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2020年最新版 米国のTwitterユーザーの行動を調査した分析結果まとめ マーケティングに活かせるデータ

ClickZ

Founded in 1997, ClickZ has grown to be one of the largest digital marketing communities in the world today.

本記事は、The anatomy of a U.S. adult Twitter user in 2019 (and how marketers can use the information)
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約3分39秒

Pewで行われた最新の研究結果によると、米国の全体ツイートの80%を占めているのは上位10%のTwitterのユーザーだそうです。その10%のユーザーと残りの90%との間には、何か決定的な違いがありそうです。

 

2006年の3月21日に一番初めのツイートが投稿されてから、Twitterは急成長を遂げています。

 

2006年の時点では、もともとtwttrという名前が使われていました。Twitterという正式名称になったのは、その半年後です。そして13年間でTwitterは大きく拡大し、2019年の四半期現在では、米国のアクティブユーザーを6800万人も抱える巨大なソーシャルメディアとなりました。

 

ここで浮かぶのは、どんなユーザーがTwitterを利用しているのか、また米国全体の人口に対してその構成はどう異なるか、という疑問です。この疑問に対し、Pewでは2019年の4月に2800人の米国Twitterユーザーを対象とした調査が行われました。今回は、彼らの行動やプラットフォームを調べて得られた分析結果をご紹介します。

 

米国のTwitterユーザー層

 

また調査によれば、米国の人口構成とTwitterユーザーは似ている部分もあればそうで無い部分もあるということが判明しました。

 

Twitterユーザーは比較的若く、米国人口の平均よりも教養があり民主的な人が多い印象です。

 

・Twitterユーザーの平均年齢は40歳(米国人口の平均年齢は47歳)
・少なくともユーザーの42%は独身男性(米国人口の平均は21%)
・Twitterユーザーの41%は7万5千ドル以上の世帯収入がある(米国人口は32%)

 

 

さらに、Twitterユーザーは新規利用者や少数派への理解が米国人口(現大統領を除く)の平均より高いことが調査で分かっています。

 

次の表では、Twitterユーザーと米国人口の構成を比較した様子を表しています。

 

画像提供:Pew研究センター

 

明らかに違いがあるのは、年齢と教養、そして収入です。性別や人種/民族の違いはそこまで見られません。

 

・女性ユーザーの割合は、米国人口全体52%に対し、Twitterユーザーは50%

・男性ユーザーの割合は、米国人口全体48%に対し、Twitterユーザーは50%

・黒人のTwitterユーザーの割合は、米国人口全体に対して11%

・白人のTwitterユーザーの割合は、米国人口全体64%に対し、Twitterユーザーは60%

・ラテンアメリカ系住民の割合は、米国人口全体が5%に対し、Twitterユーザーは17%

 

たくさんツイートする影響力のあるユーザー達

 

 

Pewの調査では、80%以上のツイートは上位10%のユーザーによってツイートされていることが判明しています。このことから言えるのは、中央値にいるユーザーは一ヶ月あたり2回以上ツイートするのに対し、頻度の高いユーザーは一ヶ月あたり138回(1日1回以上)ツイートしているということです。

 

この差は非常に重要で、上位10%とその他残りの90%ではそのユーザー層に大きな違いがあるということです。例えば、上位10%に属するユーザーのうち65%は女性です (残りのユーザーにおける女性の割合は90%)。また、政治にまつわるツイートをしているのは上位ユーザーは42%なのに対し、残りのユーザーでは13%です。

 

画像提供:Pew研究センター

 

民主主義から自由になったTwitterユーザー達

 

民主党を支持しているのは、米国人口全体では30%なのに対し、Twitterユーザーでは36%です。共和党でも違いが見られ、米国人口全体では26%なのに対し、共和党を支持するTwitterユーザーは21%存在します。

 

また、Twitterユーザーよりも米国人の方が保守的だと思っている傾向が強いようです。”自分はとても保守的である”と思っている米国人口は全体で25%ですが、Twitterユーザーには14%しかいません。ですが、”自分は自由主義である”と思っているユーザーはどちらも同じ割合で存在します。

 

イデオロギー的には、Twitterユーザーの方がより自由な視点を持っているようです。

 

・黒人への扱いが不平等だと感じているのは、米国人口全体54%に対し、Twitterユーザーは64%

・移民の受け入れを強化すべきだと主張しているのは、米国人口全体57%に対し、Twitterユーザーは66%

・女性の進出に対して障害や壁があると訴えているのは、米国人口全体56%に対し、Twitterユーザーは62%

 

マーケット担当者がやるべきこととは?

 

広告を作成する際には、ユーザーの人口構成、言語、関心、位置情報などあらゆる情報が元となっています。Twitterはユーザーの視点を広告に組み込もうと試みてはいるものの、キャンペーンごとにターゲットも異なるため、完全にプラットフォームを把握出来ているとは言えません。しかし、そのような視点を持つことはビジネスでキャンペーンを促進する時以外にも有効です。

 

PewはTwitterの提供する情報を強くプッシュしており、最近のTwitterユーザーに関する情報や、どのようにプラットフォームが利用されているのかなどに注目しています。それらの情報を把握することで、どのくらいの頻度でツイートされているのか、一番ベストなツイート方法は何か、どのユーザーと相互にやりとりをしているのか(自由主義者、女性、白人など)を知ることも可能です。

 

Twitterの成長にあわせ、間違いなくユーザーも変化していくでしょう。影響力のあるユーザーが、どのように最新の情報やトレンドを作っていくのか(周囲でどんなトピックが話題となるのか)のヒントがPewには隠されています。

 

Twitteのおかげで、ますます多くのリアルタイムな情報やニュースが流れてきますが、Twitterユーザーと米国人口の構成はそれぞれ異なるのだということを頭に入れておく必要があります。Twitterユーザーの目にどのように情報が映っているかだけではなく、SNSのマーケティング戦略を考える際にも非常に重要な考えです。

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