10年後ITエンジニアの不足数は400万人超との観測も出ていますが、現在のエンジニアがこれから10年の間に歩むキャリアパスに否が応にも注目が集まりそうです。
そのキャリアパスは大きく分けて「フリーランス/インハウス」に二分されると思いますが、ある意味これから日本のIT・Webエンジニアたちが歩む道が今後の20~30年のエンジニアの大きな道標となるかもしれませんね。
さてそんな中、先週土曜日の2016年6月18日(土)に、エンジニアの働きかたの多様化を応援する株式会社PE-BANKが「プロエンジニアフォーラム2016」を開催しました。
このフォーラムのテーマは「プロ意識」でしたが、PE-BANKのプロエンジニアとして活躍した後に起業し、現在は株式会社トリプルアイズ 代表取締役となった福原智氏が現役エンジニアに向けてアドバイスを送りました。
現役エンジニアへの3つのアドバイス
同氏が現役エンジニアへのアドバイスとして挙げたのは以下の三点。
・「IT技術の勉強に励め」
契約などは営業の方を信頼してお任せし、自分はIT技術を学ぶことに勤しむこと。
・「誰かが自分のことを見ていてくれている」
フリーランスは孤独でも、自分の能力や頑張りを評価してくれる人が必ずいること。
・「仲間を作れ」
孤独ゆえに相棒を作るなど会って話せる仲間をつくるべし。
「フリーランス/インハウス」関わらず、プレイヤーとして長期的に活躍するための三原則と言えそうですが、特にインハウスエンジニアはオフィス内にいれば最新動向がどこからか入ってきますが、フリーランスになった途端「横のつながり」の情報がパッタリ途絶えてしまうこともしばしば。
そういう意味で「仲間作り」もプロ意識の一環だと考えると、目からウロコですね。
エンジニアにとって「プロ」であることとはどういうことか?そして自身のプロとしてのキャリアパスはどこに通じているのか?――エンジニアの方は一度考えてみてはいかがでしょうか?