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COVID-19の真っ只中、ソーシャルメディアに投稿する最適な時間帯はパンデミック以前からどう変化したのか

Sprout Social

本記事は、How COVID-19 has changed social media engagement
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約7分19秒

今年度の初め、私たちはソーシャルメディアに投稿するベストなタイミングについての最新情報を、通常アップデートとして紹介しました。このアップデートの配信とほとんど同じ時期、たくさんの個人や団体がリモートワークを始め、各自のスペースに避難するような形で、COVID-19の拡散を防ぐため個々の行動を変えてきたのです。

 

毎日の生活習慣は一夜にして変化し、たくさんの人々のパーソナルライフ、そしてワークライフがオンラインへと転換され、ソーシャルメディアが今までよりさらにつながるための重要なツールとなりました。

 

これらの変化を通して私たちは、2万人以上の顧客データからソーシャルメディアの使用方法がこの間にどう変化したのか、調査してきました。あなたもこの情報を活用し、この世界的パンデミックが起きる中、ユーザー層の優先順位や興味がどう変化したのか把握し、自身のソーシャル戦略をアップデートしてみてください。

 

チームやソーシャル管理者の COVID-19に対する反応を上手くコントロールするため、Sproutの全リソースをチェックしてみましょう。先ほどお話したソーシャルメディアに投稿するベストなタイミングに関して、個々のアカウントレベルで一番エンゲージメントの見込める時間を決定してくれる、SproutのOptimal Send Timesがこの情報を手に入れている私たちの方法です。 Optimal Send Timesを利用し、コンテンツカレンダー調整での悩みを解消する方法を知るためには、Sprout Socialの30日無料トライアルをお試しください。

 

COVID-19に対する反応がどのように人々のソーシャルメディア上の行動を変化させたかを知りたい方は、このまま読み進めてください。

 

 

COVID-19はソーシャルメディアでの最適な投稿タイミングをどう変えたのか

 

私たちは、2020年4月中旬を通しての最新データをお見せするため、ソーシャルメディアに投稿するベストなタイミングについての年間レビューのデータを引き抜きました。全体的に、人々の仕事や私生活がオンライン第一へと転換するにつれ、投稿のベストタイミングにも多少変化が見られたのです。中には、2019年から2020年への行動変化と比べても、ここ数週間での変化の方が大きく見られるケースもありました―ここからネットワークごとの詳細を説明します。

 

注意:Sprout Socialからのデータは、業界や位置など様々なプランタイプからのユーザーを含んでいます。全ての時間枠はC.S.T.で記録されています。エンゲージメント数は、1時間の間、特定のチャンネルでブランドが受ける合計のエンゲージメントのことを指します。

 

Facebookへの新しい投稿タイミング

 

Facebookに投稿する最も効果的なタイミングは、以前、水曜日午前11時と午後1時から2時で、全体を通して水曜日がピーク日でしたが、更新された評価を見ると、全平日を通して活動が一貫して高いことがわかりました。Facebookに投稿するベストタイミングは、最近、月曜日と水曜日と金曜日の午前10時から11時です。結果をみると、他の時間帯に比べて午前11時が多少より活発だということが明らかになりました。

 

それでも平日も土日も午後5時以降は、大幅な減少が見られ、リモートワークの人々は様々な家事や家族のニーズをこなしていますし、多くの場合で、一般的に勤務日が終わる時間の後にそれらの要求が高まることが背景にあるようです。

 

Instagramへの新しい投稿タイミング

 

Facebookと同じように、Instagramへの以前の評価から、週を通してのピークの時間帯は現在広がっています。以前は、水曜日午前11時と金曜日午前10時から11時が投稿のベストタイミングだと認識されていました。現在は、とても忙しい平日や勤務時間帯を考慮しても、月曜日と金曜日の午前11時と火曜日の午後2時がInstagramに投稿するベストなタイミングだというのが見て取れます。

 

