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アップデートは頻繁に!WordPress5.5版を賢く使いこなす

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本記事は、 Should You Use WordPress Auto Updates?
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約3分31秒

WordPressを常に最新のコア、テーマ、プラグインの状態に保つのは簡単なことではなく、Webデザイナー、Webサイトオーナー両者にとって何かと悩ましい作業です。コンポーネントによっては最新版がかなり頻繁にリリースされますが、それらには新しい機能の追加だけでなく、重大なバグやセキュリティの改善も含まれまています。

 

管理するWebサイトが増えるほど、全てを管理するのが難しくなっていきます。これらの問題を改善しようと試みたのがWordPress5.5版です。

 

WordPress5.5版では、プラグイン、テーマ両方に自動更新機能が導入されており、Webサイトを最新版のリリースに自動で対応するように設定できます。これは、利便性と安全性において大きな一歩となりました。しかし、全てが完璧というわけではなく、機能的縮小も招きます。以下、5.5版を導入するべきかどうか検討するポイントについて紹介していきます。

 

 

WordPressの更新を怠ることで起きる問題

テーマ、プラグイン更新に関する身近なシナリオを考えていきましょう。

 

1時間もしないうちに新たなリリース

更新されたプラグインやテーマをインストール後、数時間後には新たな更新がリリースされていたなんてことに遭遇したことはありませんか。通常これは最初のリリース時に予測していなかったバグがあった場合に起こります。開発者はユーザーによる報告、もしくは自身で問題を発見しているようです。

 

アップテートがWebサイトにもたらす不具合

一方で、バグは広範囲に及ぶものだけを指しません。アップデートしたものと連動して特定のプラグインやテーマを使用している場合にのみ影響がある場合もあります。このような場合、開発者の目には触れないため、不具合はすぐには解消されません。いずれにしても、自動更新はWebサイトに問題を引き起こします。小さな、一時的な不具合かもしれませんし、より深刻である場合もあります。サイズやソフトウェアの範囲に関してはあまり問題ではありません。このような状況はプラグイン、テーマの製作者に多かれ少なかれ起こります。確証はないのです。

 

バグのあるコードだけが問題をはらんでいるわけではありません。手動でアップデートの適応を行う際に時に、上手くいかない可能性もあります。通常、FTPでプラグインを再インストールする必要が有ります。では、自動更新が失敗した場合はどのようなことが起こるのでしょうか。

 

自動更新の失敗は、更新結果を人が直接確認するわけではないためより厄介です。毎日サイトの状態を確認することができない多忙なWebデザイナーやWebオーナーが気づかないうちに問題が生じているなんてことも起こりうるのです。

 

しかし、ポジティブな側面に目を向けると、WordPressはアップデートが完了した際にはサイトの管理者宛に通知メールを送ります。メッセージを読む時間を割く必要は有りますが、少なくともサイトを確認するきっかけにはなるでしょう。

 

 

 

どこにアップデートを適用するかは選択できます

自動更新は全く融通が利かないシステムではなく、管理者はどのテーマ、プラグインにアップデートを適用するか自身で選択することができます。

 

プラグインにアップデートを適用するには、Plugins > Installed Pluginsから行えます。自動更新の無効化の設定もこちらで行えます。このリンクの中から自動更新を適応するプラグインを選択してください。

 

 

テーマの自動更新適用に関しては Appearance > Themesから行えます。自動更新を無効にする際も同じく。

 

 

WooCommerceのような手動更新が好ましいミッションクリティカルなものに、この機能は推奨されています。一方、重要性がそれほど高くないプラグインに関しては自動更新が安全と言えるでしょう。

 

 

WordPressの自動更新はどのような場合に向いているのか

上記でも述べましたが、WordPressで作成したWebサイトのテーマやプラグインを最新の状態に保つのは簡単なことではありません。自動更新を特定のアイテムに適用するには考慮しておきたいことがいくつかあります。:

 

サイト管理者のThe Availability of a Site Administrator

クライアントからWebサイトの管理を任されている場合、自動更新は避けるべきでしょう。手動で更新を適応後、確認を行うほうがより実用的で信頼性があります。自動更新機能を無効化し、自身で管理するのが賢明です。

 

一方で、クライアントが技術音痴な場合は、自動更新の適用が良いでしょう。確かに、問題が一つや二つ生じることもあるでしょう。しかし、更新を行った場合のセキュリティの脆弱性に比べると、大したことではありません。

 

テーマの追加・時短プラグイン

Webサイトで複数のテーマ適用することは、決してめずらしいことではありません。WordPressの場合、使用するかどうかは別として、デフォルトのテーマが存在します。使用しないテーマを取っておくことについては賛否両論ですが、自動更新を適用することで安全性を脅かすリスクは軽減されます。同様に、プラグインに関しても一定のタスクに限り機能する例もあります。推奨された方法ではないですが、それでも尚自動更新を行うことをお勧めします。

 

 

 

さいごに

Webプロフェッショナルにとって、WordPressのテーマ・プラグインの自動更新は必ずしも魅力的ではありません。新たな機能が引き起こす可能性のある問題について考えてしまいがちであるからです。しかしながら、便利な一面もあるためWordPressに熟知していない人一部のWebサイトオーナーにとってWordPress5.5版はまさに求めていたものでしょう。

 

リスク以上のメリットがあります。他のWordPressの機能のようにソフトウェアは。現状維持でも構いませんが、自動更新に何かしら惹かれるものがあれば取り入れてみましょう。

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