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地球のお隣さんはどんな星?どのぐらい離れている?最も近い15の星とその魅力

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本記事は、15 Closest Stars To Earth | Fascinating Details
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約6分3秒

天文学の初心者であっても、昔からの愛好家であっても、はるか遠くで輝いている星々はすべての人を魅了します。現代の科学技術と天文学の理解により、人類は手の届かないところにあったものを発見することができるようになりました。さて、今回の天文特集では、地球に最も近い15個の星を、その興味深い詳細とともにご紹介します。どうぞ、ごゆっくりとお楽しみください。

 

15. みずがめ座EZ星

距離:11.1光年

 

みずがめ座EZ星は、M型赤色矮星3つからなる、ケンタウルス座アルファ星に次いで地球に近い三重星系で、みずがめ座に位置しています。現在、みずがめ座EZ星は天文学者にとってさほど重要な存在ではありませんが、この星はゆっくりと太陽系に近づいており、3万3千年後には8.2光年の距離に近づくことになります。

 

14. WISE 1506+7027

画像出典:NASA/JPL

 

距離:11光年

 

WISE 1506+7027(またはWISE J1506+7027)は、こぐま座に位置する褐色矮星です。11光年の距離にあるこの星は、褐色矮星としてはルーマン16星系やWISE 0855-0714などと同様に、4番目に地球に近いことが知られています。2011年、広視野赤外線探査機(通称WISE)の赤外線観測データから発見されました。

 

13. ロス128

画像出典:ストラスブール天文データセンター

 

距離:10.8光年

 

ロス128は、13番目に地球に近い恒星です。スペクトル型はM4 Vで、赤色矮星に分類されます。太陽と比べると、質量は15%、半径は21%しかありません。この星は、天の川の銀河面近くを周回しています。

 

2017年にアレシボ天文台の天文学者が奇妙な信号を拾い、それがロス128から発信されていると言われていました。しかし、信号の追跡調査が行われないまま、研究者たちは、検出された信号は、地球を周回する人工衛星からの周波数障害に過ぎないのではないかという結論に達しました。

 

12. ラカーユ 9352

赤色矮星の想像図

 

距離:10.6光年

 

ラカーユ9352は、みなみのうお座に位置するM型主系列の赤色矮星です。比較的近い距離にあるにもかかわらず、この赤色矮星を望遠鏡で観測するのは非常に困難です。計算上、ラカーユ9352は、1年に6.9秒という最も高い固有運動【天球上での恒星の見かけの動きのこと。角度秒/年の単位で測る。】を持つ4番目の恒星であることが知られています。

 

11. エリダヌス座イプシロン星

距離:10.4光年
特別な特徴:活発な磁気活動

 

ずいぶん派手で珍しい星の名前ですね。ともあれ、エリダヌス座イプシロン星は3番目に地球に近い恒星系で、肉眼で観察することができます。8億年未満と比較的若いため、太陽に比べ磁気活動が活発です。

 

その名前は1603年にヨハン・バイエル【ドイツの法律家】によって命名されましたが、天文学者たちの間では紀元2世紀頃から知られていました。エリダヌス座イプシロン星は、銀河系内で同じような恒星運動をする「おおぐま座運動星団」の一員であるという説があります。その最も近い恒星系であるルイテン726-8は、今後31,000年ほどの間に0.93光年という距離でさらに近づくと予想されています。

 

10. ロス248

画像出典:FrontierAstro

 

距離:10.3光年

 

HHアンドロメダ星、またはグリーゼ905という名前でも知られているロス248は、10番目に地球に近い星です。地球に近いにもかかわらず、望遠鏡がなければ観測できません。1926年、アメリカの天文学者フランク・エルモア・ロスによって初めて発見されました。この星は、半径が太陽全体の16%、質量が太陽全体の12%しかないと推定されています。

 

後に、ロス248はフレア星【短時間の急激な増光を起こす星】であり、瞬間的に光度が上昇することが明らかになりました。今後4万年以内に、最も遠い人工天体のひとつであるボイジャー2号がロス248に1.7光年まで接近する予定です。そして、順調にいけば、遠く離れたシリウスとすれ違うことになります。

 

9. ロス154

画像出典:Alchetron

 

距離:9.6光年

 

この星を肉眼で見ることはあきらめましょう。望遠鏡で観察するにも、少なくとも3インチの口径と理想的な条件がなければ、かすかな姿さえ見ることはできないのです。ロス154は、いて座の中で一番近い星で、夜空で9番目に地球に近い星です。

 

ロス154はM型赤色矮星(M3.5V)であり、核融合によってエネルギーを生み出しています。太陽とは対照的に、ロス154は質量が17%、全半径が24%しかないと推定されています。また、角運動が比較的大きいことから、年齢が10億年未満の若い星であることが推論されています。

 

8. ルイテン726-8

 

距離:8.7光年

 

ルイテン726-8の連星系は、地球に最も近い恒星のひとつです。1948年、オランダ系アメリカ人の天文学者、ウィレム・ヤコブ・ルイテンが、固有運動が大きい星のカタログを作っていたときに発見しました。発見されたとき、ルイテン-726-8Aはフレア星と呼ばれる特殊な恒星に属することが判明しました。また、伴星であるルイテン-726-8B(UV Ceti)も同様の性質を持っています。

