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マーケターも知っておきたい!ユーザー調査の「Webアンケート」をデザインするヒント

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どのようなビジネスでも、顧客が何を望んでいるか?を見極めるには顧客に直接聞いてみることが重要です。またそうした調査を行うことにより、ビジネスオーナーは何をすべきで何をするべきではないのか、サービスや商品のどこに改善の余地があるのかなど、ユーザーエクスペリエンスに関する見識が深まるものです。

 

本稿では、Webアンケートを成功させるためのヒントをご紹介します。

 

Webアンケート/調査を成功させるヒント

 

1.画像の使用

Webアンケートというと質問項目が箇条書きになっているものを思い浮かべるかと思います。でも、適切な画像の使用が回答率を押し上げることが以下の実験から分かっています。

 

Survey Monkeyは2015年イギリスでの選挙時に、以下の3つの画像を使用した3パターンのWebアンケートデザインを用いました。

 

・イギリス首相が住む場所のエントランス

・政党により色分けされたイギリスの地図

・軍の勲章

 

地図の画像が9.3%というクリック率であったと同時に、エントランスは5.9%、勲章は8.2%でした。

このことからも分かるように、画像はクリック率に影響を与えます。Webアンケートをデザインする時は、どの画像を使うかを注意深く考える必要がありそうです。

 

2.モバイルの限界を理解する

現代では、多くの人がデスクトップPCよりもスマートフォンでWebアンケートに回答します。しかしながらモバイルでは以下の問題点が考えられます。

 

・デスクトップPCよりもモバイルの方がサーバー接続速度が遅い

・モバイルの小さい画面ではアンケートが読みにくい

・モバイルで移動中に回答する場合、注意散漫になる

 

ではこれらの問題点のためにアンケート実施者は何ができるのでしょうか?

まずマトリクス表での質問項目を作らないことです。代わりにより直接的な質問項目にし、解答がYesまたはNoとなるものにしましょう。

 

また可能な限りアンケートを短くしましょう。完答率が上がります。もちろん様々なデバイスで事前にテストを行うこともお忘れなく。

 

ユーザーエクスペリエンスに基づきデザインする

 

ある大学ではWebアンケートのデザインに関するガイドラインが作られています。例えば以下のような項目があります。

 

・全ての質問や解答を左寄せにする

・個々の質問項目の間に適切なスペースを入れる

・特にモバイルで読みやすい文字サイズを用いる(小さいモバイルで最低4ポイント、大き目のモバイルで最低6ポイント)

 

つまりWebアンケートは「簡単に読めて回答できるものであるべき」なのです。回答があまりにも面倒だと適当に選択肢を選び回答を完了してしまうユーザーも出てしまうでしょう。そうなると調査内容の信ぴょう性に関わる問題になってきますので、決してユーザーにとって面倒臭い作業とならないように適切にデザインしましょう。

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