規模の大小を問わず企業の永遠の課題と言えば「優秀な人材の確保」ですが、これだけインターネット通信が普及した世界でわざわざ現地まで出向く「面接」って古臭い感じがしませんか?
確かにビデオ通話などを使えばリアルタイムなWeb面接が可能です。
しかし実際にWeb面接を書類選考後にビデオ電話などにより実施している企業は多いのですが、日程調整や海外にいる留学生やビジネスパーソンには時差の問題から大変手間がかかることに変わりはありません。
また面接の前段階での選考に十分な時間を割くことができず、限りある時間の中で面接をすべき優秀な人材の見極めが難しい状況も変わりません。Web面接にも「不効率」な部分が存在するのです。
そんな中、タレントマネジメントサービスを提供するタレンタ株式会社がクラウド型ウェブ面接プラットフォーム「HireVue(ハイアービュー)」の提供を開始するそうです。
「HireVue」とは?
「HireVue」は、米国HireVue Inc.が提供するサービスでIBM、Apple、amazonなど600社以上で導入されている新しい「Web面接」をプラットフォームです。
これまでのWeb面接と何が違うのかというと、「HireVue」は録画及びライブ面接機能を備え、候補者はPC又はスマートフォンから時間と距離に縛られずウェブ面接に参加できます。
よくよく考えてみれば、面接で聞く項目って大体似たようなものなので、あらかじめ質問項目をセットしておいて、面接者は録画データを送れば済むようにも思えます。
一方で採用担当者もPC又はスマートフォン上で候補者を簡単に比較・評価し、ランキング付けができるそうです。また面接の効率化、コストの削減、スピードアップに加えて、選考の質を向上させることができることになりますね。
1回きりのリアルタイム面接だと「うまく話せた/話せなかった」の比重が重くなってしまいますが、それって話すのが得意な人は有利に、苦手な人は不利になるだけの妙な仕組みなのかもしれません。自分のタイミングで正確な情報をすべての候補者が出せたほうが、選考の精度も上がりそうです。
このような録画式のWeb面接では、スケジュール調整の必要がないことから候補者には「選考期間と手間の軽減」、採用担当者には「優秀な人材に素早くアプローチして確保できる」メリットがありそうです。
もしかすると今後このような「面接」がスタンダードになっていくかもしれませんね!
タレンタ株式会社
http://www.talenta.co.jp/index.html
「HireVue」詳細ページ