 

7. シリウス

距離:8.6光年
見かけの等級:-1.46

 

犬の星として有名なシリウスは、夜空で最も明るい星であることは間違いありません。シリウスを肉眼で観察すると、1つの星にしか見えませんが、白色主系列星と白色矮星からなる2つの星系が20天文単位で互いの周りを回っています(変動)。

 

シリウスはまた、古代エジプト人が豊穣の女神ソプデトとして崇拝していたため、歴史的にも強い関連性を持っています。古代ギリシャ人はシリウスを恐れ、夏の厳しい暑さを引き起こすものだと信じていました。彼らはまた、安心と落ち着きをもたらしてくれるよう、ゼウスとシリウスに生贄を捧げました。

 

6. ラランド21185

画像出典:FrancescoA / 2万年後の最も近い恒星の推定距離

 

距離:8.3光年

 

一般的な特徴に反して、赤色矮星のラランド21185は、北半球で最も明るい星のひとつです。また、6番目に地球に近い恒星でもあります。その明るさと比較的近い距離にもかかわらず、この星は肉眼で観察するにはあまりにも暗すぎますが、望遠鏡を使えば見えます。温度は低く、質量は太陽の半分ほどで、エネルギーのほとんどを赤外線で放出するM型主系列星の典型例です。

 

5. ウォルフ359

距離:7.8光年

 

しし座に位置するウォルフ359(CNレオニス)は、地球から約7.8光年の距離にあり、見かけの等級は7.1等です。質量は太陽の9%で、褐色矮星(太陽の質量の8%以下の恒星は褐色矮星に分類される)のすぐ上の分類です。ウォルフ359は、特にフィクションの世界で人気があります。

 

4. WISE 0855-0714

距離:7.2光年

 

WISE 0855-0714は2013年に初めて検出された後、同年にスピッツァー宇宙望遠鏡とジェミニ北望遠鏡で確認されました。うみへび座に位置し、バーナード星、カプテイン星に次いで3番目に高い固有運動を持つ褐色矮星です。しかし、この話にはまだ続きがあります。

 

実は、この星は星ではないかもしれないと研究者たちは考えています。国際天文学連合の基準では、質量が13Mjup以上の天体は褐色矮星とみなされますが、WISE 0855-0714は3〜10Mjupの質量しか持っていません。つまり、Cha 110913-773444と同じように、不正な惑星である可能性があるのです。

 

3. ルーマン16

距離:6.5光年
その他の呼称:WISE J104915.57-531906

 

ルーマン16星系は、2つの褐色矮星が互いに近接した軌道を描いています。帆座に位置するルーマン16星系は、銀河系の大部分を占める銀河面に近く、星の数も多いことがわかります。その場所から発せられる星の光の巨大さが、ルーマン16 がもっと早く発見されなかった主な理由のひとつです。

 

2. バーナード星

距離:5.9光年
ユニークな特徴:最も大きな固有運動を持っていること

 

バーナード星は、ケンタウルス座アルファ星系の3つの星に次いで、4番目に地球に近い星です。バーナード星は、地球に近いということで、これまでにない発見がいくつもありました。そのひとつが、1年に10.3秒という星の最大の相対運動です。

 

バーナード星は、地球に近く、天の赤道付近という好立地にあるため、天空のなかでも特に熱心に研究されている数少ない恒星のひとつです。一般的な推論では、少なくともひとつの巨大ガス惑星がこの星の周りを回っているはずだ、と主張する科学者もいますが、科学界の大多数はより小さな惑星である可能性を支持しており、そうした惑星はまだ発見されていません。

 

1. プロキシマ・ケンタウリ

画像出典:NASA/ESA

 

距離:4.35光年
星系:ケンタウルス座アルファ星

 

プロキシマ・ケンタウリは、地球に最も近い恒星系であるアルファ・ケンタウリ連星系の第3の構成要素で、プロキシマは大質量の主系列星ケンタウルス座アルファ星Aとその伴星ケンタウルス座アルファ星Bと重力的に結合しています。ケンタウルス座にあり、見かけの等級は11.05と低いため、肉眼ではその姿を確認できない星です。

 

2016年、ヨーロッパ南天天文台は、0.05天文単位(750万キロメートル)の距離で恒星の周りを回る惑星プロキシマbを検出し、地球から最も近い系外惑星としました。研究者たちをさらに興奮させたのは、プロキシマ・ケンタウリを基準としたこの惑星の位置で、いわゆるゴルディロックス・ゾーン【太陽系外惑星のうち、とりわけ生命の存在と維持に適した条件を有する環境のこと】にあり、表面には水が液体の状態で存在する可能性があり、その惑星に生命が存在するかどうかという議論に火がついたのです。

 

注:このリストに太陽は含まれていません。実際には地球に最も近い恒星ですが、太陽系の不可欠な要素であるため、あえてリストに加える必要はないと考えました。

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