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【グラフィックデザイナーを目指すあなたへ】ポートフォリオを制作する時にやってはいけない、15のコト

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本記事は、15 Things NOT to Do While Creating Your Design Portfolio
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約9分2秒

グラフィックデザイナーにとって、ポートフォリオはあなたのアイデンティです。例えば就職活動において、採用担当者があなたのポートフォリオに費やす時間はせいぜい2-3分です。この短時間にあなたが才能あるデザイナーであることを印象づけるために、ポートフォリオはできる限りシンプルに作り込むことが重要になります。

 

実力を最大限にアピールするため、あなたはポートフォリオにこれまでの作品から厳選したものをレイアウトするはずです。これは当たり前のことなのですが、実は多くのデザイナー達が陥る罠/落とし穴であり、そこにあなたも陥る可能性があるのです。

 

採用担当者、クライアントや雇用主に、あなたが魅力的な人材であることを印象付けるポートフォリオを制作する上で避けるべき15のポイントをご紹介しますので、参考にしてくださいね !

 

 

 

 

1. イントロダクションに奇抜さは必要ない

 

 

 

 

ポートフォリオのイントロダクションに流行語や典型的な専門用語は使用しないようにしましょう!

 

採用担当者の視点で考えてみてください。多くの採用担当者はあなたと世代が異なるため、流行語や、難しい専門用語を知らない可能性があります。採用担当者は多くの履歴書やポートフォリオを短時間で見て判断する必要があるため、難解な用語で惑わせないようにしなければなりません。

 

イントロダクションは有意義かつ目立つものにしましょう。イントロダクションは多くのスペースを占めます。あなたのスキルを確実に伝えるために、このスペースを賢く活用してください。

 

 

 

 

2. “About” リンクを使わない

 

 

 

 

“About”リンクに重要な情報を記載しても、採用担当者がそれを見逃してしてしまっては意味がありません。たとえあなたのデザインが素晴らしくても、過去の作品が印象的であったとしても、“About”リンクを採用担当者に見てもらえなかったら残念ですよね? 

 

ポートフォリオがネット上で簡単に検索でき、あなたのプロフィールに接続でるほうが、“About”リンク経由よりもアクセス数を稼ぐことができます。ポートフォリオにはあなたのスキル、学歴、SNSへのリンクおよび連絡先等の情報を掲載しましょう!

 

もしどうししたらいいんだろう?と迷ったら、国際的な賞を受賞した有名なデザイナーのポートフォリオを参考にしてください。 デザインのインスピレーションを得るだけでなく仕事を得るためのコツや、インターネット上でポートフォリオを公開する効果的なスキルを学ぶことができます。

 

 

 

3. 複雑なレイアウトにしない

 

 

 

あなたの作品とディテールを簡潔にレイアウトするのは大変難しいですが、避けることのできない作業です。 このレイアウト過程で多くのデザイナーは「複雑な」ポートフォリオを制作しがちです。過度に複雑なレイアウトは避けましょう。

 

あなたは最高の作品を可能な限り最良の方法でアピールしたいはずです! アピールすることを視野に入れ、計画的にポートフォリオをレイアウトしましょう。 他のデザイン作品と同じように、ユーザーエクスペリエンスに注目してください。 もちろん、見やすく理解しやすいものが良いです。

 

以降からあなたがデザイナーとして仕事する上で避けるべきポイントをお話しします。

 

 

 

 

4. バランスを欠いてはいけない

 

 

 

 

多くのデザイナーは掲載する作品が多いと少ないとの間でジレンマを抱えています。ポートフォリオにレイアウトする作品が多すぎると見る人を混乱させてしまう可能性がありますが、少なすぎても全体像を損なう可能性があります。

 

重要な事はズバリ、あなたの独自性を示す適切なバランスおよびポイントを把握すること、それを見る人に示すことです!

 

過去の小さな作品全てをポートフォリオに含めるのは賢明ではありません。あなたが仕事をしたい会社やプロジェクトを選ぶ時は携わる仕事とポートフォリオが合致するかどうかを明確化し、戦略的にレイアウトしましょう。

 

 

 

 

5. コンテキストを設定しない

 

 

 

ポートフォリオがテキストばかりになっていませんか? とはいえ、テキストが全く無いのも良くありません。作品をレイアウトする際にバランスを取るのと同じように、テキストもバランスが必要なのです! 

