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プロジェクトが上手くいかないのはあなたが頑固だから?悪い箇所を取り除き作業効率UPさせる方法を紹介

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Speckyboy is an online magazine for designers with its focus on sharing helpful resources, exploring new techniques, sharing useful tips, and inspiring you to build a better web.

本記事は、Doing Away With Bad Design Ideas and Moving on to the Good Ones
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約3分20秒

フィクション小説の世界によくある言い回しがあります:最愛の人を殺しなさい。あなたの愛する人々に実際に害を加えてと言っているわけではありません。最愛の人を殺しなさいというのは、あなたがページ上に書いていることに固執してはならない、という意味なのです。

 

何かが上手くいっていないときは―単語や文、またはページや章全体だとしても―成功を収めている小説インストラクターなら誰でも、シンプルにその部分は切り取って初めから書きなさいと言うはずです。

 

よくあるのが、心の奥底で欠点があるとわかっているのにも関わらず、後で直せるという希望を持ち作品を書き続けることです。そう出来る時もあります。しかし多くの場合でその希望は無駄になることが多いのです。

 

ここからは、そんな悪いデザインアイディアを素早く捨て切り、より良いものに移行するためのクリエイティブのプロが使う戦略について探っていきます。

 

ゴミの山へ

やったことある方もいるでしょう。楽しくプロジェクトに取り組み、全てが上手くいっている―と思いきや初めの壁にぶち当たります。色のチョイスがおかしく見えるのか;ターゲット層にしっくりこない内容なのか。

 

しかし、直ちにオペの手を止めてるのではなく、私たちはその“病気”がむしばむ様子をただ見ているだけで、やがてコントロールの力を持つ巨大なモンスターに育ってしまい、プロジェクト全体を乗っ取ることになります。でも心配しないでください;大丈夫ですから。そんな小さな問題がこんな大きなものに拡大するなんて思ってなかったでしょう。ですよね?

 

小さな声に耳を傾ける

私たちは、やがて醜い花の咲くとわかっている悪い種を植えたときは多くの場合で理解しているのです。数時間、数日、数週間、また時には何か月も前にその落とし穴を見つけることができます。

 

私たちの頭の中には、最初のミスをしたときに‘これでは上手くいかない’、と囁いてくる小さな声が存在します。それに耳を傾けるかどうかはまた別のお話です。

 

何かがおかしいと気付いたら、できるだけ早くスクラップしてやり直すことが肝心です。そうしなければ、それ以上に時間を無駄にして避けれられない事実を先延ばしにしてしまいます。個人的なプロジェクトと仕事上のプロジェクトを思い返しても、失敗した決断を切り捨てたくないと頑固になっていたせいで、必要以上に時間のかかったものがいくつあったかは数えきれません。

 

スピードがカギ

もちろん、あなたの作業の中で一番簡単なステップだと言っているわけではありません―むしろ逆です。ずっと作業し続けてきたものを突然捨ててやり直すのはつらいこともあります。肌に引っ付いてしまった絆創膏を剥がすように、必要なことを決行するには痛みが伴う場合もありますね。

 

しかし自分のプロセスが遅れてぐちゃぐちゃになるよりは、断然こちらの方がよいでしょう。そう思わないのであれば、絆創膏をゆっくり剥がそうとしたときのことを思い出してみてください。

 

ゆっくり剥がすほうが痛かったですよね?あなたのデザインを生き返らせる時も、素早く、鋭く、無情なアプローチが好まれます。

 

鋭い刃を使いなさい

今後、何か上手くいっていないなと思ったことに対して頑固になる自分に気づいたら、一度立ち上がり数分その場を離れてみましょう。もし可能ならもっと長くてもOKです―2、3日もすればどんなことに対しても新鮮な視点を得ることができるはずです。

 

信頼する人に意見を聞いてみましょう;きっとあなたが既に知っていた事実を確証してくれるはずです。2人目、3人目、15人目の意見を取り入れていて、全員が同じことを言っているのであれば、その時こそがメスを取り出し切り込みを入れるときなのです。

 

自分の作業に切り込みを入れるときは、どんなときでも痛みが伴います。クリエイティブなアウトプットに関しては独占欲が出てしまいますし、“傷つけたり”部分を取り除いたりに苦しみを覚えることもあります。残念ながらその感情に対してできることはないに等しいのです。クリエイティブ人材であるという人生の一部なのです。

 

それでもシンプルな傷は絆創膏を貼りやすいですし、複雑な傷より早く治ります。料理学校で将来のシェフたちが学ぶのは、自分の指を切ってしまったときは鈍い包丁より鋭い包丁の方がよっぽど良いということです。‘学ぶ’と言っても、何度も自分の指を切ってしまえば包丁を持つ前にその包丁を研がなくてはと考えるようになるという意味です。

 

即座に感じる安堵感

一度上手くいっていない箇所を捨ててやり直せば、その行為の利点に即座に気づきます。作業の効率もよりスムーズになり、前はわからなかった興味深いコネクションも見えてきます。

 

全体像が可視化され創造的な内部情報が見えてきて、思ったよりも早く作業が終わることが多くなるでしょう。予定より早く終わればあなたのクライアントや自分自身をも驚かせることができます。

 

今まで避けてきたけど、上手くいかない部分を切り取ればペースの掴めそうなプロジェクトが、少なくとも一つは思い浮かんでいるはずです。私も一つ思い当たります。

 

悪いアイディアを排除するということは、一度覚えたら忘れられる内容ではありません。“手術を決行”することに迷いを感じている際はいつでも、継続的な警戒が必要になります。

 

私たちクリエイティブな人材というのは頑固者で、仕事を正しい道に方向転換してくれようとしている声に耳を塞ぎがちです。私たちはどうしても、上手くいっていないことを廃棄して直すより、死ぬまで頑張ったり、魔法の力で直したりすればなんとかなるという考えに固執してしまうのです。

 

これは最悪なアイディアです。事実に直面できるよう学び、自分に正直になれるのが早ければ早いほど、あなたの作業の流れもスムーズになるはずです。

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