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アマチュア天文学者達の天文学への貢献がすごい!彼らによる14の大きな発見

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本記事は、14 Space Discoveries By Amateur Astronomers
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約6分40秒

アマチュア天文学は魅力的な趣味です。今日では、アマチュア天文家の貢献は認められており、私たちが現在知っている宇宙につながる多くの発見に貢献しています。その数は増えてきています。高度で費用対効果の高い望遠鏡やガジェットのおかげで、多くの人々が夜空に魅了されています。ここでは、現在に至るまで重要な発見をし、天文学に大きく貢献した12人を紹介します。

 

14位 アンドリュー・コンモン

 

アンドリュー・コンモンはイギリスのアマチュア天文学者です。彼は10歳の時に天文学に興味をもち、初めて望遠鏡を手に入れました。彼の専門は公衆衛生工学ですが、天体写真の分野での初期の業績で知られています。疑いがある方たちにとって、天体写真は天文物体を記録する唯一の写真技術です。

 

彼の最も有名な功績は、1880年と1884年の間のオリオン大星雲長時間露光です。彼が撮影したオリオン星雲の証拠写真は、このプロセスが、人間の目では見えなかった隠された特徴を発見できることを示しています。

 

13位 電波天文学

グロート・レーバーはアメリカ生まれのアマチュア天文学者で電波天文学の先駆者です。レーバーは無線通信士として働き始め、1933年から1947年までシカゴの様々な無線メーカーで働きました。その間、カール・ジャンスキーの功績に魅了され、彼は電波天文学領域で働くことを決意しました。

 

1937年、彼は焦点を、アンテナの上方8mに設置された無線受信機に合わせる直径9メートルのパラボラアンテナを使った電波望遠鏡の製作に成功しました。彼の最初の2つの受信機は宇宙信号を探知することに失敗しましたが、3回目の挑戦で成功しました。第二次世界大戦後、はくちょう座AとカシオペアAを最初に発見したことで、電波天文学上画期的な業績を残しました。

 

12位 ウィリアム・ブラッドフィールド

 

ウィリアム・アシュリー・ブラッドフィールドは多くの彗星を発見したことで有名なアマチュア天文学者です。彼の天文学上の功績をたたえるために、権威あるIAUの天文中央事務局の前ディレクターであるブライアンG・マースデンは、「18個の彗星を発見することは、どの時代においても顕著な功績であり、本当に素晴らしく、きっと今後誰にも達成できないでしょう。

 

さらに驚くべきことは、一度も他の発見者と発見が被ることがなかったのです。ビル・ブラッドフィールドは他の誰よりもエドガーウィルソン賞に値します。」

 

ウィリアム・ブラッドフィールドは、1927年に生まれ、ニュージランドのレビンにある酪農場で育ちました。そこで彼は徐々に天文学への興味を深めていきました。彼の最初の彗星発見(C/1972E1)は、1972年に新しい彗星を探し始めたたった1年後のことでした。6個の彗星発見に6年かかり、2004年までに全部で18個の彗星を発見しました。

 

11位 ジョン・ブロートン

 

ジョン・ブロートンは、世界で最も実績のある小惑星の発見者の一人です。彼の観測のほとんどは、オーストラリアのクイーンランドにあるリーディ・クリーク天文台で行われました。ブロートンは、1997年から2008年の間に800個以上の小惑星を発見したマイナー・プラネット・センターの責任者です。小惑星に加えて、2つの彗星といくつかの地球近傍天体(NEOs)も発見しています。

 

10位 1995年 アラン・ヘイルとトーマス・ボップ彗星

 

ヘール・ボップは1990年代後半に地球の近くをうろついており、近日点は1997年の異常に明るい彗星でした。それは、北極で最も壮観で、肉眼で1811年のグレート彗星の2倍の約18か月間見ることができました。

 

この彗星は、アメリカの2人のアマチュア天文家によって初めて単独で発見されました。アラン・ヘイルはニューメキシコで、トーマス・ボップはアリゾナでそれぞれ発見しました。その際に、アラン・ヘイルは天文学の博士号を取得していますが、両者はアマチュア天文学者と見なされました。トーマス・ボップは、アマチュア天文学者です。

 

1995年7月23日、2人はMessier 70 クラスターをそれぞれ別の場所で観察していました。それぞれ、そこにあるはずのない異常なものに気が付きました。数時間の間、動くスピードからそれが彗星であると気が付きました。

 

どちらもこの目撃をIAU(国際天文機関)の天文伝送中央事務局へ提出しました。余談ですが、ヘール・ボップ彗星が地球に接近した際、サンディエゴのカルト教団「ヘブンズ・ゲート」に所属していた約40人の人々が集団自殺しました。

 

9位 2013年 牧場からの銀河

 

2002年、シドニオはオーストラリアの「ストロングマン」サーキットの常連として活躍していたが、子供の頃に熱中していた天文学に戻りました。2013年、オーストラリア、キャンベラの牧場からNGC253ちょうこうしつ座銀河を観察している際に、シドニオは小さく、細長い一斑に気が付きました。

 

後で調べてみると、どの参考図にも描かれておらずプロ天文学者に発見されていないことに気が付きます。更なる研究の結果、それは新しい矮小銀河であると判明し、検証の結果NGC 253 dw2と名付けられました。それは、NGC 253の160,000光年先に存在します。この距離は大マゼラン雲と地球の距離と近しく、NGC253の重力に簡単に巻き込まれてしまうほどの距離です。

 

このような矮小銀河の発見は、大きな銀河は小さな銀河から形成されるという理論を視覚的に証明するものとして、天文学者にとって重要な意味を持っています。この矮小銀河は、巨大な近くの銀河によって破壊される過程を通じて生成されています。

