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世界銀行総資産ランキング2020年度トップ15!時価総額も発表

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本記事は、15 Largest Banks In The World By Total Assets | 2019 Edition
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約7分55秒

銀行機関はあらゆる国の経済と財政状況において不可欠であり、個人および法人へ、借入/貯蓄の機会をはじめ重要なサービスを提供します。

 

S&P Global Market Intelligenceは毎年銀行業務および金融サービスに関する年次報告書を発行し、総資産に基づいた世界の100大銀行にハイライトを当てます。これまで何年もの間米国を本拠地とした銀行が国際金融システムを支配してきましたが、現在では、明らかに中国の銀行が勢力を獲得しています。

 

上位15の大手銀行のうち4行が中国の銀行であり、合計6行がアジアに本社を置いているのに対し、米国の銀行は2行でしかありません。以下に世界銀行のリストの詳細を、総資産と時価総額(米ドルで表示)とともに示しました。なお、ランク付けは時価総額ではなく総資産によるものです。

 

15. Deutsche Bank(1兆7,650億米ドル、ドイツ)

総資産:1兆7,650億米ドル
時価総額:250億ドル

Deutsche Bankは1870年に外国貿易銀行としてベルリンで設立された、ドイツで最大かつ最も重要な銀行です。DaimlerとBenzの合併から第二次世界大戦中のヒトラー政権下におけるアウシュビッツ強制収容所の設立まで、歴史的に重要な出来事の一端を担ってきました。

 

2007〜08年の金融危機にも大きく関与しており、現在は個人向けの銀行業務、法人向けないし投資銀行業務、そして資産運用管理の3つの主要部門を有しています。

 

また強力な金融機関の小グループであるバルジ・ブラケットの一つに数えられます。世界規模の資本移動が可能であり、極めて大規模な機関および企業の契約を引き受けています。

 

14. 株式会社三井住友フィナンシャルグループ(1兆7,750億米ドル、日本)

総資産:1兆7,750億米ドル
時価総額:530億ドル

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)は、日本で3番目に大きな金融サービス会社です。Sumitomo Mitsui Financial Corporationから支配株式の譲渡後、2002年に設立されました。

 

東京証券取引所、ニューヨーク証券取引所、インド国立証券取引所を含む複数の証券取引所に上場しています。個人向けおよび法人向けのバンキングソリューションを提供し、資産管理や投資運用管理にも携わっています。

 

同行は2012年、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドの航空機のリース部門であるRBSアビエーション・キャピタルを73億ドルで買収しています。これは当時のリース事業において最大の買収でした。

 

13.Citigroup(1兆8,420億米ドル、アメリカ)

総資産:1兆8,420億米ドル
時価総額:1,740億ドル

Citigroup株式会社は米国に本拠を置く強力な銀行組織です。現在資産規模で国内4位であり、バルジ・ブラケット9行のうちの1行とされ、160か国以上に2億人を超える個人顧客を抱えています。CiticorpとTravelers Groupとの間で数十億ドル規模の合併契約が結ばれたことで、1998年に設立されました。

 

世界中に1ダース以上の大手国際銀行を所有しており、その中にはメキシコで2番目に大きい銀行であるFinanciero Banamexや、Citibank Indiaが含まれます。

 

12. ゆうちょ銀行(1兆8,740億米ドル、日本)

総資産:1兆8,740億米ドル
時価総額:500億ドル

東京に本社を置くゆうちょ銀行は、国営の日本郵政グループの中で最大の完全子会社で、日本の郵政事業の制度変更を受けて2006年に設立されました。

 

他の大手国際銀行とは異なり、主にローンないし保険事業に従事しています。47都道府県すべてに支店を持っているのは日本で2行しかなく、もう1行はみずほ銀行です。

 

11.Wells Fargo(1兆9,510億米ドル、アメリカ)

総資産:1兆9,510億米ドル
時価総額:2,270億ドル

Wells Fargoはサンフランシスコを本拠とする金融サービス会社です。少し前までは時価総額で世界最大の銀行でしたが、一連の論争や詐欺的で非倫理的な慣行によって投資家の支持を失い、時価総額へも影響が及びました。

