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知っておきたい! 南極大陸に関する25の興味深い事実

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本記事は、25 Most Interesting Antarctica Facts You Should Know
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約5分57秒

南極大陸はかつて、現在のアフリカ、オーストラリア、南アフリカ、南米、インド亜大陸からなる超大陸「ゴンドワナ大陸」の一部だったことをご存知でしょうか? 実は、現在の南極大陸は、約1億6千万年前に始まった大陸の分裂がもたらしたものなのです。

 

ゴンドワナ大陸から大きな大陸の塊が1つ1つ分離していき、南極大陸が孤立していく過程は非常にゆっくりしたものでした。最初の永久氷床は、3300万〜3400万年前の古第三紀に出現し始めました。

 

南極大陸は概して、地球上で最も寒く、風が強く、乾燥している地域です。また、南極大陸には永久氷床が存在するため、北極点や北極とは区別されます。この記事では、南極大陸の最も興味深い事実の一部を紹介します。

目次

25. なぜ南極大陸と呼ばれるのか?

南極大陸という名称は、ギリシャ語の「antarktike」(ローマ字表記)に由来しており、これは「北極または北の反対側」という意味です。

 

ちなみに、「北極」という言葉の起源もギリシャ語で、「熊の近く」という意味を持っています。ここで「熊」は、大熊座(Great Bear)または小熊座(Little Bear)のどちらかを示しています。

24. 最後に発見された世界の地域

南極大陸
画像出典:NASA

 

南極大陸は、その極端な立地条件から、地球上で最後に発見された主要な地域です。1820年、ロシア海軍の2隻の船が探検中にフィンブル棚氷を発見するまで、南極大陸の存在は確認されていませんでした。しかし、南極大陸に初めて上陸したのは、1895年にノルウェーの研究者チームによって組織されたものでした。

23. 南極大陸という名称の長い歴史

「南極大陸」は、1890年にイギリスの地図製作者ジョン・G・バーソロミューによって正式に命名されました。しかし、この名称を、特に同じ文脈で使用したのはこれが初めてではありません。

 

紀元前350年頃、アリストテレスが著書『気象学』の中で、南の高緯度地域に未発見の陸地があると推測しただけでなく、それを「南極大陸」と名づけたのです。

22. 巨大な大陸

南極大陸は全体で1400万平方キロメートル以上あり、地球上で5番目に大きな大陸です。これはアメリカとメキシコを合わせた面積に相当し、ヨーロッパの約1.3倍にあたります。

21. 世界の淡水の約70%を保有

北極に沿った6つの大陸は、地球上に存在する氷の10%を占めているに過ぎず、残りは南極の氷床に集中しています。南極の氷床は、地球上の淡水の約70%を保持する、地球上で最も大きな氷の塊です。

 

もし、南極の氷床がすべて一度に溶けたとしたら、世界の海面は60メートル以上も上昇する破滅的な事態になります。しかし、南極の気温は一年中氷点下であるため、そのような事態は起こりえません。

20. 南極大陸は外来種を持ち込まない方針をとっている

1980年代に南極条約環境保護議定書が発効され、南極大陸からすべての外来動物が排除・禁止されました。外来種の動物が伝染病を媒介し、野生動物の危機を招くことが懸念されたからです。

 

しかし、1994年4月以降、犬が大陸から排除されました。南極探検の初期には、犬は移動手段(そり犬)として広く利用されていました。1911年、ノルウェーの探検家ロアルド・アムンゼンが初めて犬を使い、南極点に到達することに成功しています。

19. ここでは隕石が大量に発見される

数千年前に南極大陸に落下した隕石は、その上に積もった雪と氷のシートにより、そのままの状態で残っています。風食により、現在ではこれらの隕石が地表に姿を現しています。

 

ここで見つかる隕石の多くは小惑星からのものである可能性が高いのですが、火星隕石ALH84001【1984年に南極大陸で発見された】のように、太陽系内の他の惑星から飛来したことが分かっているものもあります。

 

これらの宇宙石のおかげで、研究者は彗星や小惑星、さらには太陽系初期の歴史についてより深く研究することができます。南極大陸で最初の隕石は、1912年のオーストラリア南極探検隊でフランシス・ビッカートンによって発見されました。

18. 先住民のいない唯一の大陸

1903年、スコットランド国立南極探検隊が建てた「オーモンドハウス」

 

南極大陸は地球上で唯一、先住民がいない大陸です。しかし、1980年代後半から、多くの研究者や科学者が常時居住するようになりました。

 

南極大陸では約30の主権国家が約70の研究施設を運営しており、その多くには、年間を通じて人が常駐しています。

 

この大陸で行われる実験のほとんどは、地球上の他の場所ではできないため、この大陸は地球上で最も重要で生産的な研究場所の一つとなっています。

17. オゾン層破壊はここで発見された

生物学、物理学、海洋学、気象学、天文学など、ほとんどすべての科学分野の研究者が南極大陸に強い関心を寄せています。1970年代以前は、プレートテクトニクス【地殻の表層が板状をなして動いているという学説】、特異な野生生物、氷河の形成などに関する研究が中心でした。

