物流界にいよいよ大きな変革が訪れようとしているかもしれません。
先日20日、株式会社ディー・エヌ・エー(以下DeNA)とヤマト運輸株式会社(以下ヤマト運輸)は、自動運転を活用した次世代物流サービスの開発を目指し、実用実験の実施にむけた計画策定に合意しました。
この計画の名は「ロボネコヤマト」。
物流領域での自動運転技術の活用を模索していたDeNAと、より利便性が高くお客さまの生活に寄り添ったサービスを目指すヤマト運輸が協力しながら、下記二つの次世代物流サービスが実験されるようです。
・オンデマンド配送サービス
共働き夫婦や一人暮らしの方を主な利用者と想定し、ユーザーが望む時に、望む場所で荷物を受け取ることができる配送サービス。
スマートフォンで荷物の現在地や到着予定時刻の確認も可能。
・買物代行サービス
小さな子どもを持つ家庭やお年寄りの方を主な利用者と想定し、地域の複数商店の商品をインターネット上で購入し、「オンデマンド配送サービス」にて一括で配送可。
つまり、これまで配達時間指定などで指定できたのは21時が限界でしたが、深夜・早朝などにも配達が可能になり、また受取り場所も自宅に限定されないことになりそうです。
その時に活用されるのがDeNAの「自動運転」技術。
もしこの自動運転による無人化が実用化されるなら、より物流が便利になるのはもちろんですが、人件費がかからない分配送料なども安く抑えられるかもしれませんね。
ちなみにこの実験期間は、2017年3月から1年間が予定されており、また実施場所は「国家戦略区のいずれかの都市」となるそうです。
無人運転が行われるかどうかは不明ですが、実験中の「ロボネコヤマト」が街を走る姿が来年以降見れるかもしれませんね!