マーケティング

マーケティング

PR

今すぐできる!予算投入前に整えたいFacebook広告戦略

Sprout Social

本記事は、How to foolproof your Facebook advertising strategy
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

1,703 views

読了時間 : 約7分21秒

今のFacebook広告って、どうやって使ったらいいのか全然わからない!と、思っていませんか?これは極秘でも何でもなく、Facebookのオーガニックリーチは激減しています。最新のアルゴリズムアップデートにより、有料キャンペーンに投資しないビジネスは、基本的に見捨てられてしまう仕様になってしまいました。

 

Facebookに見切りをつけたくなったところで、みなさんもう一度よく考えてみましょう。ある理由のために、いまだに97%の広告事業者がFacebookに広告料を払いたがっているという事実を。結局のところ、他のいかなるソーシャルネットワークをも差し置いて、最大のユーザー数を誇り最も利用されているサービスがFacebookだからです。

 

言い換えれば、Facebook内であなたに1人でもオーディエンスが付けば広告に反応してもらうチャンスは0ではないのです。そして、Facebook広告のターゲティングは恐ろしく徹底されているため、ある広告が表示されている理由について非常に透明性が高いという事実も重要です。

 

もちろんこれは、Facebook広告そのものが薄っぺらなプラットフォームであるという意味ではありません。このFacebook広告ガイドでは、Facebook広告のベストな運用方法と、運用前に知っておいて欲しい事について解説します。

 

1.ターゲットオーディエンスを絞り込め

 

Facebook広告最大の魅力は、ターゲティング機能です。商材を購入してくれそうな人達を狙いを定めて絞り込むことが可能です。そして、その人達だけに宣伝できるのです。

 

PPC時代と違うのがこの点です。現代のFacebook広告では、まず広告ターゲット層をざっと見積もることができ、その中の妥当なユーザーに対してのみ広告を表示させることができます。

 

以下は、Facebook広告のターゲティング方法の説明です。どのオーディエンスからクリックやコンバージョンを獲得できそうかFacebook広告は、あなたのビジネスがその誰かを掘り起こし、特定するための強力なツールとなるでしょう。

 

オーディエンスを創り出す

Faceookを使ってゼロからオーディエンスを創出しましょう。以下のような特定の条件を満たすオーディエンスを探し出せます。

 

・所在地 : 例えば、地域に根ざしたビジネスなら新規顧客を獲得できそうな市内もしくは近郊をターゲットに

 

・年齢 : もしオーディエンスの年齢層が幅広いようなら(ミレニアル世代と団塊世代など)、セグメントを選んで広告を配信すれば、全員に紋切型で提示するより高い効果を得られます

 

・インタレスト : ユーザーの「いいね!」とFacebookアクティビティに基づく潜在顧客を炙り出すことができるプラットフォーム(「自転車」をインタレストに追加するだけで、シュウインの事業者ページのフォローワーをターゲティングする地元の自転車屋さんと同じ目的を果たせる)です

 

・統計 : 学歴や交友関係ステータスなどの細かい情報を参考にすれば、実在の顧客と共通点を持つソーシャルメディア上のペルソナにターゲティングできます

 


カスタムオーディエンス

「リマーケティング広告」とも呼ばれますが、このカスタムオーディエンス機能が、あなたのFacebook広告戦略に転機をもたらすかも知れません。それは、過去にあなたのビジネスに関心があった人たちが、カスタムオーディエンスで配信する広告のターゲット層となるからです。

 

元顧客、もしくは現役のお客様の場合もあるでしょう。あなたのFacebookページに繋がっている誰か、あるいは過去にサイト閲覧してくれた誰かかも知れません。

 

Facebookピクセルなどのツールを使えば、既にあなたのビジネスを認知してくれている顧客に対して、いわゆる「セカンドチャンス」を掴めます。カスタムオーディエンスの作成に使える物の例を次の画像でご紹介します。ここには、メールリストなどの顧客データも含まれます。

 

 

類似オーディエンス

Facebook広告のもう一つの嬉しい機能が、類似オーディエンス。既存顧客の情報に基づいて新規顧客の見込みを立て、彼らへのアプローチを可能にします。

 

つまり、大事な既存顧客や広告キャンペーンに反応してくれた人達とよく似たFacebookオーディエンスにターゲティングできるのです。もし、さっそくFacebook広告戦略を始めてみるなら、類似オーディエンスはおすすめです。

 

 

2.適切な広告の種類を選ぼう

 

広告ターゲティングに数えきれないほどのビジネス用オプションがあるように、配信広告の種類もいくらでも選ぶことができます。そこで、「初心者向けガイド」に載っている3つの目的を参考にしてみてください。あなたのFacebook広告戦略にもきっと役立ちます。

 

・認知度 : ビジネスの領域を広げたら、Facebook広告を通じて潜在顧客への認知も広めましょう

 

・検討機会 : 未来の顧客に対してマーケティングメッセージを発信しましょう

 

・コンバージョン : これらの購入「予定者」をガッチリと固定客に変えましょう

 

これらの目的をデザイン構成や種類選定の基準とすることで、次第に広告の方向性が明らかになってくるでしょう。

 

Facebook上で後発の事業者であったとしても、最新の広告を出すことをためらう必要はありません。例えば、現在はコレクション広告が流行しています。凝った見た目が効果的なカルーセル広告をうまく利用すれば、溢れ出すメッセージに乗せていろんな製品を一度に紹介することもできます。

 

 

先にご紹介した通り、リマーケティング広告はFacebookフィード内に一種の「アハモーメント」を仕込んで元顧客を呼び戻す手段です。

 

 

そして、比較的新しい機能ですが、各社競ってFacebookストーリーズを活用しています。確実にクリックしてもらえるフルスクリーンの素晴らしいストーリーズ広告がよく見られます。

 

たくさんの選択肢があるので、あなた自身がFacebook広告の機能や新しい魅力に慣れておくことが重要です。そうすれば、次にさらなるステップアップが待っています!

