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【初心者向け解説】ビジネスに役立つ動画制作上達法

Sprout Social

本記事は、How to elevate remote video production, step-by-step
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約6分36秒

映像技術の革新と制作コストの低下により、動画制作についてのあらゆることが昔とは比べものにならないくらい簡単に学べるようになっています。リモートワークが日常的になったことで、この流れはさらに強くなりました。vidyard社の調べによると、2020年に商用目的で制作された動画数は前年比で135%まで増加し、そのうち60%はユーザー発信型の動画(注:映像制作のプロではない人が作った動画)だったのです。

 

事業推進のために動画マーケティングの品質向上を目指すことにはたくさんのメリットがあり、方法も山のようにあります。商用目的の動画で成功を収めたものの中には、特定の題材についてカメラに語りかけることで視聴者にメッセージを伝えるスタイルの動画があります。もしあなたが撮影しているのがそのようなスタイルの動画だとしたら、

 

・事業計画や部署編成の刷新

・プロジェクト発足時に達成目標やメッセージを広めること

・定例報告や成果報告のためのプレゼンテーション

・ハウツー・解説・チュートリアル

・レゴ社の例(下の動画)のような、自社製品の使い方に関するヒントやコツのデモンストレーション

・ウェブセミナーや会議の生配信

 

こんなことに動画制作を役立てることができます。

 

なにも緻密に練られた効果的な動画である必要はありません。スマートフォンやノートパソコン、それにちょっとしたテクニックがあれば、リモートな職場環境でも簡単に洗練された動画を作ることができます。この記事では、どんな撮影環境でも動画のレベルアップにつながるような、動画制作のコツをご紹介します。

 

 

 

1 「下準備60%の法則」

 

素晴らしい動画のアイデアが浮かんでワクワクしているときは、早速撮り始めよう!という気持ちになるものです。 しかし動画の品質向上は下準備にかかっています。撮影前に綿密な計画を立てることに全体の労力の60%を割くべき、というのが 「下準備60%の法則」です。動画の構想、テーマに対する切り口を練ったり、絵コンテやスクリプトを書いてみたり、道具の準備やロケハン、動画制作環境の立ち上げを行ったりして十分に下準備をしましょう。

 

 

 

 

2.どんな機材で撮影するか

 

撮影機材を選ぶ際に考慮すべき点は、映像や音声の出力のクオリティ、投稿先のメディアと動画自体の目的との兼ね合いです。高画質なカメラがあれば最高です。デジタル一眼レフやミラーレスカメラを使えば、高品質の映像と出力オプションが手に入ります。予算に限りがあったり動画制作の経験がなくても大丈夫、携帯電話やノートパソコンを活用して撮影できます。

 

・ノートパソコン

ノートパソコンの内蔵カメラとQuickTimeのような必要最低限の機能を備えたプリインストールされている録画アプリを活用しましょう。さらに、無料でダウンロードできるCloudAppVidyardなどのツールを使えば、スライドや素材を映像に重ねてわかりやすい動画を作ることもできます。 内蔵カメラの画質が低いことが多いのが、ノートパソコンの唯一のデメリットでしょうか。

 

・スマートフォン

メーカー各社によって最先端の高解像度カメラの開発が絶えず行われています。折り畳みタイプのガラケーでない限り、モバイルデバイスのカメラは撮影にもってこいです。どんな機材で撮影するとしても、撮影前にデバイスの充電とストレージ容量の空きを確認することを忘れずに!

 

 

 

 

3.動画制作に役立つ周辺機器

 

撮影計画と機材の準備ができたら、周辺機器を揃えましょう。動画制作の品質と効率を向上させるにはこんな周辺機器が役立ちます。

 

・三脚とカメラ用スタビライザー

映像がぐらついていると、非常に気が散るだけでなく動画のまとまりを損ない兼ねません。いい画角を保って安定感のある映像を撮るためは、カメラを支えることが大事です。安価な三脚、スタンド、カメラ用スタビライザーがたくさん販売されていますし、自分で作ることだってできます。三脚を使用すれば色々な環境で撮影することもできます。

 

その点、ノートパソコンには固定カメラが予め組み込まれているというメリットがあります。カメラに向かって話すスタイルの動画を撮るときに最も重要なのは、座っていても立っていてもデバイスのカメラを目や額の高さに合わせることです。ノートパソコンの場合は、カメラを適当な高さに設置するために、本棚や窓枠もしくはPCスタンドが活用するとよいでしょう。

 

・ストレージ

カメラ自体のストレージ容量を確保することの重要性についてはすでに触れましたが、録画ファイルを転送したり保存するための選択肢として、外付けハードディスクドライブやクラウドストレージを用意しておくのがおすすめです。

 

・予備のバッテリー

撮影を中断しなくて済むように、バッテリー、スマホ、タブレット、ライト、ノートパソコン必ず充電しておきましょう。万が一に備えて、撮影しながら充電できるように充電器も用意しておきましょう。

 

・ライト

撮影にとって最高なのは自然光ですが、常に自然光の元で撮影できるとは限りません。定期的に動画を制作するなら、専用の照明器具を購入するのも手です。屋内環境に関係なく均一なライティング環境が手に入るうえ、たいてい光の強度を仔細に調整することができます。パネルライトやリングライトを購入するなら、昼白色(冷たい青色の光)と電球色(暖かみのあるオレンジ色の光)の2種類の光が切り替えられるかどうかを必ず確認してください。

