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【スポーツ業界注目】SNSを活用したファンエンゲージメントの新しいカタチ

Sprout Social

本記事は、How to use social media in sports to keep fans engaged
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約6分7秒

スポーツ業界において重要な役割を担っているソーシャルメディアは無視できない存在です。一般的にアスリート達のアカウントはフォロワー数が最も多いアカウントの一つです。アスリート達はソーシャルメディアを通じ何らかの形でファンとつながっています。

 

 

リアルタイムのスポーツイベントや競技はソーシャルメディアの主要なエンゲージメントです。チームのニュース、トラッシュ・トーク、舞台裏、スポーツに関連した話題は常にTwitterの急上昇ワードになります。スポーツチームのソーシャルメディアが、トレンド入りや高いエンゲージメントを出すのは偶然ではありません。

 

ソーシャルメディアのベストプラクティスはその時々の社会風潮により異なります。これから、ソーシャルメディアとスポーツがどのように進化していくのか、進化に合わせてチームや選手に何ができるのかについて紹介します。

 

 

スポーツ業界におけるソーシャルメディアの現状

新型コロナウイルスでスポーツチームは揺れています。シーズン開幕は延期され、選手だけでなくファンにとっても先が見えない状態が続きます。しかし、スポーツ業界はソーシャルメディアではまだ活気に満ちています。その例として、ドキュメンタリー番組、マイケル・ジョーダン:ラストダンスの最終回では150万ツイートを記録しました。

 

WWE主催のレッスルマニアは4月、全てのプラットフォームにおいて1380万という高いソーシャルメディアエンゲージメント数を叩き出しました。EPLシーズン再開は、リヴァプールFCの優勝による人々の熱狂を物語っています。

 

 

何が言いたいのかというと、スポーツファン達はお気に入りのチームや選手について話したくてウズウズしているということです。嘘のように聞こえるかもしれませんが、彼らにとってはリーグ再開が日常なのです。同様に一部のファンのみライブイベントを観戦しに行けるなどの変化に対してあからさまに文句を言います。

 

 

新型コロナウイルスの流行により、スポーツ業界におけるソーシャルメディアの役割は以下のポイントを軸に展開されていきます。:

 

・ チーム情報のアップデート(サイン会、契約、リーグ再開発表)

・ チームと交流する機会を提供する(キャプションコンテスト、Q&A)

・ チームに関連したコミュニティーのイベントや情報をハイライト

 

 

トレンドの分析からファンエンゲージメントを高めた例

Sprout Social Indexのデーターを元に最近のトレンドについてお話ししましょう。以下のトレンドやベストプラクティスは、オーディエンスのエンゲージメントを高める方法を証明する格好の例です。

 

 

リアルタイムの更新とライブコンテンツを利用した戦略

リアルタイムで行なわれている試合は最も注目を集めることができます。熱狂的なファンは自分の考えを話したり、チームとのつながりを求めます。リアルタイムでのエンゲージメントを集めるためにできることは全てチームにとってプラスとなります。主な戦略として:

 

・試合、記者会見、ドラフト会議をリアルタイムでTweet

・チームや試合のハッシュタグ投稿

・InstagramやFacebookのライブで投票やQ&Aなどと通して、ファンからのフィードバックを集める

 

トッテナム・ホットスパFCがTwitterとInstagram両方を使い誇大広告を制作したのを例に見てみましょう。ハッシュタグ#COYS (“Come on you Spurs!”) を使いチームのマネージャーからファンに向けて動画がシェアされました。

 

さらに、実況中継の更新、スタジアムの映像、ゴール後のアナウンスをInstagramのストーリーズを通して投稿しました。

 

ファン達は試合後もお気に入り選手の投票で盛り上がります。

 

 

ソーシャルメディアをより目を引くものにするには、クリエイティビティが欠かせません。スポーツ業界においてソーシャルメディアとはファンとつながる場所や機会の開拓です。アカウントがファンと企業の張り合いによって運営されているかのようにも見えます。

 

 