 

3.広告デザイン案をまとめる

 

いくつかの広告デザイン案と製品のかっこいい画像の準備が整ったと仮定しましょう。いいですね?

 

Facebook上で閲覧者がクリックする物は驚くほど限られていると言われます。そこで、Facebook広告戦略を考えるために重要なヒントをいくつかご紹介しましょう。我々が最善を尽くして得た経験と、独自の調査から掴んだ事実に裏付けられた法則です。

 

エンターテイメントの価値は侮れない

何事も飽きられてはおしまいです。Facebookだって例外ではありません。広告が面白ければ、観る側は宣伝されているという感覚すら薄れてしまうのです。

 

人の目を引くほど笑えるか、魅力はあるか。型にはまったつまらないキャンペーンになってしまうことだけは全力で避けましょう。

 


 

そうそう…

動画、使ってます?

耳タコかとは思いますがお聞きください。動画コンテンツの効果は、てきめんです。広告を動きで表現することは、認知度アップとユーザーの心を掴むためにこれ以上ないほど得策と言えるでしょう。

 

忘れてはいけないのは、例のアルゴリズムアップデートによってFacebookでは明らかに事業者の動画が表示されやすくなったこと。

 

動画広告は事業者のコマーシャルの一種だと考えてください。どんなビジネスにとっても、スクロールの手を止めて見てもらえる動画は最高の商機です。

 

Facebookの成功物語にもある通り、SafeTrek のような事業者は、動画広告のおかげで急激にダウンロード数を増やしアプリ内課金による収益を伸ばしました。


 

行動喚起要素を仕込め

どんなに薄いつながりでも、あなたのFacebook広告にとって見てくれる関係者がいることはメリットであり、あなたは彼らのクリックを引き出すよう努めるべきです。

 

そのために、強力な行動喚起(call-to-action、以下CTA)を準備する必要があります。

 

 

こちらのDriftの広告は、典型的なCTAの使用例です。直接的にある行動を促しています。時間切れになる前にユーザーに現在地を登録してもらうことで、必然的にこの広告へのエンゲージメントが得られ視聴回数もカウントされます。

 

 

上のような方法にならって、クリックやコンバージョンが得やすい有利な広告を表示させましょう。

 

 

4.キャンペーン試運転

 

Facebook広告戦略を本格的に軌道に載せる前に、プラットフォームの動かし方を理解しておきましょう。学習曲線の話はご存知ですよね。練習は裏切らない!

 

運用方法や評価の仕方は無数にあるので途方に暮れるのも無理はないでしょう。だからこそ、我々は最初に小規模なテストキャンペーンで様子を見て、予算をつぎ込む前に調整をするべきだと考えます。

 

予算についてお話ししておくと、Facebookではみなさんの広告をFacebookが「最適」とみなすエンゲージメントに基づいて表示させます。これを避けたければ、スケジュールを設定しましょう。

 

適正な予算組みというものは存在しませんが、もし上限を決めなかったとしたらいくらでも請求が膨れ上がりますので注意してください。

 

 

ちなみに、Facebookは今後の全ての広告に対するキャンペーン予算の適正化の移行について2019年9月に周知しました。考え方としては、各事業者にとって広告予算を無駄に搾り取られなくするいいニュースと言えるはずです。

 

 

もう一つのFacebook広告の重要ポイントはプラットフォームにあるレポート機能です。Facebookの機能の名称は、こんなふうに雑に決められることが多いですね。

 

投資利益率を知りたい時や関連するクリックが得られているか気になった時は、レポートを見れば一目瞭然です。特定のイベントや閲覧数、消化金額を追っていけば、簡単に費用対効果を分析できます。

 

 

5.運用中キャンペーンとオーガニックアクティビティを組み合わせる

 

多くの場合、ソーシャルメディアは組み合わせて使う方がうまくいきます。というわけで、Facebook広告戦略でもキャンペーンに投資しながら、コンテンツやコミュニティを立ち上げて有機的なやり方でもターゲティングしてみてください。これが相乗効果を生むのです。

 

このようなオーガニックリーチを得る方法は確かに骨が折れますが、かと言ってFacebookを放置したり従業員の福利厚生やカスタマーサービスをないがしろにしてはいけません。

 

有料広告は確かにコンバージョン効果が高いですが、顧客との関係構築や商材に親近感を持ってもらうためにはオーガニックアクティビティが威力を発揮します。

 

Sprout’s analyticsなどのツールがあれば、Facebook上の有料広告とオーガニックキャンペーンのどちらも運用しやすくなります。広告を組合せるという戦略をSprout’s analyticsがいかに簡単にわかりやすくしてくれるか画像でご紹介します。

 

 

そして「Sprout’s広告費レポート (Sprout’s paid performance reports)」ではシンプルでわかりやすい有料キャンペーンの進捗図が見られます。Facebook広告の戦略の良し悪しと事業の成長度合いが素早く診断できて便利です。


 

あなたのFacebook広告戦略は?

 

このガイドが、せっかくのFacebook広告プラットフォームを持て余してきたみなさんの役に立つことを祈ります。Facebookの扱いに悪戦苦闘している方々が、本当に多いこと。よくそんな話を耳にします。

 

Facebook関連の事業提携動向は複雑ですが、その広告媒体としての利用価値は疑う余地もありません。

 

よければ、声を聞かせていただきたいと思うのですが…現在、みなさんのFacebook広告戦略はどんな状況でしょうか?アルゴリズムアップデートによって何か大きな変更作業が必要になりましたか?

おすすめ新着記事

おすすめタグ