Webコンテンツを見ていると、見る人を動かすような良いものもあれば、読み手をうんざりさせてしまうような残念なものも見かけます。
ですがWebコンテンツの制作において一番「危険」なのは、良いものと悪いものの中間にあるもの-つまり、「ふつう」で「無難」なものです。
こうしたコンテンツは無難すぎるあまり、読み手を動かすような効果は何もないにも関わらず、「ちゃんとしたものができた」という錯覚を製作者に与えがちです。
ではそうした「危険な」間違いを避けるにはどうすれば良いのでしょうか。
1.あなたのサイトを見てくれる人がいる理由を考える
人がWebの専門家に仕事を依頼したいと思ったとき、彼らが求めているのはあなたの会社の素晴らしさでもおしゃれなスライドでもありません。
美しいWebサイトの先にある、売上増加やビジネスの成長を求めているのです。
ソリューションやメソッドはあくまでWebサイトの機能的な側面に過ぎません。
それよりもあなたに依頼するメリットは何なのかをはっきりさせましょう。
2.消費行動の劇的な変化を意識する
大規模なコンテンツマーケティングのおかげで、私たちの消費行動も劇的に変わりました。
Webの世界でもこれは同じで、かつては相手が問い合わせてから依頼内容や条件を提案してすり合わせていく…という流れだったのが、今ではクライアントが問い合わせてくる時点で事前のリサーチは既に済んでいる場合が大半です。
実際、ある研究によれば、たいがいのクライアントは問い合わせの段階ですでに購買行動全体の60パーセントを済ませていることになるということです。
誰に何を頼むべきなのか、という調査をクライアント側だけで進められてしまうのなら、あなたがすべきことはクライアントの知りたがっている情報やニーズをコンテンツに盛り込んで、コンテンツを通じて営業をかけることです。
3.「危険な」コンテンツでは売れないことを知る
Webサイトを見た人に、
①あなたが相手の課題を理解していること
②あなたに依頼することでその課題を解決できること
の2点が伝わらなければ、そもそも信頼関係を構築することも、サイトの存在を仕事に結びつけることもできません。
コンテンツを正しい方向に充実させていくためにも、情報を集めてください。
実際にどんなものが成功しているのか、具体的にどんな要素が成功に結び付くのかを紹介する記事がこれからもたくさん出てきます。
そうしたものに目を光らせて、「良い」コンテンツの作成を意識してみてください。
※本記事は、Are You Making This “Dangerous” Web Content Mistake?を翻訳・再構成したものです。