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Twitterの「ハッシュタグ」はもはや有益な機能ではなくなってしまったかもしれない…

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Twitterのハッシュタグを活用されている方も多いかと思いますが、あまり使わない方もトレンドに掲載されているシュールなハッシュタグを見て「クスッ」とくることはあると思います。

 

ところがこのTwitterのハッシュタグに関して気になるレポートがありました。なんでも同レポートによると、現在ハッシュタグはスパマーたちの格好の標的になっているというのです。こうした特定のサイトへ誘導することを意図した「ハッシュタグスパム」に関するレポートの要点をかいつまんでご紹介していきます。

 

(レポート全文[英文]:http://thenextweb.com/socialmedia/2016/08/31/looked-137052-tweets-learned-hashtags-worthless/

 

この調査は、ソーシャルメディアに詳しい編集者らのチームによって行われたものですが、1週間にわたってハッシュタグをつけている137,052ツイートをサンプルとして収集。それぞれのアカウントを、

 

・疑わしいアカウント(Questionable)

└膨大なフォロワー数/フォロー数と奇妙なリンク/シェアを継続的に行っている

 

・リアルなアカウント(Real)

└自然なフォロー、シェア行為

 

・Zero Spamアカウント

└リツイートファーム

 

の三種類に分類した結果が下図です。

 

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64.5%の半数以上のアカウントが「疑わしい」もしくは「Zero Spam」アカウントとなりました。ちなみにここでいう「Zero Spam」とは、フォロー数ゼロ、フォロワー数も10未満なのに、特定のアカウントのツイートをリツイートやいいねすることだけを目的としたスパム行為もしくはスパマーのことを指します。

 

この「Zero Spam」アカウントの特徴を詳しく見ると、

 

・ほとんどの「Zero Spam」は8か月内に作られたアカウント

・半年の間に5,000を超えるリンク付きツイート

・計測期間中に平均して、6,691いいね/17,025シェアもしくはリツイート

・トータルすると、1年未満で1,922万の「ニセいいね」、4,890万の「ニセシェア」

 

また「疑わしいアカウント」はフォロー数がフォロワー数の4.2倍になっている特徴があったそうです。

 

こうしたハッシュタグスパマーはビジネス関連のハッシュタグを多く標的としており、

 

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上図のように、「リアルなアカウント」は大半のビジネス関連のハッシュタグでは見られない状況となっています。

 

つまり「3億人の月間ユーザーの5%がスパマー」ということは、「1,500万人以上のスパマーが月に1,000回以上スパムツイートやいいねをしている」ことになり、149.5億通のニセの通知が作られていることになります。

 

 

こうした調査結果を見ると、ハッシュタグ本来の利便性が損なわれていることになってしまいますが、ハッシュタグを使った「検索」や、ハッシュタグからの情報収集の際にはご注意ください!

 

 

(※本稿は「We looked at 137,052 tweets and learned hashtags were worthless」を翻訳・再編集したものです)

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