 

・マイク

スマートフォンやノートパソコンの内蔵マイクやワイヤレスヘッドホンでも十分な音質は得られますが、定期的に動画を制作している場合は、よいマイクを購入することをおすすめします。カメラから遠くに移動してワイドな映像を撮ったり何かのデモンストレーションをするときでも、高音質な動画が撮影できます。

 

 

 

 

4.レイアウトの選択

 

視聴者はあなたの動画をどんなデバイスで視聴しているのでしょうか?スマホからの視聴が多ければ縦長のフォーマットを、ノートパソコンでの視聴がメインの場合は横長の映像を使いましょう。一貫性を保つために、動画を通じて同じ形式を使用するのがよいでしょう。

 

 

 

 

5.撮影場所の準備

 

インタビューやミニドキュメント、過程を説明する動画、独創的なプロジェクトなどについて撮影する際、様々な場所で撮ることで作品の価値が高まり、視聴者に深みと多様性を感じさせることができます。もちろん、オフィスやスタジオ、自宅で撮影された素晴らしい動画もたくさんあります。

 

どこで撮影する場合でも、理想的な撮影場所は次の要素を満たしていなければなりません。

 

・大きな窓や光源

・きれいに音が撮れる静かな環境

・目線とカメラの高さを合わせるための機器

・視聴者の気が散らないようなすっきり整理された背景

 

 

 

 

6.理想的な光を求めて

 

自然光は、たとえ曇りの日であっても、スマートフォンやノートパソコンで撮影するときに最も役立つ光源です。

 

いい光が良い映像を作ります。いい光があれば高画質な映像が撮影できるし、あなた自身が魅力的に映ります。正面からたくさん光が入ってくるようにすれば、動画の雰囲気がよくなります。撮影用ライトを購入するとしても自宅やオフィスで自然光で撮るとしても、光の角度は動画のクオリティにとって非常に重要です。

 

カメラを目線と同じ高さに設置し、ライトの真正面もしくはライトに対して45度の角度で座ります。 横から光を当てたり後ろから当てることは厳禁です。角度を変えるだけで照明の具合が劇的に変わることは、上のGIFを見れば一目瞭然です。ライトと自分の間にノートパソコンやスマートフォンを置くなら、影があなたの顔にかかっていないことを確認しましょう。

 

 

 

 

7.マイクの確認

 

高音質な音声を録るには、ファンを止め、窓を閉じ、通知や雑音の元になりかねない要素は可能な限り排除しましょう。自宅で仕事をしていて同じ部屋に他に人がいる場合は、マイクが声を拾ってしまわないように、撮影中は静かにしてもらうようお願いしましょう。 3…2…1…カット!」のような古典的な掛け声も無駄ではありませんし、撮影したものを再生することで問題やバックグラウンドノイズに気づけたりします。

 

 

 

 

8.身だしなみを整え堂々と

 

撮影場所、照明、カメラの準備ができたら、最後に大切なのは動画の主役であるあなたです。

 

カメラの前で自信が持てるような服を着ましょう。ただし、真っ白/真っ黒な服は均一に照明が当たらないことがあるので注意してください。それから、衣服にしわがよっていないかを確認してください。

 

眼鏡をかけていれば、反射光や目に落ちる影を防ぐために、ライトをいつもより高く持ち上げ、さらに横に約45度ずらしましょう。上半身がカメラのフレームに入るようにし、頭が切れないように上の部分に余裕を持たせます。明るい光が当たると顔が光ってしまうものです。粉を叩いて顔の反射を防いだり、肌トーンを均一にしたりしてみると良いでしょう。

 

間抜けに聞こえるかもしれませんが、撮影前に鏡に向かって話す練習をしましょう。自分を見ることに慣れ、話し方や振る舞い方を訓練し、身振りと声量の両方の点でエネルギッシュに振る舞う練習をすることで、動画をより魅力的なものにすることができます。

 

 

 

 

9.いざ収録!

 

すべてが揃っているかを確認するために、10秒くらいの録画テストを行って、最終調整を行うようにしましょう。調節したらもう一回テストを行います。すべて済んだら準備は万端です。

 

馬鹿げていると思うかもしれませんが、録音ボタンを押したら本当に撮影が始まっているかを確認してください。普通は赤いランプや何らかの目印が画面に表示されます。心を落ち着かせ、一瞬間をとり、それからカメラに向かってにっこり笑ってみましょう。セリフ全部を1回のテイクで撮影する必要はありません。

 

スクリプトを適当に分割して、後で編集で繋ぎ合わせるのが一般的です。 撮り直しのために一旦止めてみることを躊躇わず、不安な気持ちは全て忘れてしまうか無理ならコントロールするようにしましょう。撮影メモは進行の助けになります。動画に盛り込みたいアイデア、編集に関するリマインダー、または撮り直したいテイクなどをメモしておくと良いでしょう。

 

 

動画の終わりには、カメラに手を伸ばして録画を停止する前に、一瞬間をとりましょう。編集が楽になります。

 

 

動画制作でビジネスに新たな風を

 

ビジネス目標の達成、新規顧客の獲得、またはブランドメッセージの拡散のために、動画コンテンツは非常に価値のある魅力的な方法です。また動画制作はあなたの創造の翼を羽ばたかせる簡単で楽しい方法になるかもしれません。

 

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