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2019年最新情報 5年ぶりに新デザインを発表したFacebook マーケターが抑えておくべき4つの新機能

ClickZ

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本記事は、Facebook rolls out their biggest redesign in five years: What does it mean for marketers?
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約3分59秒

5年ぶりにデザインを新しく変えたFacebookですが、プライベートな交流、暗号化、永続性の減少、セーフティ、互換性、セキュアデータストレージの主に6つのビジョンのもと今回のリデザインが行われました。FacebookがF8カンファレンス発表した中でも一番大切なトピックは新デザインの発表でした。

 

マーク・ザッカーバーグは彼が持つプライバシーに焦点を当てたソーシャルメディアプラットフォームのビジョンを共有しました。また、過去数ヶ月のFacebookの機能の変化についても触れ、プライバシーに関する評判を良くすることは決して簡単なことではないということも認めました。

 

Facebookが新たに掲げた6つのビジョンは以下の通りです:

・プライベートな交流

・暗号化

・永続性の減少

・セーフティ

・互換性

・セキュアデータストレージ

 

マーク・ザッカーバーグはこれはFacebookにとっての新しいチャプターだと言い、「進化するために必要なことを成し遂げ、人が欲しいと思う商品をつくる」ことを目標としています。Facebookの新しいデザイン、FB5はモバイル用のアプリではすでに利用することができ、デスクトップ用のものは次の数ヶ月の間にリリースされる予定です。

 

Facebookのリデザインの中でも一番大きな4 つの変化

 

Facebookは今回のリデザインは新しく新鮮でかつ「シンプルで、早くて没入感のある」デザインになると保証しています。ここでは現在のFB5のデザインから新デザインへの変化を厳選して紹介します。

 

 

1.コミュニティーを中心に置いたデザイン

 

Facebookは新しいデザインではコミュニティーを中心に置くことを発表しました。Facebookの原点でもある人々を繋げるプラットフォームという部分に戻り、ただ友達や家族を繋げるだけでなく似たような趣味を持った人たちを繋げることを目標にしています。

 

よって、このリデザインによって個人に関連性の高いプライベートなスペースを見つけることが簡単に可能になります。Facebookはグループが趣味のコミュニティーを作っていく上で一番効果的な機能だということがわかったため、リデザインされたFacebookでは新機能の一つとして特定のコミュニティーの機能が加わります。

 

例えば、ヘルス・サポートのグループでは、匿名で質問を投稿することが可能になります。また、仕事のグループでは募集をかける際に使用できるテンプレートが用意されており、募集がしやすくなる工夫が施されています。さらにゲームのグループではトピックごとに違うスレッドを作ることができるいくつものオプションが設けられます。

 

2.グループ中心のデザイン

 

 

「グループ」に重点を置いた今回のデザインでは、新たに「グループ」のタブが追加され、簡単にグループを見つけることができると同時に、フィードは自分が入っているグループでの活動をもとにパーソナライズされます。これは複数のグループに入っているユーザーにとってよくある問題点でもあったので、ハブにアクティビティ付きでアクセスすることができるオプションが増えるというのは、エンゲージメントを向上させるのにも効果的です。

 

さらに、オススメのグループを見つけやすくなります。たとえマーケットプレースやゲームのタブにいたとしても、自分に関連性の高いグループを見つけることができます。もっと面白いことに、このリデザインによって普段からフィードでみるコンテンツは個人の投稿のものよりもグループのものが多くなるということです。本当にジョインしたいグループを絞ることが重要になってきます。

 

3.ストーリーの重要性が高まる?

 

Facebookにも追加されたストーリー昨日ですが、重要視されています。新しく発表されるデザインでもストーリーに関する広告が多くなるのは予測できる範囲です。Facebookが「永続性の減少」をビジョンの一つとして追加したため、新デザインにストーリーも含まれていると考えられます。

 

4.イベントのタブがアップデートされる

 

今夏にイベントのタブがアップデートされます。新しいタブには個人のエリア付近で開催されているイベントを表示するオプションが追加されます。また、ローカルのビジネスのおすすめや友達と簡単にイベントを作れるオプションも追加される予定です。これはローカルビジネスにとってイベントをマーケティングする際に関連性の高いターゲット層に絞ることができるためお得な機能です。

 

マーケターはどう捉えるべき?

 

 

Facebookが発表した今回のリデザインは、現在のニュースフィードや最新のアリゴリズムの変化などから離れようとしていることが明確になりました。今までとは違い目標をユーザーのエンゲージメントを高める方針に進んでいます。新しいクリーンなデザインがインスタグラムのデザインに少し似ているのも興味深いポイントです。これはFacebookが今までのデザインからかけ離れて新鮮味のあるデザインにすることによって新しい体験をユーザーに提供していることがわかります。

 

ブランドやマーケターにとってこの大きな変化は無視するわけにはいけません。これらの発表された新しいデザインが会社のページなどにどのような影響を与えるかなどは明確にされていないのも事実です。グループに重点が置かれているため、戦略をコミュニティー中心のものに変える必要もありますね。

 

プラスの面はこの変化によってFacebookが相互的なコンテンツを発信せざるを得ない状況をつくりだしてくれたこと

 

ここからはオーディエンスを成長中のコミュニティーと捉え、意味のあるエンゲージメントを心掛けることが大切になってきます。もしブランドがグループを作ることによっていい効果があるならば、グループを作ることをお勧めします。決して作らなければならないわけではないですが、戦略の良し悪しを測るには良い手段です。

 

また、発表された新しいデザインのビジュアルを見たらわかるのですが、ストーリー中心のデザインだということが目に見えてわかります。過去数カ月で急成長しているストーリーですが、新しいデザインでもしっかりと機能の一つとして含まれています。もし現在インスタグラムでのストーリーしか利用していない場合は、Facebookのストーリー機能を利用してみるのも悪くないですね。

 

Facebookのコミュニティーに対する注目度の高さとよりプライベートなメッセージ機能は、人々が公共のチャネルで交流する機会が減ったからだといわれています。今後Facebookのマーケティング戦略を考える際は、このリデザインがどのような影響があるのかなどをきちんと考察することが大切になってきます。プライベートな交流、永続性の減少やセーフティなどのメインのビジョンを抑えることでブランドの成功に繋がるマーケティング戦略を生み出すことができるかもしれません。

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