 

8位 1781年 天王星

フレドリック・ウィリアム・ハーシェルはイギリスの天文学者かつ望遠鏡制作・設計者で、1781年に天王星を発見しました。彼は、後に天文学者として尊敬されるようになりましたが、天王星を発見した当時は、決してアマチュアではありませんでした。

 

「二重星」を探し、夜空を調査している際に、彼はとても不思議で予想外のものを発見しました。ケバケバした円盤の見た目から、彼はそれが彗星だと考えました。しかし、更に数日観察を続けると、その物体は彗星にしては動きが遅すぎることと、実際、当時一番遠い惑星とされていた土星より遠くに位置していることに気が付きました。

 

その時、彼はまだその物体を見ることができるのなら、それは新しい惑星に違いないと考えました。この発見の後、ハーシェルはまずその惑星を彼の恩人である「ジョージ王3世」と名付けたいと思いました。しかし、結局土星の神話上の父親である天王星として、他の惑星の命名規則に合わせて命名されました。

 

7位 2009年、2010年 木星の傷

 

2009年7月19日、アントニー・ウェスリーがバックヤードに座って空を観察していると、後に地球位のサイズだと確認される、木星の表面に穴を発見しました。この発見時、彼はNASAに「傷」の写真を報告しました。

 

彼の発見について、天文学者と科学者たちの間でこの傷は彗星の結果なのか小惑星なのかで討論が起こりました。この発見の以前、このような比較的小さいサイズの天体衝突が地球上で観測できるかどうか、科学者たちは確信していませんでした。

 

6位 2015年 エマニュエル・コンセイユの新クリスマス星

 

クリスマスの日、アマチュア天文学者のエマニュエル・コンセイユはオンライン観測所「Slooh」を通じて、さんかく座銀河に新しい星を見つけました。

 

新星は白色矮星が隣の恒星から水素を奪うことで急激に明るさが増すことで発生します。彼の発見で、コンセイユは星わクリスマス前には存在しておらず、爆発がクリスマスに起き、新クリスマス星が誕生したことを示していると明らかにしました。

 

5位 2012年 アマチュア天文学者による42個の惑星発見

 

アマチュア天文家のグループが、NASAの探査機の助けを借りて、実際に生命を育む可能性のあるジョビウス型惑星を含む、それまで知られていなかった42の惑星を発見しました。全部で40のアマチュア天文学者がクラウドファンディングの「プラネットハンターズ」プロジェクトによって、15の生命があるかもしれない惑星を含む、新しい惑星候補を発見しました。

 

このグループは、木星の大きさの「PH2 b」と名付けた惑星も発見しており、その親星の移住可能ゾーン(ゴルディロックスゾーン)を確認済です。科学者たちは、ゴルディロックスゾーン(惑星が呼吸可能な大気と液体の水両方を持てる、惑星と恒星の理想的な距離)に位置する星たちは、移住可能ゾーンになりやすいと提唱しました。

 

4位 2016年 木星への小惑星衝突

 

宇宙科学者や天文学者にとって地球の父親である木星が定期的に彗星や小惑星の衝突を最も受けていることは衆知の事実です。2016年、木星は再び小惑星か彗星の衝突を受けました。

 

その衝撃は2人のアマチュア天文学者、アイルランドのジョン・マッキーオンとオーストリアのメードリングのギレット・ケルンバウワーによって記録されていました。木星の衝突の正確な詳細を知るにはまだ早いですが、カリフォルニア州パサデナにあるジェット推進研究所のNASA小惑星専門家は、彗星ではなく小惑星である可能性が高いと述べています。

 

3位 2012年 四重星系

 

2012年、アマチュア天文学者の国際チームは、2つのペアで4つの太陽の周りを回る惑星を発見しました。最初は事象の1つとして報告されました。この惑星は、地球から5000光年離れた場所に位置し、イェール大学が中心となり、ボランティアで新しい惑星の兆候を探すプログラム、プラネットハンターに敬意を表して「PH1」と名付けられました。

 

PH1は2つの太陽を回っていて、さらにその周りを別の遠い星のペアが回っています。2つの星の連星系を周回する惑星は、わずか6つしか挙げられていませんが、どれもペアでは周回しません。NASAのケプラー探査機から送られてきた天文データによると、問題の惑星は2組の二重星の周りを回っていることが確認されました。

 

2位 2007年 ハニー・ヴァン・アーケルの宇宙の幽霊

少し前までは、「アマチュア天文学者チーム」は彼らの裏庭の望遠鏡をただ覗くだけのスターゲイザーを想起させました。しかし、今日では彼らは洗練されたデータや、Webサイト上に投稿されている観察によって収集した画像を分析しています。

 

2007年8月、インターネットの銀河の画像を研究している際、彼女は不思議な物体を発見しました。それは、明るくガス状で真ん中に明るい穴がありました。プロの天文学者や研究者たちは、彼女の発見を「宇宙の幽霊」と名付け、その独特な性質に魅了されました。

 

「宇宙の幽霊」は、高温ガスの雲に穴が開いたものと考えられており、近くのクエーサーの死にかけの残り火によって照らされています。彼女の発見は、広く評価され、特に他のアマチュア天文学者に称賛されました。

 

1位 2015年 黄色の宇宙ボール

 

2015年、NASAのスピリッツァー望遠鏡で取られた画像の詳細な研究を行っている際、ズーニバースプロジェクトのアマチュア天文学者グループが、不思議な「黄色いボール」に見える何かを発見しました。

 

更なる分析の後、研究者達は、巨大な星形成の初期段階だとしています。NASAは、これらの黄色いボールは、若い星と少し古い星の間の足りていない繋がりだと主張しています。

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