 

アピールしたいクライアントに対してポートフォリオ上に完璧なコンテキスト を提示しましょう。彼らはコンテキストを通してあなたのポートフォリオをより深く理解することができます。コンテキストには設計アプローチ、思考プロセスおよび作業スタイルを含め、プロジェクトについてシンプルに記述しましょう。

 

会社名、デザインの目標、デザインの目標そして最も重要なこととして、プロジェクトにおけるあなたの役割と責任等の基本的な情報を含めることも忘れないでくださいね。

 

 

 

 

6. テンプレートを使わない

 

 

 

 

理想的なポートフォリオは、見る人に強い印象を与えます。ポートフォリオの作品がユニークかつ効果的にレイアウトされているため、視覚的に魅力があるからなのです。

 

あなたのポートフォリオも印象に残るようなものになるように制作しましょう!

 

そのためには、フリー素材の写真や決まり文句のテンプレートの使用は避けてください。これらを多用するとクライアント/雇用主に悪い印象を与えてしまいます。どうしてもこれらを使用する際は、最小限かつ大幅なモディファイが必要です。

 

 

 

 

7. リデザインをアピールしない

 

 

 

デザイナーとして活動を開始し始めた頃にやりがちなのが、既存デザインのリデザインです。デザイナーのコミュニティーで「こういうリデザインをしたよ」と宣伝し、注目を集める最適な方法かもしれません。

 

しかし、デザイナーとしてコアな役割は既存のデザインの問題の解決策を構築すること、少なくともそれを試みることなのです。成功しているブランドまたはFortune 500 企業等の視覚的なリデザインは、あなたのスキルを示す有効な手段にはならないないでしょう。 すでに成功している企業にデザイナーとして応募する際、あなたの自身のスキルとしてアピールすることはできるかもしれませんが・・。

 

実情はあまり役に立たないので、リデザインはポートフォリオにレイアウトするのではなく、あくまであなた個人のエクササイズに留めておくことをお勧めします!

 

 

 

 

8. 単調なポートフォリオは通用しない

 

 

 

ポートフォリオは非常に重要であり、あなたの職業的アイデンティティの主要な部分です。 世の中に公開されている数百のポートフォリオの中で、あなたは自身のポートフォリオを際立たせる必要があります。

 

ポートフォリオにあなたのパーソナリティを追加しましょう。あなた独自の署名スタイルをデザインし、ポートフォリオにレイアウトすると良いですね。また、イラストレーターやスケッチ等からただ単に画像をエクスポートすると単調なイメージを与えますので避けましょう。

 

他のセクションでも記載しましたが、何事もバランスが重要です。プロフェッショナルであなた独自のオリジナルな世界を構築してください。

 

9.自分の世界観を失なわない

 

 

 

 

ポートフォリオは単にあなたの作品を紹介するツールではありません。雇用主/クライアントから仕事を受ける上で、十分かつ最適な資格を有するグラフィックデザイナーであると判断してもらうツールなのです。

 

あなたがこの業界でキャリアを積む過程で、あなた自身のアイデンティティ、すなわち自分の世界観を構築することをお勧めします。

 

履歴書の一部もポートフォリオに含めましょう。あなたが携わってきたプロジェクト、それらを達成する間に直面した苦労、そしてあなたがそれに対して講じたた解決策について記載してください。チームの一員として働いていた箇所は規模の大小に関係なく記載し、貢献度や得た評価についても言及することを忘れないでくださいね。これらを記載することであなたのポートフォリオは信頼を得ることができ、雇用主/クライアントに強い印象を与えることを覚えておいてください。

 

決して自分をを安売りしないで!

 

 

 

 

10. 視覚的にアピールする画像に頼りすぎない

 

 

 

 

ポートフォリオはあなたが熟練したグラフィックデザイナーとしての地位を確立する際に欠かせないものです。高解像かつ洗練された編集画像をレイアウトするのは当然のことです。しかし、画像に頼りすぎないようにしましょう。重要なのはそのデザインに到達した過程です。プロジェクトの概要、モックアップ、ユーザーテストの結果および戦略について説明することです。

 

 

 

 

11. ポートフォリオをアートにしない

 

 

 

ポートフォリオはあなたがデザイナーであることを示すために制作しますが、アート作品にならないよう気をつけてください! 

