを発明するのは、自分の意志ではなく偶然である場合もあります。偉大な発見のなかには、偶然によってもたらされたものもあります。それは時代を超越した発明と呼ぶこともでき、今や私たちの社会に広く存在しています。もしこのような偶然が起こらなかったら、私たちの生活は今とはまったく違ったものになっていたかもしれません。この記事では、誰かのミスとは思えないような偶発的な発明をご紹介します。

12. ボトックス

画像出典:Flickr

1987年、ジーン・カラザース博士と、夫のアラステア・カラザース博士は、少量の神経毒(ボトックス)を使用して、目に関連するいくつかの疾患を治療していました。当初、彼らは目的を達成することができなかったものの、顔の筋肉に興味深い副作用があることに気づきました。患者のしわが魔法のように消えたのです。この発明以来、この方法は世界中の何百万人もの人々に使用されています。ボトックスの世界市場は2018年までに30億ドル以上に達すると予想されています。

11. ダイナマイト

画像出典:wikimedia

ノーベル賞を創設したアルフレッド・ノーベルが、ダイナマイトも発見したことをご存知でしょうか?1860年代、ニトログリセリンは一般的な爆薬でしたが、液体の状態ではまったく不安定でした。多くの研究者が安定させようと試みたものの、そのたびに予期せず爆発してしまいました。ある日、ノーベルは誤ってニトログリセリンを地面に落とし、奇跡を目の当たりにしました。そして、ニトログリセリンをさらに安定させるために、珪藻土を混ぜたものを作りました。その日以来、ダイナマイトは大量生産されるようになったのです。

10. 麻酔

画像出典:wikimedia

誰も麻酔の正確な発見者を知らず、ほとんどの人は1844年にホーレス・ウェルズ【アメリカ合衆国の歯科医師】が発見したと信じていました。1800年代、笑気ガスパーティやエーテル騒ぎと呼ばれる、一風変わったイベントを企画した人たちがいました。そこでは亜酸化窒素(笑気ガス)とエーテルを使って楽しむのです。ホーレス・ウェルズはそのパーティに参加し、そこで足に大怪我を負った参加者が痛みを感じなかったと話していることに気がつきます。彼はこの偶然の観察に強いインスピレーションを受けました。そのパーティの後、彼は歯を抜くときにその化合物を摂取しました。麻酔は現在、歯科医や外科医に広く使われています。

9. テフロン

画像出典:wikimedia

アメリカの化学者ロイ・プランケットが、1938年にテフロンを発見しました。1930年代、彼は新しいクロロフルオロカーボン冷媒を作ろうとしていました。容器内のガス量を測定していたところ、容器の内壁によく滑る白い物質が付着しているのを発見しました。それは鉄の壁と反応して新しい化学化合物を形成していたのです。1941年、彼らはこれを新しいフッ素化プラスチックとして特許を取得しました。後に「テフロン」の商標で登録出願され、現在では、最もよく滑る素材として、家庭用器具に広く使われています。

8. 瞬間接着剤

画像出典:wikimedia

一般に瞬間接着剤として知られるシアノアクリレートは、1942年に発見されました。第二次世界大戦中、アメリカのハリー・クーヴァー率いる科学者チームは、透明なプラスチックを作るためにいくつかの実験を行いました。実験は失敗でした。実験中にシアノアクリレートと呼ばれる奇妙な化合物が形成されましたが、チームはそれを考慮することはありませんでした。それから6年後、クーヴァーは偶然にも再びシアノアクリレートを生成しました。その時、彼は形成された製品が熱や外力なしに多くのものを接合できることに気づいたのです。1958年、彼は特許を取得し、商業生産を開始しました。

7. ベークライト

画像出典:Flickr

1907年まで、電子機器の絶縁にはシェラックが使われていました。シェラックは、アジアの甲虫のフンから作られる樹脂状の物質で、電線を絶縁するには高価な方法でした。ベルギーの化学者、レオ・ベークランド博士は、人工プラスチックを作るために何度も実験を行っていました。温度と圧力を変えることで、彼はついに硬い成形可能な材料を作り出しました。ベークライトは世界初の合成プラスチックで、化学的には「ポリオキシベンジルメチレングリコールアンハイドライド」として知られています。どんな形や色にもなり、高温にも耐えるため、様々な用途に使われる素材となりました。

6. サッカリン

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1878年、ジョンズ・ホプキンス大学の研究室で働いていた化学者コンスタンティン・ファールベルクがサッカリンを発見しました。ある日、彼は昼食前に手を洗わないことに決め、食べ物を食べているときに甘い味に気づきました。彼はその出来事と、その日作業していた化学物質とを関連づけました。6年後、彼は特許を申請し、サッカリンと名づけ、その後しばらくして、人工甘味料であるカロリーゼロ甘味料の製造を開始したのです。1960年代以降、ダイエットをする人々や糖尿病患者の間で人気が出始めました。

5. ペニシリン

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スコットランドの科学者アレクサンダー・フレミングが、1928年にペニシリンを発見しました。彼は病気を治す新薬を発明しようと実験していました。何度も失敗した後、ついに実験を放棄してしまいます。ペニシリンの本当の医療利用はハワード・ウォルターによってなされました。フレミングによれば、ペニシリンはシャーレを開けっ放しにしていたため、窓から入ってくる空気で汚染され、偶然発見されたということです。ペニシリンは現在、いくつかの治療に使われる世界初の抗生物質とみなされています。

4. ペースメーカー

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ペースメーカーは心臓の拍動を調節するための電気機器です。1950年、カナダの電気技師ジョン・ホップスによって作られました。彼は低体温症の研究をしており、高周波の加熱効果を利用して体温を回復させる機械を発明しようとしていました。しばらくして、革命的なアイデアが頭に浮かびました。それは、冷却によって心臓が鼓動を停止したときに使用できる装置を作るというものでした。発明以来、この装置は何千人もの命を救っています。

3. X線

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X線【エックス線】の発見は、非常に興味深いストーリーです。1895年、ドイツの物理学者ヴィルヘルム・レントゲンが毎日のように実験を行っていたところ、奇妙な結果に気づきました。陰極線が固体のスクリーンを通過し、蛍光スクリーンに落ちるのを見たのです。それをテストするために、ヴィルヘルム・レントゲンは妻の手の骨格を撮影しました。彼は常にブラウン管の特性を見つけることに興味を持っていて、偶然にもX線を発見したのです。

2. 放射能

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1896年、ドイツの科学者アンリ・ベクレルが燐光性物質の研究中に放射能を発見しました。燐光性物質は、光を当てると暗闇で光るというユニークな特徴を持っています。彼はウラン塩を使って多くの実験を行い、目に見えない放射線を発見し、当初それをベクレル光線と呼んでいました。その後、多くの科学者と協力し、放射性物質の多くの性質を明らかにしました。放射能の発見はさらに、ポロニウムやラジウムの発明にも利用されました。

1. 電子レンジ

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電波の理論は、1864年と早い時期から存在していました。イギリスの理論物理学者ジェームズ・マクスウェルが有名な方程式の中で、電波の未来的な利用を予言していたのです。1945年の第二次世界大戦終結後、エンジニアのパーシー・スペンサーはレーダー関連の研究プロジェクトに取り組んでいました。ある日、機械の近くに立っていたとき、彼はポケットのチョコレートが溶けていることに偶然気づきました。その後ポップコーンをその機械に入れたところ、しばらくしてポップコーンが弾け始めました。その結果、この画期的な装置は世界中に広まったのです。

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