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【デザイン素材の撮り方】「使える」「美しい」ポートレートを撮るための12のヒント

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プロフィール写真にかぎらず、デザインに使えるポートレイトはどのようにすれば「らしく」撮ることができるでしょうか。

画面の真ん中で微笑んでいるポートレイトも良いでしょう。けれど、それで物足りないときにはどのようなテクニックがあるのでしょうか。

本記事では、デザインに「使える」ポートレイトを撮るためのヒントを集めました。

 

 

1.人物の見た目にこだわる

 

言わずもがな撮影される人物が最高のコンディションにあることが大切です。被写体の顔をカメラから少しだけ背けさせるなど、プロの写真家が使う基本的なテクニックを取り入れてみるのも一つの手です。

また、女性のポートレートを撮影する場合は下顎の輪郭や耳にフォーカスしたり、被写体の顔のユニークで魅力的な部分(高い鼻、綺麗にカールしたまつげ、耳のピアスなど)を目立たせたりしてみるのも良いアイデアですね。

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2.背景も忘れずに

 

人物を主役にするので、主張の強い背景は基本的に避けたほうが無難です。個人的には人物から注意が逸れるようなオブジェクトがなく、暗めの色の背景が好みです。

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3.雰囲気と場所

 

何らかのストーリー性を持たせない限り、ポートレートを撮影するメリットはありません。被写体の性格や個性を知るなどして、その場の雰囲気を上手くとらえる必要があります。例えば、あごに手を当ててうつむいている老人のポートレートであれば、これまでの人生を振り返って懐かしみながら考え込む様子が伝わってくるはずです。目をそらす少女であれば彼女の気恥ずかしさがポートレートでとらえられていることでしょう。

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被写体をフレームの中央におくのはあまりおすすめできません。フレームのどこかに寄るように工夫すると良いでしょう。例えば、被写体の目線の反対側に寄るように撮ると、見る人が自然と目線の先を追う効果が期待できます。

 

 

4.照明や光にこだわる

 

逆光で撮影すればくっきりとしたシルエットが浮かび上がり、映画スターのポートレートのようなフォトジェニックな雰囲気に仕上がります。また、シリアスなトーンにしたい場合は光源の横に被写体を配置して撮影するのがおすすめです。影が強調されますが、被写体のしたにシートをしいて光を反射させれば解消されます。

被写体に対して5時の方向に光源をおく順光で撮ると、ポートレート全体が柔らかい雰囲気になります。

 

 

5.顔を写さないポートレート

 

顔の一部のみ、あるいは顔をまったく写さないポートレートというのもあります。顔が映らない分、被写体のペルソナやメッセージを捉えるのが難しくなりますが、挑戦する価値があるかと思います。

 

 

6.シルエットを撮る

 

被写体のシルエットを撮るのも、面白いポートレートに仕上がります。この場合、光源の位置と被写体のポージングに工夫が必要になってきます。被写体は光源の目の前に立って、メッセージ性・主張・個性のあるポージングをしてもらいましょう。

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また、被写体の職業などと関連した小物を使うのもおすすめです(ミュージシャンとギター、ライターとペンなど)。顔を見せなくても印象的なポートレートになります。

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7.何にフォーカスするかにこだわる

 

被写体のジェスチャーやボディーランゲージに注目するのもおすすめです。兵士の敬礼や著名人が振る手などの一瞬を切り取ることで、その時の状況をも表現することが可能です。ただし、ポートレートを見る人の注意が一点に引き付けられるよう、主張させたいものは一つだけに絞りましょう。

 

 

8.極端になってみる

 

少し極端であまりやられることのない方法なのですが、人物を一切写さずに被写体の生活空間や持ち物を撮影するのも一つの手です。日記、パソコン、楽器、本などのモノも被写体について大いに語ってくれます。

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9.フラッシュをフィルライトに

 

自然光だとどうしても光の当たり方が凡庸になりがちです。そんなときにフラッシュをフィルライトとして使って、太陽光に対抗するという方法があります。写真全体が洗練されますよ。

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10.フラッシュを反射させる

 

フラッシュガンの傾きや向きを調整できる場合、フラッシュの光を天井、壁、リフレクターに反射させると直接被写体に向けてフラッシュをたくよりもカジュアルな雰囲気になります。このとき被写体の目やあごの下に影ができてしまうので、リフレクターを置くなどして対応しましょう。

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11.ズームする

 

レンズとの兼ね合いもありますが、フラッシュガンにズーム機能がついていれば被写体に上手く光が集まるようにすることもできます。広角ディフューザーやズーム具合を調整して、効果的なスポットライトづくりに挑戦してみてください。

 

 

12.フラッシュを2つ以上使う

 

主役の被写体をフラッシュでハイライトしつつ、別のフラッシュで背景に光を足すテクニックもあります。背景の暗さにお悩みの方はぜひ試してみてください。

 

 

※本記事は、Three Unique Methods for Photographing Beautiful Portraitsを翻訳・再構成したものです。

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