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Webデザイナーがフリーランスとしての働き方、案件の選び方を考える 安定か成長かどちらを取るか?

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Speckyboy is an online magazine for designers with its focus on sharing helpful resources, exploring new techniques, sharing useful tips, and inspiring you to build a better web.

本記事は、The Battle of Stability vs. Growth
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約3分33秒

フリーランサーや小規模デザインショップにとって最大の難関の一つが、安定したレベルの仕事を見つけることにあります。私たちは時として深く頭を思い悩ませることがあります。

 

そのため安定したプロジェクト提案をするクライエントを見つけることは私たちにとって大切なことです。請け負う仕事量やその利益において何を期待しているのか相手が把握してくれるのは、デザイナーにとって非常に嬉しいことです。その旨味を知ってしまえば、ついつい気楽なその道を進んでしまうでしょう。

 

でもここでは、新しいクライエントを求める必要がない場合を想像してみて下さい。それもまた良いと思いませんか?

 

しかし、このようなクライエントのアプローチは結果的に成長につながらないケースもあります。気持ちの上で安定は良いことですが、それが銀行口座のケースとなれば違います。

 

 

求めている機会を確実に得る

 

仮に十分なきっかけに恵まれていると、沢山の面白い機会に巡り会います。一貫した仕事量と安定した収入の面を考慮すると、時には人生を変えることさえあります。

 

しかし契約を結ぶか否かを決めるのは難しいことです。このようなきっかけからあなたのスケジュールが埋まり、更なるクライエントを得るチャンスがなくなってしまうのでしょうか?果たしてこれは、良いのでしょうか?悪いのでしょうか。

 

 

これら上記は理にかなった考えなのです。このような取決めは、フリーランシングであることが全てのアンチテーゼになっています。自分のキャリアをより高めるため、可能な限り沢山のクライエントを求めるのはよくある話です。

 

ここで問題なのが、私たちはただの人間にすぎないということです。仮に自分1人、または小さなチームで働いているとして、出来る仕事量には限界はあります。次なる大きなプロジェクトに向けて、物事をオープンにして安定性を重視しないことも出来ます。

 

 

しかしそこには、いつか出会う何かのために今の良い状態を犠牲にする可能性があります。かといってその何かに出会う確実性もありません。だからこそクライエントを求める前に、時間をかけて考える価値があるのです。つまりあなたの一定の判断基準を満たしている場合です。

 

 

 

 

 

安定性が意味を成す時

 

安定したデザインパフォーマンスを確かなものにするためには、いくつか考慮する点があります。初めに重点を置くべきは、あなたのビジネスの方向性にどのように影響をもたらすかです。

 

様々なクライエントとの仕事プロセス、つまりプロジェクトの進行や出来上がりにデザイナーは大きな楽しみを見出しています。このことから、長期間に渡って能力的なポテンシャルの小さい人達と作業をすることは多少窮屈に感じるでしょう。もし自身のビジネスが流動的に見える場合は、一度立ち止まっても考えても良いのです。

 

その他として、絶え間ない変化(この場合は収入の変化ではなく)は負担になります。私の場合、中高年になるにつれて一人のクライエントから次につながるような案件に興味がないことに気づきました。ですから、とにかく安定した作業案件に出会う機会があれば迷わず選択しました。

 

 

自身の向かう方向性が悪くないようであれば、あなたのニーズに合うプロジェクトに見つけることが課題になります。もし安定性を求める場合は、次のポイントを重視しましょう。

 

・あなたが楽しめる仕事タイプに合致しているか
・一貫した報酬と仕事量を提示する
・順調な作業手順のための詳しい工程を持つ
・無理のないペースで仕事を行なえるか

 

 

当然すべての機会が上記にあてはまる訳ではありません。しかしこの考えは、あなたが長きに渡って歩んだ(そして楽しんできた)自分自身を見つめることが出来る何かと接点をもつためなのです。

 

 

 

 

 

 

まだまだ成長出来る

 

少ない数の安定的なクライエントと仕事をすることは、収入の面となると限界的な要素になり得るという考えには誤解があります。自身の落ち度で窮地に追い込まれることはあっても、同時に成長し続ける可能性を秘めているのです。

 

仮に長期間に及ぶプロジェクトに集中しなくてはならない場合でも、決まりごとはないのです。代わりに、多かれ少なかれ確実性のある収入源を確立するためにクライエントを活用することが出来ます。言い換えると、仕事の規模や範囲によって収入が大幅に高まるような限られた数の新しいプロジェクトを推し進めることができるのです。

 

 

ですから毎回新しいプロジェクトに進むよりも、あなた自身の特性にあったプロジェクトを選び出せるのです。報酬が低く非常にストレスの溜まるクライエントと終了すると、収入が増えつつ気持ちの健全性を保てます。

 

 

別の言葉で言えば、収入として得る1ドルづつに思いを巡らす必要がないのであれば、その代わりにビジネスを大幅に向上させる何かに集中することができるのです。この点において新たなクライエントを得るために走り回ることはしばし非生産的です。奔走しても、得ようとする結果は同じなのです。

 

 

 

 

 

 

安定性と非安定性の両者におけるベストとは

 

長期的に安定したクライエントと契約するとなれば、これは非常に喜ばしいことです。実際、私は20年以上に渡りビジネスを続けています。この知識によって、多少時間がかかってもとしても最低限は収入を得て生活することができます。見た目の華やかさは求めていた機会でないとしても、それが正しいケースもあります。安定性は成長を抑制させるものではなく、成長の鍵となるのです。

 

 

新しいクライエント獲得のための悪循環に疲れているのであれば、別のアプローチ方法を考えてみましょう。あなたの求めていた境地に辿り着くかもしれません。

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