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ULAによる独占市場の終焉 2018年もスペースXの快進撃は続く

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本記事は、SpaceX Could Accomplish More In 2018 Than What ULA Did In 10 Years
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約2分38秒

・ アメリカのソーシャルニュースサイトRedditのユーザーが、スペースXが2018年に達成するかもしれない9つの主なミッションに関する画像をシェアしました。
・この予想はかなり現実的に思われます。
・一方のユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)はかなり遅れをとっているようです。


この数年でスペースXが大きな発展を遂げたことは疑いようもありません。この民間宇宙会社は、10年前には誰も想像しえなかった不可能なことを次々と実現しています。2002年以降、同社は宇宙輸送コストの削減と火星の植民地化の実現に力を注いできました。


最近、アメリカのソーシャルニュースサイトRedditの投稿者が、ある画像をシェアしました。2018年にスペースXが実現するかもしれない9つの偉業を示したものです。

 

この画像に挙がっているのは、衛星ブロードバンド「スターリンク」(マイクロサット2Aおよび2B)、超大型ロケット「ファルコンヘビー」、商業用打ち上げロケット「ファルコン9ブロック5」、NASAのトランジット系外惑星探索衛星、宇宙船「BFS(Big Falcon Spacecraft)」、宇宙船「クルードラゴン」の無人テスト飛行、そしてテキサスの新しい打ち上げ基地の建設などです。



これらはかなり実現可能性の高い予想ではあるものの、有人ミッションは2019年に延期される可能性があります。また、2人の民間人による月周回旅行の実現も、2019年に持ち越されるかもしれません。また、BFSは2018年には試験機を作成するのみですが、それでも十分すごいことです。さらに、テキサスの新しい打ち上げ基地の完成は、おそらく2020年はじめになる見込みです。

 

ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)

一方、2006年に創業したULAは、ボーイング・ディフェンス社とロッキード・マ-ティン・スペース・システム社による合弁事業で、主にNASAやアメリカ国防総省にサービスを提供しています。10年以上もの間、軍事打ち上げ事業はULAによる独占状態にありましたが、2016年にアメリカ空軍のGPS衛星打ち上げをスペースXが勝ち取ったことによってそれが崩れました。


ULAの使い捨て型打ち上げロケットは、現在3種類。デルタⅡ、デルタⅣ、そしてアトラスⅤです。2014年にULAは、打ち上げのコストを削減するために製品とサービスの見直しを図る(新しい第1段ロケットエンジンの開発を含む)ことを発表しました。そして2015年の第1四半期には、ヴァルカンという新しい機体の開発を発表。2019年までに最初の打ち上げを目指すとされています。


スペースXの発表によると、ULAの打ち上げ費用は1回につき約4億6,000万ドルと言われています。それに対してスペースXは、同様の打ち上げをさらに低コスト(9,000万ドル)で行うことを提案しました。


2015年、ULAは事業を継続するためには軍事ミッションだけでなく商業・民間宇宙飛行の契約も勝ち取らなければならないという考えを示しました。


ULAのロケット開発10年計画によると、第2段ステージに先進極低温発展ステージ(ACES)を使用することになっていますが、これが完成するのは2023年以降になる見込みです。2017年7月、ULAはアトラスⅤによるアメリカ空軍の第3次宇宙実験プログラムの打ち上げを任され、1億9,100万ドルの資金を獲得しました。

 

スペースXの主なミッション

スペースXは、第1段軌道ロケットの再使用と着陸に成功した初の民間宇宙会社です。2017年に、スペースXのCEOであるイーロン・マスク氏が明らかにしたのは、2人の民間人(匿名)がスペースXと契約を交わし、宇宙船ドラゴンで月の軌道を回る有人飛行を行うことが決まったというニュースでした。2018年には、人類初の月面旅行が実現するかもしれません。

 

また、数か月前にマスク氏は今後のミッションで使用するスペースXスーツの最初のイメージ図を公開。真空状態でも2気圧まで耐えられるように設計されており、今もテスト段階にあります。

 

2015年の発表によれば、同社は60を超えるミッションをマニフェストに掲げ、70億ドルの契約を結んでいます。さらに、2017年中にスペースXは合計16回の打ち上げに成功しており、2016年に比べて倍増しています。


スペースXの年度ごとの打ち上げ成功数


スペースXにはすでに何十人ものクライアントが列をなしています。著名なところでは、エアバス・ディフェンス・アンド・スペースや、アラブ衛星通信機構、バングラデシュ-1(バングラデシュ初の通信用静止衛星)、アルゼンチン宇宙活動委員会、イリジウム・コミュニケーションズ、シリウスXMラジオ、アメリカ空軍、ヴィアサット、そしてもちろんNASAなどが名を連ねています。


総括すると、2018年はスペースXにとって飛躍の年となるに違いありません。

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