・PythonはGitHub上でJavaを凌ぐ2番目に人気のある言語になりました。
・2019年に8番目に最も急速に成長したプログラミング言語です。
・Pythonの驚異的な成長率の背後にある主な理由は、データ・サイエンスでの使用です。
GitHubはOctoverse(オクトバース)2019年次レポートを公開し、直近365日間で同プラットフォームがどれだけの成果を上げたかを示しました。このレポートはさまざまなプログラミング言語に関する面白い事実と統計を明らかにしながら、GitHubコミュニティがいかに速く拡大しているかを強調しています。
今年のレポートによると、ShellとC#がトップ10に浮上しています。そして初めて、PythonはGitHub上でJavaを抜いて2番目に人気のある言語になりました。
人気プログラミング言語トップ10
昨年、4400万以上のリポジトリがGitHub上の370強の異なるプログラミング言語で作成されました。2019年に初めてリポジトリを作成した開発者は、2018年に比べて44%増加しています。
次の言語は、2019年におけるリポジトリの数に基づいてランク付けされています。
1.JavaScript
2.Python
3.Java
4.PHP
5.C#
6.C++
7.TypeScript
8.Shell
9.C
10.Ruby
また、Pythonは8番目に最も急速に成長しているプログラミング言語でもあります。2019年には151%の成長を遂げました。Pythonが2018年にはすでに3番目に人気のある言語であったことを考えると、その成長率は実に目覚ましいものです。
GitHubで最も人気のあるプロジェクトであるTensorFlowは、より大きなソフトウェアコミュニティを作っています。平均すると、Pythonに属しているリポジトリには、約19,000人の開発者が貢献しました。
Pythonの成長を促進している要因とは?
Pythonの成長には、数多くの要因が関係しています。主な理由の1つは、Web開発で人気があることです。GoogleやFacebookを含む多くの大手テクノロジー企業がPythonのフレームワークを使用しています。
Pythonの驚異的な成長率の背後にあるもう一つの大きな理由は、データサイエンスでの利用です。現在GitHubにはPythonをベースとした数千ものコアデータサイエンスパッケージがあります。最も人気のあるリポジトリは、 「機械学習」「自然言語処理」「ディープラーニング」 などのトピックです。
さらに、学術論文のようなデータ科学分野からのノーコードの利用は近年、より人気になってきています。例えば、Jupyter NotebookとNatural Language Toolkitは、過去3年間で年々驚異的な成長を遂げています。
しかし、経験豊富な開発者や実験的な学生がPythonを選択する理由は何でしょうか?
主な理由をいかに示したいと思います。
1.使いやすさ
Pythonは構文が読みやすく、プログラマーは少ないコード行でより多くの作業を完了することができます。
2.複数のライブラリーとフレームワーク
Pythonには数百種類のライブラリーとフレームワークがあり、開発者がコードを作成しなくても良いことがあるので、時間を節約できます。
3.支持的なコミュニティー
Pythonの成功のために、多くの機関や企業が多大な努力と資金を費やしてきました。今日では、学習者にとって大きな助けとなる無数のリソース(公式文書やYouTubeのチュートリアルなど)がオンラインで利用できます。