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今やガラスの使用は欠かせません!世界中の驚くべき「ガラス張り」の建築物22選

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本記事は、22 Exceptional Glass Buildings From All Over The World
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約7分21秒

20世紀に入ると、新しく近代的な建築が主要なシナリオとして登場し、それは第2次世界大戦後にさらに支配的になりました。近代建築あるいは近代主義建築は、基本的にガラス、鉄骨、鉄筋コンクリートを大胆かつ斬新に使用したものです。

 

これは建築界に急激な変化をもたらし、19世紀に人気を博した伝統的な古典建築を犠牲にしてモダンなスタイルを実践しました。この記事では、世界中の驚くべきガラスの建築物をご紹介します。

 

22. エクアドル共和国の首都キトの「Xハウス」

キトは、エクアドルのピチンチャ州にある首都です。ピチンチャ州は、赤道直下のアンデス山脈中に位置し,東部には世界最高の活火山であるコトパクシ火山などの高峰がそびえています。キトにあるArquitectura Xによるプロジェクト「X ハウス」は、谷間の家というコンセプトを次のレベルに押し上げたものです。

 

Xハウスは2階建ての長方形の建物で、2層にわたって床から天井までガラスで覆われています。側壁は短いものの、天井と床は木と金属で、前面と背面はすべて透明です。380平方メートルのスペースに建てられたこの建物で暮らすのは、開口の箱の中で暮らすようなものですね。

 

21. ドバイの「ハウスボート」

ファンズワース邸【16番を参照】にインスパイアされたX-Architectsのガラスのハウスボートは、海に浮かぶ住まいへの洗練されたアプローチです。この水上家屋の基本構造は、ステンレスとガラスでできた2本の双胴船の梁に基づいています。

 

基本的なレイアウトは、上甲板にキッチン、リビングルーム、カジュアルダイニングエリア、下甲板にベッドルーム、バスルーム、操舵室となっています。また、螺旋階段でアクセスできるテラスがあり、サンデッキとしても利用できます。

 

20. ウィスコンシン医学研究所

この建物は驚くほど多くのガラスを使っているわけではないのですが、それでもこの記事で紹介する価値があります。ウィスコンシン大学マディソン校のウィスコンシン医学研究所(WIMR)はモダンなデザインの建物で、自然光を最大限に取り入れるために大きなガラスパネルを多用しているのが特徴です。構造を通して自然光が差し込むことで、明るい環境を作り出し、建物に開放的な雰囲気を与えています。

 

19. ランゲン財団

ランゲン財団は、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州ノイス近郊にある東洋美術と現代美術の美術館です。この美術館は、以前NATOのロケット基地として使われていた敷地に建てられています。

 

総面積は900m²で、主にガラス、鉄骨、鉄筋コンクリートで構成されています。この美術館の設計者である安藤忠雄は、独学で学んだ日本人の建築家であり、無と空の空間を強調して美しさと簡素さを表現する「俳句」効果で有名です。

 

18. フィリップ・ジョンソンの「ガラスの家」

「ジョンソンの家」としても知られているこのガラスの家は、コネチカット州ニューカナンのポナス・リッジ・ロード798-856番地にある歴史的な住宅博物館です。1949年に建築家フィリップ・ジョンソンが自邸として設計しました。

 

建築史家のアリス・T・フリードマンによれば、この家のアイデアは、ファンズワース邸【16番を参照】から取られたという通説があります。この邸宅には、ジョンソンのキャリアの中で設計された他の建物も含まれています。1997年、国定歴史建造物に指定されました。

 

17. ネルソン・アトキンス美術館の「ブロック・ビルディング」

ネルソン・アトキンス美術館は、新古典主義建築で有名なミズーリ州カンザスシティにあります。1993年、拡張計画の一環として新しい建物が増築されることになりました。この新館は建築家スティーブン・ホールの設計によるもので、2007年に竣工しました。2007年、『タイム』誌は、この美術館の新しいブロック・ビルディングを、世界中の「驚異の建築ベスト10」の第1位に選んでいます。

 

16. ファンズワース邸

1945年に建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエによって設計され、1951年に完成したファンズワース邸は、イリノイ州プラノの近く、フォックス川沿いに位置する、アメリカを代表する建築物のひとつです。