 

1998年にWells Fargo とCompany and Norwest Corporationとが合併したことにより、現在の形態となりました。2008年にはシャーロットに本拠を置いていたWachoviaとの同化を行なっています。2017年度のWell Fargoの総収益は883億ドルでした。

 

現在は連邦機関からの複数の調査に直面しています。米国連邦準備制度理事会は2018年2月に、同行が看過できない内部問題を解決するまで資産基盤を拡大することを禁じました。

 

10.Crédit Agricole(2兆1,170億米ドル、フランス)

総資産:2兆1,170億米ドル
時価総額:870億ドル

Crédit Agricoleはフランスにおいて2番目に大きな銀行グループです。1894年、特に農家のニーズに応じて国内の農業活動を促進するために設立されました。

 

1988年から2001年にかけて、いくつかの制度上の変更を経験しました。また、同行の最大の競合会社であったCrédit Lyonnaisが1990年代後半に重大な財政問題に直面したのち、2003年に買収しました。

 

同行はツリー階層の制度構造を適応しています。Local banks、Regional banks、そしてCrédit Agricole S.A.の3つのうち、Local banksないしRegional banksのみが、個人顧客ないし法人へあらゆる金融サービスを提供しています。

 

Crédit Agricole S.Aは会社の中央機関として機能し、Local banksとRegional banksとの間の円滑なやり取りを担当しています。

 

9.Bank of America(2兆2,810億米ドル、アメリカ)

総資産:2兆2,810億米ドル
時価総額:2,950億ドル

2007年から08年にかけての金融危機について鮮明な記憶をお持ちの方は、同行の名前は記憶に新しいものでしょう。Bank of Americaは大手銀行の一つでしたが、2008年までに発行した大量の住宅ローン証券が原因で財政難に見舞われました。

 

いずれにしても現在は米国において総資産で2位、総収入で24位の大手銀行であり、2017年度の総売上高は870億ドル、純利益は182億2300万ドルとなっています。

 

2008年にMerrill Lynchを買収したことによって投資銀行部門において大きな躍進を遂げ、バルジ・ブラケット中で最大の銀行となりました。

 

8.BNP Paribas(2兆2,350億米ドル、フランス)

総資産:2兆2,350億米ドル
時価総額:990億ドル

BNP Paribasはフランスの大手銀行グループであり、運用資産ないし時価総額でヨーロッパ第2位です。同行は2000年、BNP(Banue Nationale de Paris)とParibasとの合併によりに設立されました。

 

直接、または子会社を通して7大陸すべてに積極的に進出しており、米国では中西部の大手金融サービスプロバイダであるBank of the Westを所有し、イタリアとベルギーではそれぞれ、Banca Nazionale del Lavoro(BNL)ないしFortisを運営しています。

 

BNP Paribasは個人および法人向けの金融部門において強力な足がかりを築いています。世界中で4000万人を超える個人へサービスを提供しており、デリバティブおよび仕組み金融における大手企業の一つとして認識されています。

 

7.HSBCホールディングス(2兆2,510億米ドル、イギリス)

総資産:2兆2,510億米ドル
時価総額:1,870億ドル

HSBCはイギリスの巨大銀行で、現在ヨーロッパで最大の銀行であり、当初はイギリス(大英帝国)の植民地であった香港において、香港および上海の銀行として1885年に設立されました。そして一連の構造改革を経て、1991年に現在の形態に再編されました。

 

2017年の総収入は514億ドルで、前年同期の400億ドルと税引前利益171億ドルから7%増加したと報告されています。同行は2003年以来、少なくとも数回は主要な論争に巻き込まれており、その中には2003年と2012年のLIBORスキャンダルやマネーロンダリング事件も含まれます。

 

6.JPMorgan Chase(2兆5,330億米ドル、アメリカ)

総資産:2兆5,330億米ドル
時価総額:3,741億ドル

JPMorgan Chase & Co.は現在、米国最大の銀行です。当時の最も強力な銀行の一つであったJ.P. Morgan & CompanyがChase Manhattan Bnakと合併契約を交わしたことにより2000年に設立され、以来圧倒的な力を持っています。

