20代にも意外と身近な「スマホ老眼」とは?
「スマホ老眼」という言葉をご存知でしょうか?自分は若いから老眼なんて関係ない、そう思っているあなたもスマホ老眼予備軍かもしれませんよ。
スマホ老眼とは、長時間スマホやPCの画面を長時間見続けることで、一時的に目の焦点が合いづらくなったり、目がかすんだりする現象のことを指します。試しに長時間スマホを使用したあと遠くの景色をしばらく見てから、ふと手元のスマホ画面を見てみましょう。文字がにじんだり、二重に見えるあなたは、スマホ老眼の可能性があります。
そんな気になるスマホ老眼ですが、株式会社ファンケルが20~40代の男女500名を対象にこんな調査を行いました。
同調査結果によると、スマホを見ていて目に疲れを感じたことがある回答者は全体のなんと83%。改めて長時間のスマホ使用によって目にかかる負担は、決して小さくないことがうかがえますね。
さらに見逃せないのは、そのスマホの使用状況の調査結果です。
就寝前のスマホ使用、筆者もやってしまっていますね……。もっと言うと、いつ寝落ちしてもいいようにちゃっかり電気まで消しています。そんな中、睡眠時間を10分、また10分と削りながらのエンドレスなYouTubeの徘徊が続きますが、暗闇でスマホの明るい画面を見ると目への負担もより重くなり、スマホ老眼への道をまっしぐらに進んでいるような気がします。
しかしスマホ老眼にはさらなる問題点も垣間見えます。おそらくここまでお読みいただいた方の大半は「じゃあスマホを見なければいいんじゃない?」という、ごくごく妥当な結論を思い描かれたことでしょう。
では、こちらの調査結果はいかがでしょうか?
個人的に「恋人や配偶者などパートナーや家族より頼りになる存在」と回答した6%は理解しがたい部分もありますが、「自分の大好きなこと、趣味が詰まった宝箱(43%)」、「自分のすべてのデータが詰まっている自分の分身(30%)」などは感覚的にも理解できます。
また、スマホ使用を断つ「断スマホ」に我慢できる時間の調査結果が下表です。
スマホ断ち経験者に比べ、未経験は我慢できる時間が短く、スマホが手元にない恐怖心や居心地の悪さが大きいことがわかります。
つまりスマホ老眼の対策は「スマホを見ない」という単純明快な対策は現実的に実行が難しく、「スマホを見ないわけにはいかない」という前提の上に対策を考えなけばならないということになります。
現実的なスマホ老眼対策は?
それでは上記の前提の上でスマホ老眼にはどういった対策が考えられるのでしょうか?
【スマホ老眼対策1】スマホディスプレイの「明るさ」を暗くする
筆者はiPhoneを使用していますが、初期設定の「明るさ」はかなり明るいです。様々な明るさを試しましたが「これだとちょっと暗いかな?」くらいの明るさでも、見慣れれば十分だったりするものです。
初期設定の「明るさ」のままスマホをお使いの方は、ぜひ一度「明るさ」の調整をしてみてください。
【スマホ老眼対策2】ブルーライトをカットする液晶保護フィルムを貼る
最近では家電量販店などでブルーライトをカットしてくれる液晶保護フィルムも販売されています。もちろん液晶保護フィルムなので落下による「液晶割れ」も防止してくれます。
【スマホ老眼対策3】目薬の活用
こちらもあくまで筆者個人の感想ですが、ドラッグストアに売っている目薬で1,000円を超す目薬は効きます。どれくらい効くかと言うと半値くらいの目薬の3倍ほど効きます。仕事上PCモニターの前に張り付いている方などは目薬から見直されるといいかもしれません。
【スマホ対策4】「労眼」サプリメントを併用する
スマホ老眼もその原因をたどれば眼精疲労。最近では目の疲労感を緩和するサプリメントも登場しています。例えば、こちらの「スマホえんきん(R)」もそうした目の疲れを労わるサプリメントのひとつです。
内容量/価格(税込):約30日分(60粒) 1,563円
販売地域:全国
※スーパー、ドラッグストア、ファンケル直営店舗、通信販売でお求めいただけます。
URL: http://www.fancl.co.jp/senews/
ビルベリー由来アントシアニンには、目の疲れを和らげる働きについての臨床試験報告があるそうですが、消費者庁に機能性表示食品として届出を行った同サプリにはビルベリー由来アントシアニンが57.6mg配合されています。
いずれにせよ、目の疲れは頭痛や肩こりの原因にもなりますし、仕事のパフォーマンスの低下にもつながります。何かと目を酷使しがちな方は、スマホ老眼対策もあわせて積極的な目のケアを行われてみてはいかがでしょうか?