 

近代建築と国内建築の顕著な例として国際的に認められています。2003年にNPO法人Landmarks Illinoisと歴史保存ナショナル・トラストが購入するまで、50年以上にわたって個人の邸宅として使われ続けました。

 

15. The House Cafe Kanyon

画像出典:wikimedia

 

The House Cafe Kanyonはトルコで最も大きな店舗のひとつです。トルコのデザイン会社Autobanの協力を得て、コーヒー愛好家が比類ないダイニングを体験できる、ユニークなコーヒーショップを作ることに成功しました。首都イスタンブールのKanyonショッピングモールにあるこのカフェは、創造性と革新性を反映しています。

 

ショッピングモールの建築様式と一体化した鉄骨とガラスでできています。モールの渓谷【Kanyonはトルコ語で「渓谷」を意味する】のような建築様式に合うよう、入念に計画・設計されています。イスタンブールの美しい街へ旅行する際は、このカフェを訪れてみてください。特に、コーヒー好きの方はぜひ!

 

14. バスク保健省本部

美術館や博物館だけが派手な建物を持つ権利があるわけではありません。その最たる例が、スペインのバスク地方にあるビルバオ市にあります。総面積9,200平方メートルに及ぶColl-Barreu Arquitectos設計のバスク保健省本部は、スペインを代表する建築物のひとつです。

 

ご覧のとおり、この建物は典型的な病院とは似ても似つかないものです。その革命的な多面体ガラスのファサードは、内部からも外部からも非常にユニークで魅惑的な外観を与えています。

 

13. クエルナバカのガラスの「ラ・エスタンシア礼拝堂」

有名なラ・エスタンシア礼拝堂は、メキシコ・シティから南へ1時間のクエルナバカの町にあります。バンカー・アーキテクツによって設計されたこの礼拝堂は、伝統的なメキシコのバロック・コロニアル様式の礼拝堂の建築にガラスがどのように使われるかを示す力強い例です。

 

12. ダンシング・ハウス

「ダンシング・ハウス」とは、チェコ共和国プラハのRašínovo nábřeží(堤防)にある人気の建物につけられた非公式なニックネームです。この建物は、チェコの建築家ヴラド・ミルニッチが、カナダ生まれのアメリカ人巨匠フランク・ゲーリーとともに設計しました。

 

完成当時は、その非伝統的で異端的なデザインから、全国的に厳しい批判にさらされました。この建物をアメリカの伝説的なダンスカップル、フレッド・アステアとジンジャー・ローバーズにちなんで「フレッド&ジンジャー」と名付けたのはゲーリーでした。

 

11. グラスハウス国際音楽センター

画像出典:wikimedia

 

グラスハウス国際音楽センター【旧名称:Sage Gateshead】は、舞台芸術と音楽教育のための近代的な会場です。イングランド北部、タイアー川南岸のゲーツヘッドに位置しています。2004年の開館以来、ジェームス・ブラウン、クロスビー、アバヴ&ビヨンドをはじめとする有名アーティストが出演し、多くの思い出に残るコンサートがここで開催されています。

 

10. ビルバオ・グッゲンハイム美術館

現代建築の中で最も賞賛される作品のひとつであるビルバオ・グッゲンハイム美術館は、近現代美術が専門の美術館です。スペイン最大の美術館のひとつであり、2010年の「世界建築調査」では、1980年以降に完成した最も重要な作品のリストに選ばれています。

 

この建物はチタン、ガラス、石が見事に調和しています。内部は大きな吹き抜けを中心に設計されており、ビルバオの河口と周囲の丘の眺望を楽しむことができます。アトリウムは、その形から「花」とも呼ばれ、美術館の中心的な役割を担っています。

 

9. ルーヴル・ピラミッド

画像出典:wikipedia

 

世界各地の文明によって建設されてきたピラミッドは、私たち人類の長く輝かしい歴史に欠かせないものです。偉大なエジプトのピラミッドとは別に、フランスにもユニークで唯一無二のピラミッドが存在します。ルーヴル・ピラミッドは、パリのルーヴル美術館の中庭に設置されています。

 

