昔、デザイナーとエンジニアの仕事は分断されていました。
自動車の設計ではデザイナーが書き起こしたデザインを隣の部署のエンジニアにそのまま持っていき、実際の設計や製造を任せていました。この方法の欠点は、作られたデザインが実現不可能なものになりやすいということでした。そうした問題を解決するため、現代ではデザイナーとエンジニアは非常に近い距離で仕事をするようになっています。
これは自動車に限ったことではありません。
UX・UIデザイナーとコピーライターも、もっと近い距離で一緒に働いたほうがいいのです。では、彼らが良いチームメイトになるにはどうしたらいいのでしょうか?
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1.良いパートナーを見つけること
クリエイティブな仕事を行うパートナーを探す際には、一緒に仕事をしていて快適に感じる人を見つけるのが何よりも重要です。
仕事を完成させるまでずっと一緒に過ごすパートナーとなるのですから、あなたが自分の意見を隠さずに言うことができる人、あなたの強みや弱みを知っている人、必要なときにアドバイスをくれる人を妥協せずに探してください。
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2.同じ場所で働くこと
デザイナーとライターは別々の場所で仕事をしがちです。お互いが独自に仕事を進めて、最後に組み合わせるという仕事では、おそらく完成品はひどいものになるでしょう。
それを避けるため、両者は常に一緒に仕事を進めるべきです。そしてお互いのスキルを上手にブレンドさせましょう。
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3.肩書きにとらわれないこと
時々、コピーライターはデザインに関して素晴らしい提案をくれることがあります。逆も然りで、デザイナーがコピーに関して素晴らしい提案をしてくれたりします。
相手が専門家でないからと言って、そうした提案を無視するのはやめましょう。クリエイティブに身を置く人間にありがちなミスは、肩書きにとらわれてしまいがちだということです。デザイナーは自分こそ専門家だと思い、デザイナーの肩書きを持たない者の意見を聞かないことがよくあります。コピーライターも同じです。しかし共に仕事をする上で、こんな姿勢ではうまくいかないでしょう。
自分を誇ることは素晴らしいことですが、その分野の全てを知っているわけではないということを忘れないでください。専門家でないからこそ出てくる意見もあるということを覚えておきましょう。
専門が違う人間が一緒に働くというのは意外と難しいものです。ここで紹介したアドバイスを活かして、良いパートナーを見つけてください。
※本稿は 「How copywriters and designers can work together effectively」を翻訳・再編集したものです。