さらに、Instagramに対する私たちの以前の分析から、活動は早朝から夜遅くまで一貫していましたが、現在その活動は午後6時以降の確実な減少と共に勤務日により集中しているようです。逆に、以前最も効果のないとされていた日曜日を含む土日が現在、午前9時から午後5時までかなり活発になっています。人々は、より携帯を中心としたネットワークとして、エンターテインメントや気晴らしの源としてInstagramに大幅に時間を費やしているようです。

 

Twitterへの新しい投稿タイミング

 

Twitterの利用パターンは、COVID-19以前と以後を比べてもより一貫性が残ります。これは、ニュースを素早くチェックし、異なる地域のロックダウンや自粛対処法などの役立つ公共情報を広める方法としての、今でも継続されるプラットフォームの使い方に理由があるようです。

これに関わらず、やり取りのタイミングは2020年4月に評価したときから多少の変化を見せています。以前は水曜日と金曜日の午前9時だったところ、Twitterに投稿する最近の最も効果的タイミングは金曜日午前7時から9時の間で活動のピークを示しています。

 

LinkedInへの新しい投稿タイミング

 

LinkedInがプロフェッショナルな方向性を持つネットワークなことから、大部分での行動に変化が見られなかったことも驚くことではありません。Twitterのように、投稿のベストタイミングは多少変わりました:一番のタイミングが水曜日の午前8時から10時と正午、また木曜日の午前9時そして午後1時から2時、金曜日の午前9時だったのに対して、LinkedInの現在のベストタイミングは水曜日の午後3時、木曜日の午前9時から10時、そして金曜日の午前11時から正午となっています。

 

また、平日でのやり取りに対する時間帯も今となっては始まりも終わりも少し早まっています。以前に記録されているよう、活動は午前7時ではなく8時に始まり、午後3時ではなく4時に終わっているようです。これは、通勤の間にアップデートを確認するような例を含み、リモートワークの勤務パターンへの変化に関係していると見られます。

 

 

ソーシャルメディア上のメッセージでのボリュームの変化

 

私たちは、メッセージや各やり取りのボリュームも計測し比較して、人々が‘新しい普通’へと生活を調節していく中、ものごとがどう変化したか(またしなかったか)Q1 2020から4月の初め2週間まで送ったものと受け取ったもの両方に注目しました。このデータから、ネットワークと業界部分両方を通して異なるやり取りのボリュームについて評価しています。

 

ブランドの行動がどう変化したか

 

全ての業界とネットワークを通して、Q1と2020年4月を比べたとき、1日の投稿の数は平均(0.2投稿/日のみの減少)と同じく変化はあまり見られませんでした

 

いくつかの業界からは、この間送ったメッセージのボリュームを増加していているのがわかり、特にヘルスケアとメディア、そしてエンターテインメントはどれも、人々がパンデミックに対する信頼性のある情報源とそのアップデートを探す中、最優先事項となり、エンターテインメントにおいては、気晴らしからソーシャルディスタンスをする中でのインスピレーションの源として見られるようになったようです。

 

一方でこの間、中にはより厳しく投稿を停止する業界も見られ、スポーツや旅行関連は活動の自粛や通常のビジネスへの規制から、特に影響を受けていることが理由となっています。小売、消費物、そして教育に対するメッセージもさらに減少しましたがそこまで劇的ではないようです。

 

ネットワークによって公表されたメッセージ全てを見ると、ブランドによって配信される投稿は業界を通して平均より多少の減少を見せています:

 

Facebook:出ていく投稿は平均1.8投稿/日で減少

Instagram:出ていく投稿は平均1.9投稿/日で減少

Twitter:出ていく投稿は平均2.3投稿/日で減少

 

プラットフォーム上に出ていくこれらの変化は、状況が変わるにつれてブランドのコミュニティに最も効率的に貢献するためのコンテンツ戦略を再度評価し続ける必要から、予期できる内容です。同じように、2020年3月から4月にかけて、ユーザー層のソーシャルメディアとの関わるパターンにも変化が見られるようになりました。

