AWSをはじめクラウドの普及が目覚ましいですが、システムインテグレータの方や機密性の高いデータを扱う方は、そうしたパブリッククラウドへの「接続」面で不安を覚える方も少なくないのでは?
つまりクラウドサービス自体のセキュリティはしっかりしていても、通信網がインターネット経由だとどうしても盗聴リスクがつきまといます。そんな中NTT東日本が法人向けに「クラウドゲートウェイ」シリーズの提供を開始しました。
今回提供されるシリーズは「クラウドゲートウェイ アプリパッケージ」と「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」の二種です。
「クラウドゲートウェイ アプリパッケージ」
こちらのシリーズは、クラウド上でアプリケーションを簡単・セキュアに利用したい法人向けに、インターネットを経由せずにクラウドサービス(AWS、ECL等)へ接続する機能と、アプリケーションサーバをパッケージ化したもので、従量課金制にて提供されます。
その主な特徴は、
1.簡単にアプリケーションを利用開始可能
フレッツ光回線利用者は、「クラウドゲートウェイ アプリパッケージ」を申し込むだけで、クラウド上のアプリケーションを利用可能
2.セキュアな通信環境
回線認証機能により、指定のフレッツ光回線からのみクラウド上のアプリケーションサーバへ通信可能となるためセキュアに接続できる
3.ネットワーク機器不要
インターネットVPN利用時に必要となる利用者拠点のネットワーク機器の設置・運用・保守が不要。
IPv6による通信を利用するが、ネットワークにてIPv6とIPv4の変換を行う
の3点。
また利用条件は、「フレッツ 光ネクスト」または「フレッツ 光ライト」の契約となっています。提供料金についてはこちらをご参照ください。
◆「クラウドゲートウェイ アプリパッケージ」
URL:https://flets.com/cloudgateway/applipackage
「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」
こちらのサービスは、信頼性の高い閉域ネットワーク経由でクラウドサービスを利用したい法人利用者向けに、NTT東日本が提供するフレッツ・VPNサービスからクラウドサービス(AWS、ニフティクラウド等)への接続を可能とする定額制のネットワークサービスです。
その主な特徴は、
1.ワンストップで申込・利用開始可能
クラウド事業者が提供する接続サービス(AWS Direct Connect、ニフティクラウド ダイレクトポート等)を利用する場合に必要な通信回線・ラック・機器等をパッケージ化してレディメイドで提供することにより、利用者の手間を削減し、スピーディな利用開始を実現。
2.セキュアな通信環境
インターネットを経由せず、IPv4通信が利用可能なフレッツ・VPNサービスから仮想的に独立したネットワークで特定のクラウドサービスに接続するため、セキュアにクラウドとの接続。
3.低コスト
安価なフレッツ・VPNサービスとの組合せにより、低コストでクラウドサービスとの接続を実現。
4.接続先クラウドサービスを複数選択・カスタマイズ可能
接続先はクラウドサービスの中から複数選択が可能。また、利用者自身で自由にクラウドサービスの機能を選択・設計・カスタマイズすることも可能。
こちらの利用条件は、NTT東日本が提供する「フレッツ・VPN ワイド」または「フレッツ・VPN プライオ」の契約とのことで、提供料金はこちらをご覧ください。
◆クラウドゲートウェイ クロスコネクト
URL:https://flets.com/generic/inquiry/cloudgateway/crossconnect.html