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NASA vs SpaceXの違いを徹底検証 アメリカの宇宙開発に起きている変化とは?

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本記事は、NASA vs SpaceX – How Different They Are?
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約4分25秒

宇宙旅行という考えが浸透して以来、実際に人間が宇宙へ行くことが出来た国はわずか3カ国です。1961年4月、世界初の宇宙旅行を成し遂げたロシアの宇宙飛行士Yuri Gagarinは、ボストーク1号に乗って地球の周りを周遊することに成功しました。そのたった一週間後、アメリカの有人宇宙船フリーダム7号は、宇宙飛行士Alan Shepherdを乗せて初めて宇宙へと打ち上げられました。

 

一方中国は、2003年に初めて中国人宇宙飛行士Yang Liweiを乗せたShenzhou 5の打ち上げに成功し、彼は21時間以内に任務を遂行しました。それ以来、多くの宇宙機関が偉業を成し遂げてきましたが、NASAの成功に勝る企業はなかなか現れていません。

 

そんな宇宙開発競争の真っ只中、Elon MuskはSpaceXという民間の宇宙機関を立ち上げ、今日では業界のトップに立っています。NASAに匹敵する民間企業として、現在人々の注目を集めています。

 

SpaceXの立場は、NASAに対抗する存在でしょうか?それとも、共に力を合わせて人類の未来を明るく照らしてゆくのでしょうか?本記事では、両者の主な違いと将来について、また今後の宇宙産業の未来に関して取り上げています。

 

NASA vs SpaceX:まずはじめに

 

NASA(National Aeronautics and Space Administrationの略)は、アメリカの大統領Dwight D. Eisenhowerの国際宇宙法の署名を元に、1958年に設立されました。その中で、NASAの宇宙探査機は恒久的に”全人類の利益を目的とした平和に捧げられる”とされています。

 

1969年7月20日にアポロ11号が打ち上げられ、NASAが月面着陸成功の先駆けとなりました。

 

 

SpaceXは、2002年5月にElon Muskの独創的な計画によって誕生したものです。彼は、徐々に火星を植民地化して”人生をもっと惑星化する”という理論を持っていました。長年にわたる様々なインタビューの場で、地球上の人類の滅亡は不可避だ、と彼は主張しています。

 

将来何が起きるか?

 

NASAの実践している宇宙プロジェクトは、多方面から注目を浴びています。その中には、NASAとISROを結合させて二重周波数合成レーダー衛星を展開し、リモートセンシングを実現させるためのNISAR (NASA-ISRO Synthetic Aperture Radar)が、重大任務として含まれます。また、Wide-Field Infrared Survey Telescope (WFIRST)とEuclidには、ダークエネルギーを調査する権限が与えられています。

 

 

2006年、NASAは月面への恒久的な基地開発という大規模なミッションを発表しましたが、これは前大統領の Barack Obamaによって取り下げられ、その後は小惑星や火星への有人飛行とISSへの支援拡大に注力するようになりました。

 

NASAの見立てでは、2030年までは人類が火星へゆくことは出来ないだろうと言われています。

https://m.wsj.net/video/20110422/042211biginterview/042211biginterview_640x360.jpg

 

一方、実際の民間宇宙探査機であるSpaceXには、次なる目標があります。それは、繰り返し活用出来る打ち上げシステムの開発です。

 

Muskはまた、宇宙開発のコスト改善(最終的には10倍)も主な課題であると述べています。SpaceXで宇宙へ行くことはまだ不可能ですが、2〜4年以内には実現の兆しが見えています。

 

さらに、50〜100年以内には、10億人を火星へ連れていくことの出来る惑星移動システムが開発されるだろうとも言われています。今日の技術では、1人の人間を火星へ送り込むのに約100億ドルかかりますが。

 

予算問題

 

 

平均的に見て、1958〜2012年の間のNASAの年間予算は、国家予算の約1%です。アポロ計画が行われた1966年の短期間のみ、4.41%と予算分配が一時的に高くなっています。2015年度の財政状況によると、5.49億ドルの予算に加え、NASAはおよそ180.1億ドルを政府から支給されています。

 

2012年までの間、SpaceXは10億ドルの資金で約10年間宇宙開発を行なってきました。これには個人資本やMusk自身の1億ドル近い投資金が含まれています。残りは、長期打ち上げ契約と開発契約の支払いからきています。また、巨額の融資を含む政府と州の補助金も受け取っています。

 

2015年、SpaceXはGoogleとFidelityから10億ドル以上の資金を調達し、企業評価を約120億ドルまで引き上げました。SpaceXは2012年のIPO公開後に公表される予定でしたが、Elon Muskによって直ちに却下されました。

 

2019年にもなると、SpaceXの価値は330億ドルにまで上昇しています。公的機関ではないため、予算項目の内訳は非公開となっています。

 

実績

 

 

これまでのNASAの功績をあげたらキリがありませんが、簡潔にまとめたいと思います。かの有名なアポロ計画以外では、人類の月面着陸、Gemini(第2の有人飛行)Voyager、その他時代を先駆けた業績がさまざま挙げられます。

 

設立以来、NASAは100人以上の有人飛行と1000回以上の無人飛行を達成してきました。前回打ち上げられた有人飛行は、2011年のスペースシャトルです。直近の偉業では、2011年の火星探査機の打ち上げとその惑星での進行中の業務が挙げられます。

 

さらに、NASAが地球規模の気候変動に関する研究に貢献していることも忘れてはなりません。これが原因で、アメリカ政府との仲違いも生じています。

 

 

SpaceXの登場は比較的最近のことですが、すでに世界中の宇宙機関からは信頼が寄せられています。乗客輸送を目的としたFalcon Heavyと呼ばれる乗客ロケットの開発は、大変素晴らしい功績です。Dragonと名付けられた宇宙船も開発されましたが、人類の宇宙旅行を目的とした宇宙船への変更を余儀なくされました。

 

2010年、SpaceXは民間企業で初めて宇宙ミッションを達成しました。その5年後、第1ステージ上への環状ロケットの誘導着陸にも成功しました。また、海上実験でも同様の成功が報告されています。

 

2019年には、SpaceXは民間宇宙機関で初めて評価基準を満たした宇宙船を送り込み、ISSへの独自のドッキングを成功させました。Muskは世界規模の企業計画を公表し、繰り返し活用可能なロケットや2020年への展望を明らかにしました。

 

結論

 

NASAの宇宙ミッションの歴史は素晴らしく、我々の宇宙に対する理解度も今後ますます高まるでしょう。ベテラン企業がいるからこそ、身の回りの情報が新しく更新されていることは言うまでもありません。

 

この10年間は、NASAがアメリカの宇宙開発の土台を担っていました。ですが、Elon MuskのSpaceXが台頭してきた今、彼らの将来の活躍に目が離せません。その時NASAも、大きく体制が変わるでしょうか?

 

SpaceXが有人飛行や宇宙旅行の開発を進めていく傍ら、NASAは宇宙探査機の調査を続けていくべきだと多くの人は口を揃えます。あなたの意見はどうですか?一番良い方法は、一体何だと思いますか?

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