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SNSで動画を活用したブランド戦略 動画マーケティングで成功した海外企業の実例9社

Sprout Social

本記事は、9 social media video ideas that engage customers Photo of the author, Megan Wenzl by Megan Wenzl
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約7分16秒

ソーシャルメディアで魅力的なビデオコンテンツを作成しなければならないことは当然のこととして視聴者を惹きつけて印象を残さなければならないことはわかりつつ、それがうまくいかないことがたくさんあります。

 

ビデオを作ることも難しいのですが、コンテンツが良い意味でインパクトを与えているかを確認することははるかに困難です。カスタマーにはブランドに共感して欲しいのです。

 

作成したビデオは、インタラクティブで、透明性があり、革新的で、話題にのぼるものでなければなりません。そして、最高のソーシャルメディアビデオコンテンツは、これらの要素が合わさっています。

 

マーケティング活動を刺激するために行われたソーシャルメディアビデオのアイデアの例を9つ紹介します。

 

 

1.シノラ:ルークウィルソンとのシノラデトロイト工場の360度ツアー

https://www.facebook.com/shinola/videos/10154133110038451/

 

カスタマーを引き付けるということは、単に動画を気に入ってもらうことだけではありません。

 

ビデオがカスタマーとの対話を促すような視聴中の体験までコントロールできるようになった場合、ビデオは忘れられない体験となります。高級時計ブランドのシノラの例は、多くの面でそれを果たしています。

 

その360度方式は、視聴者が中身を知るためにカーソルでビデオを自分で操作する必要があることを意味します。したがって、視聴者はビデオに集中します。

 

商品製造の人間側を集中的に映し、まるで視聴者がそこにいるかのように感じられ、これは、ビデオのコンテンツを非常に面白くしています。さらに、俳優のルーク・ウィルソンの存在がシノラ工場の光景にカスタマーをうまく導き親しみを与えています。

 

 

2. Warby Parker:Warby Parkerメガネの作り方

https://www.facebook.com/warbyparker/videos/10156057598793838/

オンラインのアイウェア小売業者であるWarby Parkerは、このビデオの早い段階で、彼らの優先事項の1つが「カスタマーと直接エンゲージする」ことを明確にしていますしそれを貫きます。

 

完璧なショットのビデオでそれを証明しており、カスタマーは眼鏡のそれぞれがどういうものからできているかの舞台裏で見ることができます。ビデオが巧みに撮影されているだけでなく、ためになり、詳しくて、わかりやすいです。

 

無味乾燥でつまらないプロセスになりがちな商品製造のステレオタイプを打ち破り、このビデオは芸術的でさえあります。最小限のアプローチで、複雑さはまったくありません。フレーム作りの背後に理由があるとカスタマーは気づくことになります。

 

プロセスを順を追って説明することで、カスタマーは商品の品質管理をじっくり見ることができます。また、フレームのミニマリストなデザインに目が離せません。

 

「設計に対する最小限のアプローチは、意図的なもので、その意図をもって全てを選択しているのです。」Clique StudiosのコンテンツストラテジストであるNatalie Gotko氏は書いています。ミニマリストデザインでは、最初に戦略がきて、必要に応じて複雑さを加えていきます。

 

このような戦略は特にWarby Parkerのようなブランドでうまく機能し、同社はメガネだけでなく、店舗を含むすべてにおいてデザイン性を重視しています。

 

 

 

3.レッドブル:ロードトリップUSAはレッドブルレーシングとともに

https://www.facebook.com/Formula1/videos/564932353946218/

レッドブルは、販売商品とはほとんど関係がない場合でも、コンテンツのさまざまな要素を慎重にためしている会社の例です。これは優れたマーケティングの鍵です。

 

カスタマーが自分の関心とブランドとの関連性を見出すと、ブランドが扱う商品に引き寄せられる可能性が高くなります。情熱的な愛好家のいる広い市場を活用するスキルと、F1レーシングの権威としてのブランドを確立しているというRed Bullの力をこのビデオは示しています。

 

同社は音楽でもこれを行い、自分の愛する業界にお金を提供していることを知って、人々は突然レッドブルは単なるエネルギードリンク以上のものだと思うようになります。こちらの良い点は、F1ファンでなくても楽しめることです。美しい画像と「アメリカのロードトリップ」のテーマは、レースをあまり知らない視聴者も排除しないようにしています。

 

 

4.デニーズ:軍隊出身の夫が20年ぶりに幼なじみと再会

https://www.facebook.com/dennys/videos/285684772375498/

バイラルな涙を誘うビデオに関しては、心温まる再会に勝るものはありません。このビデオの設定は明快です。

 

男性は、通常の食事をしようと妻を待っているのですが、到着すると違う何かが待っていることに気づきます。代わりに、幼少時代の彼の親友-彼は20年会っていないー彼を待っていました。彼らはエモーショナルになり、再会を喜び、すべての感情を感じ、そしてもちろん最後にデニーズの食事を食べるのです!