 

Chaseというブランド名の元に個人顧客への銀行業務とクレジットカードサービスを提供しおり、一方で資産管理、個人資産管理、そしてセキュリティーサービスのような法人向けのサービスはMorganというブランド名で行われています。

 

2017年の収入は9,962億ドル、純利益は244億5000万ドルでした。

 

5.三菱UFJフィナンシャル・グループ(2兆7,840億米ドル、日本)

総資産:2兆7,840億米ドル
時価総額:784億ドル

株式会社三菱UFJフィナンシャルグループは、東京三菱銀行とUFJホールディングスの子会社であるUFJ銀行の合併により2005年に設立されました。2兆米ドルをはるかに超える資産を保有する日本最大の金融サービス会社であり、三菱グループ最大の子会社の一つです。個人向けのサービスとは別に、投資管理、小売業管理などのサービスを提供しています。

 

4.Bank of China(2兆9,910億米ドル、中国)

総資産:2兆9,910億米ドル
時価総額:1850億ドル

「ビッグフォー」の一つとして知られるBank of Chinaは中国最大の公共銀行の一つであり、中国政府により公式紙幣の主要発行機関の一つとして1912年に設立されました。現在では中国で2番目に大きな貸し手となっています。

 

北京の西城区に本社を置いており、香港とカナダにそれぞれ2つの子会社を持ち世界27か国へ進出しています。同行は保険事業に従事し、さらに資産運用管理やクレジットカードサービスの提供も行っています。

 

3. 中国農業銀行(3兆2,850億米ドル、中国)

総資産:3兆2,850億米ドル
時価総額:1,823億ドル

中国農業銀行(ABC)またはAgBankは、世界で最も重要な銀行の1つです。Farmers Bank of ChinaとCooperation Bankとの合併により1951年に設立され、1979年に現在の形態にいたるまでに複数回の再編が行われました。

 

中国国内に約2万4千の支店があり、一般顧客は3億2000万人、法人客は270万にのぼります。2010年には当時世界最大のIPOを記録しましたが、その後まもなくAlibabaに追い越されました。個人向けおよび投資銀行業務の他に、世界的な資産管理やプライベート・エクイティ事業に従事しています。

 

2007年、同行の報告によれば5100万円または670万米ドルにも及ぶ大規模な銀行強盗の対象になりました。この銀行強盗は、こんにちまで中国史上最大のものとなっています。

 

2. China Construction Bank Corporation(3兆4,000億米ドル、中国)

総資産:3兆4,000億米ドル
時価総額:2,380億ドル

China Construction Bank Corporation(CCB)は世界最大の上場企業10社のうちの1社です。北京に本社を置き、おおよそ13,600の国内支店とロンドンの完全子会社を含む1ダース以上の国際支店があります。

 

住宅ローンやクレジットカード、そして個人向けローンといった個人向けの銀行業務、そして大企業へ向けた投資銀行ソリューションを提供しているほか、プライベートエクイティおよび資産管理事業にも従事しています。

 

Bank of Americaは中国の銀行部門の成長を利用するために、2005年にChina Construction Bank Corporationの株式の9%を30億ドルで買収、2008年にはさらに1.75%を買収しましたが、2011年から2013年の3年の間に98億ドルで全て売却しています。

 

1.Industrial and Commercial Bank of China()

総資産:4兆9億米ドル
時価総額:3,120億ドル

Industrial and Commercial Bank of China(ICBC)は現在世界最大の銀行であり、総資産4兆ドルを超えます。年次報告書によれば2016年の営業利益は530億ドル、純利益は410億ドルであり、総資産で世界最大の上場企業となった初の中国銀行です。

 

他の大手3行と同様、大部分が中国政府によって所有されており、その他の株主としてはTemasek HoldingsやNational Council for Social Security Fund (NSSF)が含まれます。消費者金融および事業金融業務、投資管理、プライベートエクイティ、そしてクレジットカードを含んだ広範囲の金融サービスを提供しており、カナダ、マカオ、トルコに海外子会社を保有しています。

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