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【UXデベロッパーとは何者か】 今ハイブリッドデザイナーが「需要あり」の理由!デザイナーがそれを目指す利点とは?

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現在、デザイン・シンキングの価値はますます多くの企業に認識されつつあり、デザイン業界内の雇用は急速に拡大し続けています。過去5年間だけでも、テクノロジー最大手の複数の企業が、デザイナー数を増やすべくリクルート活動の規模を拡大しています。

たとえばIBMは、デザイナーのデベロッパーに対する採用率の目標を1:72から1:8に引き上げました。そういうわけで、デザイナーは今かくも貴重な財産となっているわけですが、リクルーターはいったいデザイナーに何を求めているのでしょうか。

実は、デザイナーであれば何でもよいというわけでもないのです。エンジニアリング、デザイン、開発の仕事がますます絡み合ってきている現状において採用担当者が求めているデザイナー、それは、「ハイブリッドデザイナー」と呼ばれうるようなデザイナーにほかなりません。

ハイブリッドデザイナーとは、デザイナー・デベロッパーという、企業にとってはユニコーン的に貴重な存在です。ワイヤーフレーム、ユーザーテスト、ビジュアルデザインのマスターであるだけでなく、彼らはまた、プログラミング部門でも大きな寄与をなすことができます。大であれ小であれ企業にとって、この種のデザイナーは大きな資産です。それは単純に、1人が二役をこなせるという意味合いに尽きるものではありません。

実際、あまり知られていませんが、コードライティングが可能なデザイナーは、UXの動きを先導したい企業にとって、重要なソースになっています。ざっと検索したところでは、少なくとも求人広告を掲示しているリクルーターにとって、「UX Developer」はすでに認定された職名であることがわかります。ラベルはさておき、なぜ企業がこのようにマルチスキルのデザイナーを欲しがるか、その理由を見ていきましょう。

 

 

1.イノベーティブな企業がハイブリッドデザイナーを欲しがる理由

 

ハイブリッドデザイナーの価値は、企業によって多様であることに注意しましょう。小規模なスタートアップの場合、ハイブリッドデザイナーは、製品をビジョンをマーケットへと素早く移すことができるオールインワンソリューションを意味するかもしれません。これに対してより大きなチームを持つ企業にとっては、ハイブリッドデザイナーは、必ずしもコーディングに取り組むことが期待されないということさえあるでしょう。その場合でも、デザイナーが開発プロセスをも理解していることで、2つの部門間のよりダイナミックな関係を構築することができます。どちらの環境においても、フロントエンドのスキルを持つデザイナーは莫大な価値を提供します。

さて、彼らの最も魅力的な特徴が、デベロッパー言語を使用する能力です。シームレスなコラボレーションがこれほど重要になった時は他にないという現在の状況において、彼らの能力が内部プロセスを簡素化し、効率を高めることができます。彼らはすでに技術的に可能なことを知っており、これを念頭にデザインすることができ、コンセプトから実装までの時間を大きく短縮することができます

ハイブリッドデザイナーは、新しいスキルを学んだという単純な事実だけでもすでに際立っています。これはそれだけで、次の2つのことを示しているからです。第一に、型どおりの義務を超えて仕事に取り掛かる意欲、そして第二に、業界自体に対して向けられた情熱です。リクルーターの視点から見ると、これらは、オフィシャルな職務内容に収まらないようなタスクにも、柔軟に広い視野で取り組んでくれる人材であることの証左となるのです。デザインのように、革新性と規格外の考え方が重要な分野では、これは大きなセールスポイントです。

 

 

2.今度はデザイナー側から。デザイナー・ デベロッパーというユニコーンを目指す利点

 

なぜ企業がハイブリッドデザイナーかくも大々的に求めているのかが見えてきたところで、コインを裏返しましょう。デザイナーの視点からこの状況を見たときに、どういったことが言えるでしょうか。

デザイナーからすれば、まったく新しいスキルセットを学ぶことは骨の折れる仕事のように思われるでしょう。しかし、デザイナーにとっても多くの利点があります。雇用市場における有利という財産は言うまでもないとして、いくつかの他の利点を見てみましょう。

 

・究極の柔軟性

コードライティングが可能なデザイナーはまだまだ稀であり、大きな柔軟性を得ることができます。これまで見てきたように、大規模企業と小規模企業の両方が多能なデザイナーにとって熱心であるため、1つのタイプの環境に縛りつけられません。また、社内の特定の役割にも制限されません。はっきり言うなら、デジタル・ノマドとしての生活を追求したい場合は、デザイン・デベロッピングというコンボはたいへんな武器となるのです。

 

・収入の増加

フロントエンド開発スキルをレパートリーに追加すると、即座に市場性が高まります。これにより、収入は大幅に向上します。 Indeed.comによると、米国のウェブデザイナーの平均給与は約60,000ドルで、ウェブ開発者は約77,000ドルの収入を期待できる。これらの数字は表面的な概要のみを示していますが、主要なプログラミングスキルを学ぶことで給料が上がる可能性があります。

 

・創造性を養える

コードを学習することは、あなたの創造性に不思議な作用を及ぼします。 visual.lyによると、デベロッパーが左脳を使用しているのに対し、デザイナーは右脳を使用しています。開発面に立つと、より多くの論理と線形思考が導入されます。つまり、たとえ実際にコーディング作業をしていなくても、デザインに複眼的視点から取り組むことになるのです。これにより、より客観的に作業を表示したり、重大な問題解決スキルを開発したり、新鮮なアイデアを考え出すことができます。

 

最もエキサイティングなプロジェクトに取り組むことができる

結局のところ、熟練したデザイナーであれば、最もエキサイティングなプロジェクトにアクセスできます。 ARとVRから音声デザインの登場に至るまで、UXの世界は急速に進歩しており、今日のデザイナーはその挑戦に立ち向かう必要があります。デザインとデベロッピングの両方の仕事が重なってゆき続けるかぎり、コーディング可能なデザイナーは、次世代製品の実現に重要な役割を果たします。ルーチンワーカーになりたくないなら、新しいスキルを学ぶことは必須です。

 

 

結論

 

デザインとデベロッピングの間の境界線は、従来のようにはっきりしていません。その結果、ますます多くの企業がデザイナー・デベロッパーというユニコンを求めています。これは確かにフロントエンドのスキルを習得する必要性という点でデザイナーにとってプレッシャーとなっていますが、これまで見てきたように、それでも多くの利点があります。潜在的な増収から柔軟性に至るまで、多くのデザイナーにとってハイブリッドという役割は、両方の世界が重なるベストのあり方を示しています。

 

 

※本記事は、Are UX Developers a Thing? Why Hybrid Designers Are So In-Demand Right Nowを翻訳・再構成したものです。

 

 

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