その他

その他

PR

不規則な睡眠パターンが与える代謝異常への影響を検証 睡眠の乱れが高血圧や高血糖を引き起こす

RankRED

RankRed is a place where you can find a lot of interesting and inspiring stuff about science and technology, internet, programming tools and plugins, robots, machines and high tech gadgets, and much more.

本記事は、Bad News For People Who Have Irregular Bedtime and Wake Schedule
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

3,808 views

読了時間 : 約1分56秒

・不規則な睡眠パターンは、将来代謝異常を引き起こします。

 

・睡眠が1時間変動する毎に、高血圧、肥満、高血糖、高コレステロールになる可能性が2倍になります。

 

電子機器の過剰な使用、夜のアクティビティ、露光量の増加などの現代のライフスタイルと環境は、十分な睡眠を提供しません。しかしそれだけでなく、日常の睡眠を妨げます。

 

十分な睡眠は、糖尿病、肥満、メタボリックシンドロームにつながっていることが、近年の研究で明らかになりました。しかし、不規則な睡眠による影響はあまり知られていません。(日々の睡眠タイミングの大きな変動や、時間)

 

現在、アメリカの健康福祉サービス部署の研究者は、不規則な睡眠と代謝異常のつながりについて、論文を発表しています。彼らは、睡眠の変動が1時間増える毎に、複数の代謝異常が起こる確率が2倍になることを発見しました。

 

彼らは、アテローム性動脈硬化症の多民族研究に参加した、45~84歳までの2003名のデータを分析しました。参加者達は6年間研究され、7日間連続でアクティグラフ腕時計を着用し(人間の安静/活動サイクルを監視するもの)、毎日の睡眠時間を記録するよう言われていました。

 

彼らの睡眠パターンの他に、健康とライフスタイルに関する要素も考慮されました。全てのアクティグラフの記録は、2010~2013年の間に追跡され、2017年まで追われました。

 

参考:American Diabetes Association| DOI:10.2337/dc19-0596 | NIH

 

この研究の大きな強みは、客観的なメトリックと広い範囲のサンプルです。この研究は現在の要素だけを見ていたわけではありませんが、不規則な睡眠パターンが、将来代謝異常にどう影響するかを分析しています。

 

結果

 

寝る時間の大きな変動と起床スケジュールは、代謝問題の高い有病率に繋がることを、研究結果は示しました。さらに驚くべきことは、これらの関連は、平均睡眠時間を長くしても変わらなかったということです。

 

寝る時間にこだわらないことは、高い代謝機能障害のリスク、総トリグリセリドなどの同時問題、高い胴囲、低HDLコレステロールなどにつながることを、研究結果が表しています。

 

より具体的に、睡眠タイミングの1時間毎の上昇は、メタボリックシンドロームに23%関係し、また、睡眠時間の1時間毎の増加は、より27%高く関係します。

 

変動率の高い睡眠(1時間より多い)は、アフリカ系アメリカ人、交代制労働者、喫煙者に多く見られました。これらの参加者たちは、より高いカロリー摂取量、高い抑うつ症状、および睡眠時無呼吸と呼ばれる深刻な睡眠障害を持っていました。

 

また、一貫した睡眠パターンは、より好ましい代謝プロファイルにつながることも、研究は証明しました。これは、通常の睡眠パターンを維持することが、代謝に良い影響を与えることを示しています。

 

文献:How Your Sleep Reflects Your Personality?

 

正確な結果を得るために、代謝プロファイルに長期的、または短期的に介入し、更に研究が必要です。またグループ間で、一貫した睡眠を強化し、維持する行動アプローチを検出する必要もあるでしょう。

おすすめ新着記事

おすすめタグ