ストーリーズで選手の日常や舞台裏を届ける

FOMOを活用することでフォロワーの関心を引くことができます。Instagramのストーリーズなどの一時的なコンテンツは一番関心をひきやすいコンテンツでしょう。これはアスリートのソーシャルメディアにも同じことが言えます。選手たちはソーシャルメディアを通して日常や試合の舞台裏をファン達に見せることができます。

 

 

ストーリーズなどの活用は気軽に行え、企業のものである感覚を取り除きます。選手やチームは上手にこれらを活用することで、フォロワー達に新鮮な情報を届けましょう。

 

 

社会問題への意識も表す

#BrandsGetReal 調査でも述べましたが、以前と違い企業は社会・政治的問題について見解を述べる必要がある風潮にが高まってきています。スポーツチームや選手達はソーシャルメディアプラットフォームを通じで自身の立場を表明しています。例えば、MLBは人種差別についてアカウントを通し反対意見を表明し、良い反応を得ました。 NHLはハッシュタグ #HockeyisforEveryoneを用いることで LGBQ+ コミュニティに対する支持を表明しました。

 

 

これにより離れていくファンも出てきますが、たくさんのソーシャルメディアが行動主義を繰り広げています。否定派も少なくはないでしょう。しかし、彼らなりに社会的責任を果たしています。

 

SNSを効果的に利用し、ファンの好感度を上げるには?

高額契約選手とファンの人数は比例しません。ソーシャルメディアがもたらす大きな作用は、選手の人間的な一面を見せることができる点です。以下は、どのようにファンとつながることができるかの例です。

 

ミームになる面白いコンテンツを投稿

ファン達の笑いを誘うコンテンツは、たくさんのいいね!、シェア、コメントを得ることができる傾向があります。その証拠に、フィラデルフィアフライヤーズのマスコットを紹介しましょう。一風変わった、シュールな冗談を次々と投稿し高エンゲージメントを獲得しています。

 

主要なスポーツチームはミームになるコンテンツ投稿を躊躇していますが、これらを投稿することで彼らの個性を表現し、中毒性のある投稿はたちまち広がるでしょう。

 

 

アスリート達が遊び心溢れるInstagramストーリーズやTikTokなどで、流行りのダンスや、チャレンジを投稿しているのを多く見かけます。

 

 

 

社会問題への具体的な取り組みを示す

先ほども触れましたが、行動主義(アクティビズム)の風潮は高まってきています。問題を改善するために自分たちが行っている活動を見せることができます。チャリティーイベントや、ファンに影響を与える当たらな取り組みなどです。

 

 

選手自身の話をしてファンの信頼度を高める

信頼性はファンとの関係を築いていく上で重要です。ソーシャルメディアにおいて選手達は可愛らしい、そのままの姿を現します。一部、アクティビズムをメインにしている選手もいますが。どちらも、彼らを信頼性のある選手にします。

 

 

ソーシャルメディアは選手とファンの直接的なやり取りを可能にしました。

 

 

 

スポーツ業界においてのSNSのあり方:安全面と精神面

スポーツのソーシャルメデイアアカウントには特別な対応が必要です。セキュリティに関してはチームや選手の安全のために気を配るべきです。実際にアカウントがハックされるという事故も起きています。ログインのセキュリティは厳重なものにしましょう。

 

 

ファンと交流する際は、チームも選手も同じページでやり取りをするべきです。オーディエンスが多いことや、政治的背景を考慮すると、ソーシャルメディアの炎上は避けるべきでしょう。選手は自身の考えを話すことを許されるべきですが、チームとしてはどのようにフォロワーと関わっていくか注意する必要があります。

 

例えば、荒らしにはどう対応するのか、すべてのアカウントに共通するブランドボイスがあるのか。チームはソーシャルメディアについての立ち位置や価値について話しあうべきでしょう。これらの期待は、チームのアカウントを代表して投稿を行う選手にも広がります。グラウンドルールを決めておくのも賢い選択です。

 

 

スポーツとSNSの今後の展望

ソシャールメディアは、スポーツ業界において今後も大きな役割を果たしていくでしょう。特にチームがフィールドに、ファンが観客席に戻ってきた際に、ソーシャルメディアを通してできることはできる限りすべて行いましょう。今回紹介した、ベストプラクティスやコツが役に立つことでしょう。

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