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【こんな発想あったんだ!】「すぐに返さない」フィードバックの良いところ

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読了時間 : 約3分7秒

「このデザインドラフトについてどう思いますか?」とデザインのフィードバックを求められたことはありませんか?

そして回答する用意ができておらず、適当な回答をしてしまったこと、ありませんか?

 

今回の記事では、瞬時に回答をしないデザインフィードバックにどのような良い点があり、なぜ皆さんも試してみるべきなのか、お伝えしたいと思います。

 

 

 

デザインフィードバックの状況

巷には「デザインフィードバックの仕方」、「より意味のあるフィードバックの集め方」、「フィードバックを受けるときに気をつけるべき間違い」などの情報が多く出ています。

 

フィードバックはデザイナーにとって厄介なものです。

そのため、フィードバックの話をしたくなかったり、むしろこの部分を飛ばしてしまおうと思うほどです。

 

 

 

すぐに返答/ すぐに返答しないフィードバック

まずは基本を確認しましょう。

 

オフィスの誰かがあなたに近づいてきて、あるデザインドラフトについてどう思うか聞いてきたら、その人は回答をすぐ求めていますね。

これはすぐに返すフィードバックです。

 

あなたのデザイナーから電話がかかってきて、彼の新しいデザインについてどう思うか聞かれました。

これも直ちにリアルタイムで起こるので、すぐに返すフィードバックです。

 

逆に、同僚からフィードバックを求めるメールが来ると、あなたには考える時間が与えられます。

数時間後、もしくは次の日に回答できるので、それはすぐに返さないフィードバックになります。

 

フィードバックチャンネル 予想されるレスポンスの時間 フィードバックの形
eメール 数時間/数日 すぐに返さない
チャットメッセージ 数分/数時間 すぐに返さない(もしくは返す )
電話/skype/hangout リアルタイム すぐに返す
対面での会議 リアルタイム すぐに返す
ソフトウェアツール(usersnapなど) 数時間 すぐに返さない(もしくは返す)

 

 

では、なぜ私がすぐに返さないフィードバックを押すのか、理由をいくつかあげましょう。

 

 

 

考える時間が与えられる

feedback①

「話す前に考えよ (Think before you speak) 」という格言もありますね。

 

T : True それは真実か

H : Helpful それは助かるものか

I : Inspiring それは感動するものか

N : Necessary それは必要なものか

K : Kind それは親切なものか

 

デザインフィードバックをする前に、デザインドラフトをよく見てまず考えてみることが必要です。

 

 

 

フィードバックは具体的である必要がある

行動を起こせるようなフィードバックを与えるには、具体的な意見が必要です。

 

具体的にするには、次の質問に答えてみましょう。

  • -あなたが取り組んでいるデザインドラフトの一番の目的は?
  • -あなたのウェブサイトや商品を使う一番のターゲットグループは?
  • -可能性のある使用ケースは?
  • -このデザインの中で記憶に残るような点は?
  • -どんな人がこのデザインに魅力を感じる?
  • -このドラフトをもっとシンプルにするには?
  • -このドラフトで混乱するようなところは?
  • -このドラフトデザインが解決できる問題とは?

 

 

 

環境をコントロールする

生産的で効果的なデザインフィードバックを与えたければ、フィードバックがされる環境のセッティングも必要です。

ただメールを送るだけでは不十分で、フィードバックに使えるソフトウエアがあります。

 

Usersnapを使えばスクリーンショット画面にアノテーションを加えられ、そこにコメントを書いてフィードバックができます。

受け取ったフィードバックは集められて整理されるので、デザインに修正を加えたり、フォローアップの質問を始められます。

feedbackアイキャッチ feedback②

 

 

問題を提示する

デザイナーやデベロッパーは解決に多くの時間をかけ、一方問題自体には時間をかけない傾向があります。

まず問題に気づいてもらう必要がある際には、ただ解決策だけを提示しないようにしましょう。

 

 

 

フィードバックに感謝する

受け取ったフィードバックがどんなに「間違っている」と感じても、フィードバック一つ一つに感謝しましょう。決して恥ずかしいと思ったりせず、新しい視点を誰かがシェアしてくれたのだと、ありがたく思うべきです。

 

 

 

まとめ

デザインフィードバックは厄介なものですが、すぐに返さないフィードバックは良い点が様々あるので是非参考にしてみてください。

しっかり考える時間を与えてくれますし、フィードバックをする環境をもっと管理することができます。

 

 

※本稿は「The benefits of asynchronous design feedback.」を翻訳・再編集したものです。

 

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