 

COVID-19の中ユーザー層はブランドと関わっているのか

 

変化し続ける利用者パターンと共に、ネットワークを超えて投稿のベストタイミングが異なってきた中、ユーザー層がブランドとどうやり取りをしているのか、2020年4月中を2020年Q1と比べた際様々な変化が発見されました。

 

受け取るやり取りは全ネットワークと全業界を通して、一日ごとのやり取りが平均に対して44件増加しました。一投稿ごとのレベルでは、一日ごと一投稿ごとに7.3件の増加を見せています。

 

多くのケースでのやり取りの流行は、異なる業界で投稿のボリュームで発見されたものと関係しているようです。一日におけるやり取りの主な増加は消費物、ヘルスケア、メディアそしてエンターテインメントへ発生し、毎日の生活での基本的な側面が劇的に変化するにつれて多くの人々の最優先カテゴリーになりました。

 

その他の業界にとっては、状況の変化によって必需品のくくりからは外れるので配信のボリュームも減少し、エンゲージメントも減少しました―主にスポーツ、小売り、法律そして非営利分野においてのケースに減少が発見されています。

 

エンゲージメントが向上する中、ブランドが受け取るメッセージは全ネットワークの平均を通して実際は1日ごと19メッセージ減少しています。4月の初めの2週間を2020年Q1と比べても、受け取るメッセージに増加を見た業界はありませんでした。平均より高い減少を見た業界は、非営利と小売、そしてスポーツでした。

 

ネットワークによって明らかになり、FacebookとTwitterどちらにもこの流行が見て取れることがわかりました:

 

・Facebookのコメントは一日ごと5.6減少しました

・Facebookのプライベートメッセージは一日ごと2.1減少しました

・Twitterの@メッセージは一日ごと16件減少しました

・Twitterのリツイートは一日ごと20.8件も減少しました

 

これらのやり取りの内、Twitter上のものは全業界を通して減少しました。Facebookでは、どの業界を通してもヘルスケア、メディア、エンターテインメントを除いてコメントが減少しました。Facebookのプライベートメッセージでは、メディアとエンターテインメント業界アカウントへのみのメッセージが増加しました。

 

Instagramでは、一日ごとのコメントに対して平均的に6.4件の増加が見られたと共に、受けとるメッセージのみに増加が見られました。Instagramのコメントボリュームへの変化の内、消費グッズ、メディアそしてエンターテインメントとソフトウェアは平均の増加より業界の一部がより高い増加を見せています。

 

このデータからわかることは、ユーザー層の毎日の習慣が変化すると共にソーシャルメディアでの行動がそれだけ素早く変化することを示しています。リモートワークと学校の間での注目点、活動における元のデバイス使用率と規制による変化のパターンを転換するということは、たった数週間での成り行きでユーザー層がどうソーシャルとやり取りするかを大きく変えたのです。

 

 

これからは?

 

COVID-19に対する流動的な状況を受けて唯一確実なのは、次の数週間、数か月に亘りユーザー層の行動が劇的に変わり続けるだろうということです。2,3か月後私たちが見つけた主要なアップデートからわかることは、多くのブランドが2020年を通し定期的に戦略を見直し、優先順位をつける必要性が強調され、それが彼らの直面するチャレンジとなるということです。

 

業界やネットワークレベルでの発見は、どんなことを期待できるかのガイドラインとしてみることができますが、自身のブランドのデータをしっかり見て、成功に繋がるベストな機会を認識しておくこともまた重要です。ここで紹介したように、異なる業界はこのパンデミックに対する対応において劇的に異なる影響を目撃し、どんな規模のブランドも状況に対する個々の反応の複雑さについて考慮する必要が続いていくと思われます。

 

ソーシャルメディアのマーケッターは、ソーシャルデータを通して得られる豊富な内部情報を利用し、自身のユーザー層の感情や行動について自らの団体をアップデートし続けることができる機会が与えられてるのです。

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