 

これはどんな視聴者でも感動を覚えるタイプのもので、一部始終がデニーズで起こり、ベーコンや卵を超えたレストランとの何かつながりも感じます。

 

カスタマーはこの種のソーシャルメディアビデオが商品宣伝の透明性の高いものだとは見なしませんが、引き込まれ最後まで見るストーリーテリングで、その感情は一日が終わるまで残ることでしょう。

 

それは微かではありますが、次回にもしデニーズを見たら、その時の感情が戻ってくることでしょう。

 

 

5.スターバックス:ルーファスキングパークからのライブ動画

https://www.facebook.com/Starbucks/videos/10154528031108057/

ソーシャルメディアで影響力のある革新の1つは、ライブビデオの台頭で、視聴者がリアルタイムでイベントをフォローできるようになりました。

 

視聴者はコメントで反応が可能で、映像と同時に他の声も見ることができます。そこにいる人をレンズを通して見る以上に、あたかも自分もそこにいるかのように感じることはありません。

 

ブランドにとっては、ライブになったときに何を放送するのかというのが重要になります。ここでは社会問題を取り上げていますが、これは一歩間違えるとひどい失敗になる可能性があります。スターバックスは自分の限界を知り、自分の立場をわきまえています。

 

投票の重要性というほとんどの人が同意できる問題について議論し、自分たちは中立的な立場にいることにとどめています。自分たちや商品をトピックの中には含めず、あくまで体験を取り扱いました。メッセージを広めるためのプラットフォームを提供することで、ヴァリューを示しています。

 

視聴者は自分にも関係する問題に熱く反応し、純粋に興味をそそられ、スターバックスのFacebookページに十分なエンゲージメントをもたらしています。

 

 

6. Genius Verified:Doja Catが「Mooo!」の意味を解説します

WIN-WINをもたらす形式についての例はこちらです。

 

Geniusは、主に音楽リスナーが気に入ったラップ歌詞の意味を知ることができるWebサイトでしたが、その後、あらゆる種類の中毒性のあるビデオコンテンツの案内役に拡がりました。最も成功したのは、ミュージシャンがカメラの前に座り、誤解を受けることなく視聴者に歌詞を説明するという「Verified」シリーズです。

 

これにより、Geniusは、曲を理解したいときに、フィルター処理されていないエクスペリエンスを提供するのに一番便利で、コネクションが持てる場所としての地位に躍り出たのでした。Doja Catがヒットした「Mooo!」で立て続けに登場したことは、彼女のキャリアをスタートさせ、音楽世界の片隅からでバイラルに広がり、本格的にヒットを爆発させました。

 

 

 

7. オレオ×ゲームオブスローンズオープニングシーン

https://www.facebook.com/OREOUnitedStates/videos/2320089891603878/

 

カスタマーを引き付けるには、多くの場合、ポップカルチャーで何が起こっているかを観察し、何が起きているかを知り、同じようにブランドを生かす方法がないかを探ります。

 

ゲームオブスローンズはこの春、大々的に広告され、番組に興味のさしてなかった人でさえ、どういうわけか議論に巻き込まれました。

 

Oreoはオレオだけを使いタイトルシーンを作ることで、瞬時にクリックやシェアされるものを作り出しました。これは、世界のファンの熱気と完全に一致しています。本物のGOTオタクがこれほど完璧なものを見たら、エネルギーが激しく共鳴することでしょう。また、こんなに長い間オレオを見ていたら食べたくなってしまいますよね。

 

 

8. Ben&Jerry’s:420のソーシャルアウェアネス

https://www.facebook.com/benandjerrysUS/videos/1177143505791888/

420(大麻)は、記念日のことで、ミレニアル世代からZ世代に美味しいスイーツを販売している企業がチャンスを生かしました。

 

Ben&Jerryは、プラットフォームを利用し、真面目な話題について顧客を教育することで、枠を超えました。この場合、特定の人種の大量収監を問題にしています。

 

休日を単に利用するのではなく、ベンとジェリーは敢えて危険を冒します。ただし、このタイプのビデオに、人々は引き込まれ、議論を開始させます。以前に記事にした#BrandsGetReal調査結果で分断されたソーシャルメディアで指摘したように、人々はブランドにこのような気づきを求め、社会問題にも積極的にしていくことを期待しています。

 

 

うまくいく理由は、ベンとジェリーが行動もしているからです。この問題に多額のお金を寄付し、プラットフォームを繰り返し使用してこれらのメッセージを広めてきました。人々はこれを見て、ブランドの一貫した姿勢を認識するのです。

 

 

9. WeWork:テルアビブ

https://www.instagram.com/p/BxVrOrbHOFp/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=embed_video_watch_again

WeWorkのブランド戦略はユニークです。オフィス環境を再活性化させ、専門性と慣習をうち破る雰囲気を融合しています。顧客に作業環境をちらりとだけ見せるよりも、より良い方法が取られています。これを見れば、ブランドが「単に商品としての職場を提供するのではなく人々が快適に仕事をする環境を作る」という使命にどれほど深くコミットしているのかを理解しています。

 

コワークスペースを経由して職場環境の変化を見せることによって、職場は単に生活費をかせぐ場所でなく、従業員たちの人生にも影響を与えるものと本当に信じている同社の哲学を表しているのです。

 

ビデオは編集も巧みで、パーソナルなものに仕上がっています。空間をどれだけリフレッシュできるかを示すことで、視聴者はここで絶対仕事をしたい!となります。

 

 

記事は参考になりましたでしょうか

ソーシャルメディアでカスタマー向けのビデオを作成する場合、どこから始めればよいかわかりません。

上記の例は、アイディアに刺激を与えたことでしょう。会社のミッション、カスタマー、ビデオの作成に取り組む前にやり方についてじっくり検討しましょう。

 

視聴する価値があり、カスタマーが何度も見たいと思うようなビデオを作成しましょう。その目的は、商品やサービスを販売する以上の何かでなければなりません。誰でも見ることができるインターネット上にあるビデオであっても、ブランドの個性的な面を忘れてはいけません。

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