今回は、Trevor Smith-Foremanさんがリブランドを仕掛けるときに検討すべき7つのことについて言及された記事をご紹介します。
タイポグラフィに投資、ストックフォトに頼らないなど興味深い内容となっていました。それではどうぞ。
マーケターにとって企業のブランド再生というと、新たなスタートをきる希望にあふれるチャンスですが、他の人にとってもそうであるとは限りません。
予算の問題や、延々と続く議論のことを考えただけで嫌になる人もいるでしょう。
そこで、この記事では、ブランド再生の際に検討すべきことをまとめました。
競合はどうしているか確認する
競合他社のロゴを集めてみることから始めましょう。
同じ業界内では意外とブランドスタイルも似てくるものですが、目立つためにもそこから外れる勇気を持つことが大切です。
また、ロゴを集めることでデザインチームに「こういうものはいらない」と的確に指示しつつ、自分たちが目指す業界内でのポジションを理解してもらいやすくなります。
新しいブランディングを社内で発表するときにも心強いですよ。
誰がデザインを行うのかを確認する
内部の人なら斬新なものをつくってくれるか、外部の人ならブランドやターゲットのことをきちんと理解してくれているか。誰にデザインを依頼するかによって、指示の仕方や注意点も変わってきます。
プロジェクトを本格的に始める前に、伝えるべきことを伝えるためにも会議を行うのも良いかもしれません。
リブランディングされるすべてのものを再確認する
チームに指示を出すようになる前に、必要なロゴのバリエーションや使用場所を確認しておく必要があります。
例えば、ロゴはつける場所によってサイズや媒体を変えなければなりません。事前にデザインチームにこれらのことを伝えておくと、最終段階での調整が楽になって時間と手間を節約できますよ。
タイポグラフィーに投資する
Coca ColaやDisneyのロゴを思い浮かべてみてください。フォントはブランドロゴと同じくらいインパクトや個性を持ちうるものです。
タイポグラフィーはそれ自体がアートなのですが、モダンデザインでは軽視されがちです。
本当にユニークなものをつくるなら、タイポグラフィーのスペシャリストを呼びましょう。
ストック画像はなるべく使わない
ストックイメージやストック写真ほどつまらないものはありません。
可能であればグラフィックデザイナーの手を借りて、個性的でユニークなコンテンツを制作しましょう。
残せるものはないか検討する
ブランド再生というと全く新しいものを作るイメージがあるかもしれませんが、どちらかというとブランド改革の要素が強いのです。
もともと成功しているブランドなら、顧客や関係者が親しみを持っているものをわざわざ、かなぐり捨てる必要はありません。
ブランドは、会社のなかで最も影響の強い象徴です。時代に対応しながら変化したいのなら、いくつかの要素はそのまま残していくのが最良なのかもしれません。
勇気をだして大胆に
埋もれてしまうようなロゴやブランドは数多く見かけます。しかし、ブランディングの目的は会社を覚えてもらうことです。
ブランディングは大胆に行うことが重要ですよ。
※本稿は7 things to consider when planning a rebrandを翻訳・再編集したものです。