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Brexit(英国EU離脱)後、英国のクリエイティブ産業界はどうなってしまうのか?

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日本に暮らしていると、英国のEU離脱(Brexit=Britain+exit)決定のニュースはいまいち実感が湧かない方も多いかと思いますが、今回のこの決定は今後のEUの命運を左右する歴史的な決定であることに間違いありません。

 

なにより今後そう低くない可能性で起こるであろうBrexitの「余波」は、例えばスコットランドにて英国から独立する気運が高まっている観測なども浮上。かなり極端ですが、これを無理やり日本に置き換えると「日本がASEANから離脱した余波で、北海道が日本から独立する気運が高まる」というようなイメージでしょうか。

 

こうなると心配なのは、Brexitによる英国のクリエイターたちへの影響ではないです。そんな中、今回のBrexitを受けて英国のクリエイティブ産業連盟の議長であるJohn Sorrell(ジョン・ソレル)卿が先日、クリエイティブ産業に対するBrexitの影響を協議するイベント・講演を行う予定であることを発表しました。

 

その議題は「英国のクリエイティブ産業に従事するとされる約500万人の移住者およびフリーランスの処遇」であると考えられています。

 

ソレル議長はこの講演・イベントに関して

 

「我々は国民投票期間中に、メンバーによって提起された問題について確認する必要がある。そうした問題には、クリエイティブ市場へのアクセス、地域および特定のセクターに対する投資基金へのアクセス、強力なIPプロテクション、クリエイターたちの移動の自由に関する問題が含まれる」

 

と説明しています。

 

第1回のフォーラムは7月7日にロンドンにて開催される予定で、9月までの間に英国各地で随時執り行われるとのことです。

 

同連盟はBBGの人員削減を阻止するロビー活動でも知られ、フォーラムの動向には注目が集まりそうです。いずれにしても今回の離脱がクリエイターにとってよりよい方向へ向かうといいですね。

 

 

(※本稿は「Post-Brexit forums for the 

creative industries to be held nationwide」を参考にしています)

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