ギザのピラミッドほど有名ではないかもしれませんが、その独創的な建築は毎年世界中から賞賛の声を集めています。ルーヴル美術館のピラミッドは、1989年に中国系アメリカ人の建築家、イオ・ミン・ペイによって設計されました。

 

8. 30セント・メリー・アクス

以前はスイス・リ・ビルディングとして知られていたガーキン(非公式の愛称)は、ロンドンの主要な金融街であるシティ・オブ・ロンドンにある重要なビルのひとつです。このビルは現在、バルチック海運取引所(セント・メリー・アクス通り24-28番地)の跡地に建っています。

 

1992年にロンドンで発生したIRA暫定派(PIRA)による爆破テロにより、この歴史的建造物は大きな被害を受け、政府は新しく「ミレニアム・タワー」という高層の(92階建て)取引所センターを計画・建設することを余儀なくされました。しかし、現実的でないため、この計画はすぐに中止されています。

 

新しいビルは高さ180メートル、41階建てで、ロンドンで最も広く知られた現代建築の例となりました。

 

7. アルダー本社ビル

アルダー本社ビルは、アラブ首長国連邦のアブダビ首長国のアル・ラハにある円形のビルです。この建物の形状は、斜めに配置された鋼鉄のグリッド構造によって実現されています。この形状は、古代ギリシャの神殿(トーロス)からヒントを得たと考えられています。円形のデザインは統一性と安定性を表しており、始まりも終わりもない無限性、完全性の象徴でもあります。

 

6. カルロ・サンタンブロージオによる「ガラスの家」

サンタンブロージオ・ミラノによる透明な住宅コンセプトは、世界中のほとんどどこにでも建てられるように設計されています。この家は、「スノーハウス」という名前のとおり、一般的に寒冷地を想定したもので、厚いガラス板を使用しています。

 

これは、より大きな荷重、すなわち雪による荷重に耐えることができ、内部の断熱にも役立ちます。ガラス張りの建物全体は通常、6ミリの青色着色ガラスパネルで覆われています。家具や備品までもがガラスで作られているのです。

 

5. オランダ音響視覚研究所

オランダ音響視覚研究所は、オランダのヒルヴェルスムにある文化歴史機関です。メディア関係者、テレビ番組、教育、科学、一般市民など、様々なソースからオランダの視聴覚遺産を収集・保存しています。

 

さらに、視聴覚アーカイブ、デジタル化、メディア史の様々な分野における知識を開発し、広めています。建築家ウィレム・ヤン・ノイテリングスとミヒエル・リーダイクによって設計されたこの建物は、世界で最もカラフルでドラマチックなガラス張りの建物のひとつです。

 

4. サン=クルーのスポーツ・レジャーセンター

フランスのサン=クルーにあるスポーツ・レジャーセンターは、大胆な色使いとモダンなキュビスムデザインが調和した印象的なガラス張りの建物でありながら、非常に使い勝手の良い貴重なスペースです。サン=クルーの若者のために設計したKOZ Architectsは、この空間を楽しいものにしており、内部の様々なスポーツ施設に最大限のスペースを活用しています。

 

3. 神奈川工科大学KAIT工房

日本の神奈川工科大学KAIT工房は、屋内にいながら屋外で仕事をしている感覚に最も近いと言えるでしょう。床から天井までガラス張りになっているため、この建物は無重力状態でエレガントに見えます。完全に透明なスタジオと作業スペースは、学生たちが自然と途切れることのない空間を感じることを可能にしています。

 

2. クリチバ植物園

クリチバ植物園は、ブラジル、パラナ州の州都クリチバ市にあります。この植物園は、噴水、滝、湖に囲まれたフランス風の庭園になっています。主要な温室はアールヌーボー様式の金属構造で、19世紀半ばにロンドンにあった水晶宮から強いインスピレーションを受けています。

 

1. 中国の国家大劇院

国家大劇院は、中国古来の伝統的建築物の中で、中国でも数少ない現代建築の最高傑作のひとつです。この多機能劇場は、北京の天安門広場と人民大会堂の近くに位置しています。

 

建物は全体がチタンアクセントのガラスでできており、四方を人造湖に囲まれています。建築家ポール・アンドリューによって、一目でそれとわかる象徴的なものとして設計されました。

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