 

70年代以降になると、地球温暖化によるオゾン層への影響を解明することに重点が置かれるようになりました。1985年、イギリスの地球物理学者チームが南極上空でオゾン層に穴が開いているのを発見したことが、最も大きな発見でした。

 

2006年、NASAとNOAA(アメリカ海洋大気庁)は、南極上空のオゾンホールが275万平方キロメートルに及び、過去最大であると発表しました。

16. 南極大陸は今のところ、失われる氷よりも増える氷の方が多い

1957年から2006年までの南極大陸の温暖化傾向
画像出典:NASA

 

2009年にノルウェー極地研究所が発表した報告書によると、北極の海氷が著しく減少しているのとは対照的に、南極の氷の面積は過去数十年で増加していることが明らかになりました。

 

この驚くべき発見は、NASAが行った、より新しい研究によって裏付けられ、大陸の大部分は地球温暖化によって失われた氷よりも多くの氷を増やしていると結論づけられました。

 

研究者たちは、南極の氷床が1992年から2001年まで毎年およそ1120億トンの氷を増やしていたことを発見しました。2003年から2008年の間には、その量が年間820億トンになりました。

 

しかし、この研究は、南極が現在の速度で氷を失い続けるなら、おそらくこの長期的な増加を逆転させるのにそれほど時間はかからないだろうとも指摘しています。

 

基本的な事柄

15. 標高4,892mのマウント・ビジョンは、南極大陸で最も高い地点です。

 

14. ペンギンは、南極の海の生き物として重要な役割を担っています。

南極大陸には多くの種類のペンギンが生息していますが、南極の冬に繁殖するのは皇帝ペンギンだけです。

皇帝ペンギンの群れ
画像出典:Christopher Michel/Flickr

 

13. エミリオ・マルコス・パルマは、南極大陸のエスペランサ基地で生まれた最初の人間です。

両親がアルゼンチン人であったため、後にアルゼンチン国籍を取得しました。エミリオの後、10人がここで生まれました。

 

12. ロス棚氷は、南極大陸の沖合に広がる厚さ数百メートルの浮氷です。

面積は500,809平方キロメートルで、スペインとほぼ同じ大きさです。

 

11. 南極大陸最大の研究施設であるマクマード基地には、研究者や訪問者を含め、一度に1,200人以上が居住することができます。

 

10. 1983年7月21日、南極のボストーク基地(ソ連時代の研究施設)で、地球上で最も寒い自然気温(摂氏約-89.2度、華氏約-128.6度)を記録しました。

 

9. 2010年、南極の氷に埋もれた、グランドキャニオンに匹敵する巨大な裂け目が発見されました。

発見当時、研究者はこの裂け目(まだ命名されていない)の幅を9km以上、長さを100km以上と推定していました。しかし、その実際の広がりはもっと大きい可能性があります。

 

8. 南極大陸のドライバレー地域は、マクマードドライバレーとも呼ばれ、おそらく地球上で最も乾燥した場所です。

この地域の特徴は、湿度が非常に低く、氷に覆われていないことです。また、ドンファン池は、アッサル湖や死海よりも塩分濃度が高い超塩湖です。


ランドサット7から見たマクマードドライバレー
画像出典:NASA

 

7. ヴィダ湖は、マクマードドライバレーにある12の超塩湖の一つで、2002年にその深部から少なくとも2800年前の凍結微生物が発見され、世界中のメディアから注目を浴びました。

凍結によって保存された微生物のDNAを採取することができたという、注目に値する発見でした。

 

6. 南極大陸東部にあるガンブルツェフ山脈は、厚い氷の下に完全に埋もれています。

標高は約2,700mで、1,000km以上にわたって広がっていると考えられています。

 

5. 2012年に発表された研究によると、西南極は世界で最も温暖化が進んでいる地域の一つです。

この地域の年間気温は、1958年から2010年にかけて2.4±1.2℃上昇したことが明らかになりました。

 

4. 南極の氷の下には数多くの氷河湖も隠れており、その中でも最大のものはボストーク湖です。

3km近い厚い氷の下に埋もれており、1996年にロシアのボストーク基地の真下で発見されました。面積、体積ともに世界最大級の湖です。

 

3. 南極大陸には、複数の活火山があることが知られています。

そのうちの一つで、おそらく最も有名なのが、ロス島にあるエレバス山で、地球最南端の活火山です。


1955年、USSウィアンドットから撮影されたエレバス山の画像
画像出典:アメリカ海軍

 

もう一つの活火山は、デセプション島にある、あまり知られていない火山です。1967年と1969年に突然噴火し、近隣の複数の研究施設に大きな被害をもたらしました。

 

2. 2004年、北米の研究者チームが水中の調査中に海底活火山を発見しました。

 

1. 南極にあるアメリカのアムンゼン・スコット南極観測所には、地球上で最大かつ最先端のニュートリノ観測施設「アイスキューブ・ニュートリノ観測所」があります。

2013年、この観測所は地球から約37億光年の距離にある天体から小さなニュートリノ・バースト【放射】を報告し、この天体は恒星状天体 TXS 0506+056 と同定されました。

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