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デザイナーは何でもできる?グラフィックデザイナーにまつわる先入観がもたらす8つの誤解

LINE25

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本記事は、Stop Believing These 8 Myths About Graphic Designers
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約4分5秒

グラフィックデザイナーと仕事をしたことがあるかどうかに関わらず、グラフィックデザイナーの人柄や、彼らと仕事をすることに対し、いくらかの先入観を持つことがあるかもしれません。

 

グラフィックデザイナーであろうと何か別のプロであろうと、同僚やフリーランサーに対して決めてかかるのは賢明ではありません。不十分なコラボレーション、ミスコミュニケーション、また価格、締め切り、品質への誤った期待をもたらしかねないからです。人それぞれ個性があるようにプロジェクトもそれぞれ特色が異なります。先入観を持たずに新しいパートナーシップを築くことは非常に需要なのです。

 

またグラフィックデザイナーとしてのキャリアを検討しているのであれば、憶測ではなく、プロのデザイナーが仕事について語るべきことは何かを考えてみましょう。

 

 

#1誰でもグラフィックデザイナーになれる

 

ツールやプラットフォーム以外にも、DIYグラフィックデザインに近づけるためのグラフィックデザインのスキルと実践が学べるリソースは数多くあります。とは言うものの、デジタルエージェンシーがロゴ作成や、画像編集、情報画像の作成などに真のプログラフィックデザイナー、また経験豊富なデザイナーを雇わないということではありません。

 

誰もが皆、創造性や器用さ、忍耐力や知性を持ってグラフィックデザインソフトウェアを使いこなし、クライエントのビジョンをうまく実現化できるわけではありません。ソーシャルメディアマネージャやコピーライター、またインターンに作業の負担をかけることは作業の質を低下させ、納期を伸ばさせるだけです。

 

 

#2 デザイナーの手にかかれば何でも美しい仕上がりになる

 

グラフィックデザイナーの作る広告やバナーを見ると、その晴らしい仕上がりに、まるで魔法をかけたのではないかと思うかもしれません。しかし実際に魅力的な作品を作るには適切な要素が必要なのです。

 

グラフィックデザイナーが美しい作品を作るのに必要なものは元のグラフィック/イメージの高品質版と適切なツールの二つです。(Adobe suite, coraIDRAW,Photoshop 等) ぼやけたイメージを綺麗にしたり、初期ツールなしで作品を完成させるなど、グラフィックデザイナーができることは限られています。

 

自己の責任下にあるものをを認め、グラフィックデザインの世界で出来ること、出来ないことをよく理解しましょう。

 

 

#3 デザイナーはグラフィックを使ってなんでも出来る

 

「顧客は常に正しい」という概念は、グラフィックデザインの世界では通用するとは限りません。

 

プロジェクトに対するあなたのビジョンは現実的ではないかもしれません。世界的に名の通ったデザイナーを雇ったとしても、グラフィックやウェブサイト、画像内でできることは限られているからです。プロジェクトの価格が既に合意されている場合はなおさらです。デザイナーに自給額で支払いをしない場合、報酬が標準料金を下回るまで彼らはプロジェクトを進めなくてはならないのです。

 

テイクアウト:グラフィックデザイナーが出来ることは山ほどありますが、ラフィックや画像には操作できないこともあるのです。

 

#4 グラフィックデザインの仕事は速い

 

デザイナーでなければ、一見すると単純なタスクや、とりわけ大規模なプロジェクトに費やされる仕事の幅を理解するのは難しいでしょう。既にデザイナーと仕事をしたことがあってデザイナーの良し悪しの判断基準が見えているとします。それにはプロジェクトにかかる全ての要素やプロジェクトごとの違いを判断基準の要因に含めているでしょうか?

 

プロジェクトの理想的な納期期限を決める際に最も重要なのは、グラフィックデザイナーとのワークフローについての契約です。短納期を依頼したい場合、デザイナーはフルタイム雇用であるか、それに対する適切な報酬を支払わなければなりません。フリーランサーの請求書の一部を支払うことはできませんが、年中無休での対応は要求できます。

 

#5 デザイナーは皆同じ

 

雇用主/クライエントにとってデザイナーと仕事をする際、何が得られるのかを知っておくのは理想的ですが、これは非現実すぎます。デザイナーそれぞれ異なるバックグラウンドや経験、好み、デザインソフトウェア、住んでいる場所や作品を基準にした価格、コミュニケーションスタイルや信頼レベルなどを持ち、その違いが個性的なデザイナーを作り出しているのです。

 

 

非常に有能でクリエイティブですが内向的なデザイナーもいれば、勤勉だけれどデザインに想像性はありませんが、電話や対面でのブレインストーミングに優れているデザイナーもいます。あなたのニーズに合ったデザイナーを選ぶことが大切です。

 

#6 行動派と思想家

 

グラフィックデザイナー皆それぞれに個性があるように、経営者やマネージャーの好みもそれぞれ異なります。深くかかわっていくタイプを好む人もいれば干渉しないタイプを好む人もいます。積極的に業務に関わるタイプのリーダーを好む傾向がある人は、意思決定の役割を担いたがります。フリーランサーに細かい業務内容を提供し、彼らの創造性や工夫が入る余地をなくしてしまうのです。

 

ただし、実行ベースの仕事を任されているというだけで、プロジェクトの全体像を理解できていないということではありません。デザイナーにプロジェクトのアイデアを提供する機会を与えて別の観点を加え、プロジェクト成功に注ぐデザイナーの熱意を高めるのです。

 

 

#7 グラフィックデザイナーは高収入

 

多くのデジタル事業、特にグラフィックデザインのような技術的な仕事は現代的で時代の最前線です。高まるデジタルコンテンツへの注目はまさに現代の象徴と言えるでしょう。これにより人々はグラフィックデザイナーは高収入で、沢山の仕事が回ってくると思い込んでいるのです。

 

現実にそれは大きく異なります。デジタル専門職は競争の世界です。数分以内で雇用主は各国の才能に溢れた優秀なデザイナーつ繋がることができます。よって新進のデザイナーは大きなクライエントに影響を与えるようなポートフォリオの構築のため、長い下積みを積むのです。

 

 

#8 デザイナーの持つスタイルは一つだけ

 

「ポートフォリオにないのならそれはできないでしょう」この考えは優秀な人材を失う可能性が非常に高いです。

 

特定の経験を持つデザイナーを探すより、彼らがしてきた仕事の質に目を向けるべきです。なぜなら、もしデザイナーが常にクライエントが求めているものを捕らえた素晴らしい作品を作り続ける場合、与えられたコンセプトやデザインのスタイルに精通しているかに関係なく、彼らはプロジェクトのニーズを満たすため熱心に働くプロになる可能性があるからです。

 

周りからの理解を得るために、自分を追い込むような誤った傾向に屈してはいけません。深く掘り下げて自分自身を理解し、デザインプロジェクトやチームに個々の個性的なスキルを持ち込むのです。

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