 

ポートフォリオは自由にデザインできるが故に、創造性のはけ口と誤解されることが多いです。ポートフォリオの主目的は創造ではありません。あなたの技術、実績および応募にエントリーする資格があることを示すものである、ということを忘れないでください。

 

芸術的だったり創造的過ぎると、雇用主/クライアントに扱いづらい人材であると判断される可能性があります。最終的に重要なのは雇用主/クライアントとあなたが仕事をする上で、円滑にコミュニケーションが取れることです。仕事は限られた時間内で遂行しなければなりません。アート性が強いポートフォリオは、あなたが仕事の内容を理解し指示に従うのか判断できないという理由で拒絶されてしまうことが多々あります。

 

ポートフォリオは最小限かつシンプルであること、あらゆるデバイス、特にスマートフォンにアクセス可能かを確認しましょう。

 

 

 

 

12. ソーシャルメディアを活用しない

 

 

 

SNSは活用すべきツールとして認識されていると思いますが、見落とされがちです。SNSの強力な発信力はあなたのキャリアに大きな違いをもたらすでしょう。あなた自身で運営するウェブサイトはもちろん重要ですが、SNSも同様に重要です。これらのプラットフォームを活用することであなたのポートフォリオのコンテンツを維持し、都度更新することが可能になります!

 

LinkedIn、Behance、Google +およびPinterestでそれぞれプロフィールを設定します。 オンライン上で多くの人達があなたの作品を見つけ、あなたのウェブサイトを見ることが出来ます。

 

Facebook、InstagramおよびTwitter等のプラットフォームも、様々な分野に興味がある人達への認知度を高めるのに役立ちます。

 

 

 

 

13. 全てのプロジェクトに同じアプローチは通用しない

 

 

 

部門、適所、ビジネスの規模および作業の種類等、プロジェクトはそれぞれ異なりますよね。あなたの作品をどのように提示するか、それぞれのプロジェクトに対して説得力のある方法を提示しましょう!

 

求められる要素はプロジェクトによって異なるため、全てに同じアプローチが通用するわけではありません。それぞれのプロジェクトについてあなたが含めたい及び除外したいデザインプロセスについて考え、最適な方法で提示する必要があります。時には、簡単な説明でもホワイトボード上のイメージより役立つことがあります。最も説得力のある方法でプロジェクトに提示することに注力しましょう。

 

 

 

 

14. 「量より質」を忘れない

 

 

 

 

多くのデザイナーがしばしば間違いを犯しがちな点です。いつも念頭に置いておいていただきたいのが「QUANTITY over QUALITY」、量より質です!

 

戦略を策定した後は、プロジェクトを慎重に選択してください。様々なポートフォリオを提示することをお勧めしますが、全てを提示する必要はありません。あなたが行ってきたプロジェクトの範囲をカバーする、多様なポートフォリオの制作に焦点を当てましょう。

 

ポートフォリオにレイアウトする作品は選択してください。 もしあなたが概念化から開発に至るまで、end-to-endでプロジェクトを管理している場合は、ケーススタディの形式でプロジェクトをポートフォリオに記載することができます。 ポートフォリオをたくさん制作するだけがあなたの仕事ではありません。

 

あなたが最も誇りに思う仕事をしましょう!

 

 

 

 

15. ラベルを付けない

 

 

 

ポートフォリオ内の全ての要素および作品には、完全で明確なラベルを付ける必要があります。

 

あなたと初めて仕事をする雇用主/クライアントはあなたの仕事のプロセスやニュアンスに精通していません。 あなたは彼らに自分の経験およびデザインの重要な部分をどのように制作したかを正確に示す必要があります。 例えばポートフォリオ内にマーケティング資料のデザインを提示するとします。その資料全てがあなたのデザインなのか、ロゴと資料の両方があなたのデザインなのかを明確化します。 これにより、依頼主はあなたのポートフォリオを容易かつ明確に理解することができます。

 

ポートフォリオはあなたのスキルと資格を示すものです。あなたが応募した雇用主/クライアントが最初に見るのはポートフォリオです。ポートフォリオは完成することがありません。

 

デザイナーの仕事は継続的なものです。ポートフォリオを更新しながらあなたのスタイルを構築し、進化していってください。作業がたくさんあるように思えますが、それはほんの始まりに過ぎません。

 

競争の激しいデザイナー業界において他のデザイナーとは違う存在になりたいのなら、ポートフォリオには時間をかけ細部にまで気を配るべきです。 あなたのポートフォリオはデザイナーとしての一歩を助けるだけでなく、あなたの実力をプレゼンテーションしてくれるツールとなるのです。

 

完璧で効果的なポートフォリオを武器に、デザイナー業界に爪痕を残しましょう!!

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