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ドローンは世紀の発明だったのか?空中撮影や物を運ぶだけではなく実はもうスゴイ役割を担当していた?

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ドローンといえば、seleQtでは昨日も「手のひらサイズ」「安い」「スマホ操作」のドローンを紹介したばかりでしたが、空中撮影や物を運ぶだけではないスゴイ役割を担っていた。そんなニュースが舞い込んできました。

 

国立研究開発法人情報通信研究機構は、電波が直接届かない環境でもロボットを安定に制御する技術を開発したことを公表しました。

 

この技術によって、移動によりロボット間の通信経路が切り替わる際でも通信は途切れることなく継続します。障害物などで電波が途切れやすい環境での、遠隔操縦ロボットの安定した制御操作への貢献が期待されるとしています。

 

この開発は、内閣府 総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジの一環として、国立研究開発法人情報通信研究機構及び国立研究開発法人産業技術総合研究所のグループが携わったものです。

 

実験では、見通し外にある小型四輪ロボットに対し、上空の『ドローン』を経由してコントロールすることを実証したそうです。

 

この技術は、ロボット間による中継経路がその移動により頻繁に切り替わる際でも通信を切断させないことを可能とする手法を採用しており、世界でもまだ実現した例がないそうです。

 

これまでの技術では、中継経路が切り替わるたびに通信が切断され、ロボットがその間、操縦不能になるという問題があったそうです。しかし、この技術で、制御不能になる見通し外を動き回るロボットに対しても、他のロボットが協力して周囲の環境に適応しながら安定に制御通信回線を確保することができ、電波が伝わりにくい環境に対して強いロボットシステムの実現に貢献できるといいます。

 

事業・研究プロジェクトの詳細はこちらになります。
内閣府 革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)
http://www.jst.go.jp/impact/

 

今後も、制御対象を飛行するドローンに拡張するなど実証実験は続いていく予定のようです。また、開発した技術は、今後、複数のロボットやドローンが自律的にお互いに協調し合いながら高い信頼性を持つ無線ネットワークを構成するシステムの実現の基盤になることも期待されています。

 

ロボットや無線ネットワークのアシスト。この役割を担えるドローンはまさしく“世紀の発明”だったのかもしれません!

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