マーケティング

マーケティング

PR

Webデザイナーは価格交渉に応じるべき?

speckyboy

Speckyboy is an online magazine for designers with its focus on sharing helpful resources, exploring new techniques, sharing useful tips, and inspiring you to build a better web.

本記事は、Should a Web Designer Ever Provide Discounts?
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

628 views

読了時間 : 約2分55秒

フリーランスのWebデザイナーとして最初に学ぶことは、誰もが取引をしたがるということです。新規、既存の顧客に関わらず割引価格を求めるリクエストを多く受けることになるでしょう。これらの価格交渉はデザイン会社を中古車販売と勘違いしているようなものです。値段の交渉は古くから行われてきましたが、私たちは生計を立てなければなりません。値引きに毎回応じていたら、飢えてしまいます。多くの顧客に正規価格での取引を求めることが標準となるべきです。

 

これには多くのメリットがあります。まず、銀行口座を良い状態のままにできます。そして、収益の見込み予想を立てやすくなるためモチベーションになります。ストレスも軽減され、次のプロジェクトを焦って探さなければならない心配から解放されます。

 

しかしながら、価格交渉に応じないことが常に正しいとは言い切れません。割引が事業のためになることもあります。この記事では、割引が検討されるべきいくつかの場合について紹介します。

 

 

チャリティープロジェクト

様々な業種がNPO団体に対し割引を提供しています。例えば、インターネットプロバイダーから銀行までこのような団体に対し経費削減のための割引を提供しています。倫理的義務からの場合もあれば、世間の注目を集めるチャンスと考えている場合もあります。特に単独起業家のWebデザイナーにとってこのような割引はそう簡単に行えません。

 

大企業のように資金源がないので大幅な割引は収益悪化に影響します。そのため、あなた自身が共感できる団体に対してのみ割引を提供するといいでしょう。とりわけ、フードバンク、ホームレスシェルター、アニマルレスキューなどの資金繰りが厳しいローカルチャリティはその典型例です。

 

このような場合、Webサイトを設立することで奉仕活動を行うこともできます。お金が主な目的ではありません。誰が価格値引きを受けることができるのか賢明に判断するべきです。適正な対価なしに何時間も労働に費やすようなことは、あなた自身も望んでいないでしょう。

 

 

 

お得意様がWebサイトの再設計を希望している場合

デザイナーにとって本当に幸運なことは長い付き合いのある顧客に恵まれることです。一緒に働くことが喜ばしいことであるだけでなく、期日どおりの支払い、新しい仕事の紹介につながることもあります。事業を進めていく上で彼らの存在は重要で、顧客リストの中でもVIPになります。

 

Webサイトの再設計に割引を提供することは、事業の繁栄と日頃の感謝の気持ちを伝える方法でもあります。付き合いの中で彼らによって利益がもたらされたのであれば、いくらの割引でもその価値に値します。長期にわたり良好な関係を続けるのに役立ち、支援や良い評判を広めてくれることが期待できます。

 

 

 

顧客にとって大変な時期

パンデミック、家事、倒産などが原因で売上が減少したことにより、大変な時期に直面する顧客も出てくるでしょう。どんな理由であれ、このような時期は割引を提供するのに適しています。関係をより強固なものにし、サポートする姿勢を示すことができます。実用性も理由の一つで、メンテナンスパッケージやWeb運営の経常費を請求したとしてもこのような悲惨な状況下での支払いは難しいでしょう。

 

割引や、分割払いを提案することであなた自身が支払いを受けれるか、そうでないかという大きな違いにもなります。特に、普段から期日どおりに報酬を支払う、一生に働くことに喜びを感じる顧客の場合は決断を早く下すことができるでしょう。

 

 

 

割引を提供すべきでない場合

上で紹介したケースは例外です。割引価格の交渉は相手から持ち出されることが多いですが、多くの場合断った方が良いでしょう。見込み顧客が安く買い物をすることができるのは彼らの特権です。しかし、Webデザイナーは価格競争から何の利益も得ることができません。

 

このような状況は、底辺への競争を生み出し、後悔の気持ちを引きずることになります。大胆に値引きを交渉してくる場合、のちに仕事量に関しても同じようなことが起こります。何でも受け入れることはよくありません。目先の利益は得ることができても、最終的に良い結果を生み出さないでしょう。

 

既存の顧客はもっと複雑です。上記でも述べましたが、割引以上のリターンをもたらすお得意様に割引を提供することは問題ないでしょう。しかし、ただ単に無料で欲しい、何でも要求を受け入れて欲しいなどといった一方通行な関係を求めてくる場合、それはあなたのデザイナーとしての経験や専門性を尊重していないので、突き返しても問題ありません。

 

 

 

最後はあなたの決断次第

割引を交渉されたからといって、必ずしもさらなる要求を突き付けてくるとは限りません。あなた次第ではその逆にすることもできます。NPO団体やあなたの時間にお金を支払うお得意様は割引に相応しい顧客です。彼らの行為はこちらから割引を提案したくなるものです。これはあなたのビジネスです。最後はあなた次第だということを忘れないでください。

おすすめ新着記事

おすすめタグ