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グラフィックデザイナーがWebデザインする上で気をつけるべきこと

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Line25 was built in March 2009 as a place to share web design ideas and inspiration through articles, tutorials and examples of stunning site designs.

本記事は、The Graphic Designer’s Guide to Web Design – Differences & Similarities
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約3分46秒

グラフィックデザイナー、ウェブデザイナー、オンラインマーケティング担当者としてこれまで働いてこられたみなさんは、グラフィックデザイナーとウェブデザイナーのどちらにどの仕事割り振るかを考えてこられたことでしょう。

 

これからグラフィックデザイナーの職業に就職しようとする人や、グラフィックデザイナーとウェブデザイナーとしてこれから働く人にとっては、これらの職種がどこまで重複するのかを理解することで利益を得やすくなるでしょう。

 

グラフィックデザインがデジタル化されるにつれて、ウェブデザインとその領域が重なる可能性が高まり続けています。 つまり、グラフィックデザイナーは過剰な作業をせずにシームレスなプロジェクトを完成させるために、Webデザイナーと協力する必要があります。 Webデザイナーと良いコミュニケーションをとり、そしてWeb開発の典型的なフローを理解してさえいれば、あなたは成功するでしょう。

 

ウェブデザインの重要性とグラフィックデザインの強化を互いに尊重し、ウェブデザイナーが目標をしっかりと見据えることで、グラフィックデザイナーの仕事はよりよくなります。ウェブデザイナーとグラフィックデザイナーの仕事は相反するものであるかのように感じることもあるかもしれませんが、現実には、ユーザーエクスペリエンスを成功させるためにはそのどちらもが必要です。 ウェブサイトの作成時にウェブデザイナーとグラフィックデザイナーの間に生まれる摩擦の解消にはお互いの歩み寄りが不可欠です。

 

アニメーションと具体的なグラフィックデザイン

 

グラフィックデザイナーとしての仕事はそのほとんどが、具体的なグラフィック作業(イメージ、バナー、ボタンなど)でしょう。 それに対してWebデザイナーは、図や画像のアニメーションを作成するのに必要なコーディングを得意としています。

 

グラフィックデザイナーの中には、アニメーションを作成するために必要なコーディングを学ぼうと時間を割いている人もいるかもしれませんが、それはWebデザイナーに任せた方がうまくいく場合がほとんどです。グラフィックデザイナーの強みを活かすのが賢明です。

 

ビジュアルとユーザビリティ

 

これは、グラフィックデザイナーとウェブデザイナーの間にとてもよく起こる問題ですが、それらの職は相容れないものではなく、相互に補い合うものであると認識すれば、いくぶんうまく行くでしょう。

 

ウェブデザインの目的は使いやすいウェブサイトを作成することであり、対してグラフィックデザインの目的はメッセージを伝えることです。

 

グラフィックデザイナーは魅力的なアニメーションを作成する能力を持っていますが、Webデザイナーにはその努力を支える限界があることを理解するべきです。コーディングの制限と機能、それからSEOのためには、グラフィックにばかり集中するのはあまり賢明ではありません。

 

独創的な創造と技術的な習熟

 

ウェブデザインはとても技術的であり、ただコードを書くことに限定されていますが、グラフィックデザインは非常に創造的で流動的なものです。このことを理解しておけば、2つの職業の間に生じる衝突をほとんど解消できるでしょう。

 

それを知らずに働くと、互いにストレスを感じるでしょう。お互いの作業を理解することは、魅力的なウェブサイトを作成する手助けになります。

 

Webデザインプロジェクトを始める前に、グラフィックデザイナーとウェブデザイナーはお互いに譲り合い、理解し合うべきです。

 

グラフィックデザイナーは、自身の意見を反映させて見た目にも美しいウェブサイトを公開したいと思うでしょうが、ページがすぐに読み込まれなかったり、情報が見つかりづらかったりした場合、そのサイトが世界で最も美しく、エキサイティングなものであったとしてもユーザーが利用し続けることはないでしょう。

 

SEOとグラフィックデザイン

 

美しいグラフィックデザインは残念なことに、サイトの速度とユーザーのサイト全体とのやり取りの速度を低下させ、結果的にウェブサイトが重くなることがあります。 低速の読み込み速度は、特にモバイル検索のSEOに大きなダメージを与えます。

 

デザインの変更はSEO対策として最善ではないかもしれません。手の込んだデザインをウェブサイトに反映させるのと同様に、SEOの対策を新しいウェブサイトに組み込むことも重要です。

 

検索エンジンでサイトを見つけることができない場合、どんなデザインをしても意味はありません。 WebデザイナーやSEOの専門家がページレイアウト、メニューアイテム、全体的なコンテンツフローを提案するときは、このことを覚えておくべきです。

 

情報伝達

 

 

開発者は、メッセージを伝えるために機能的なサイトを作成します。グラフィックデザイナーにとって、メッセージを伝達することは視覚的な体験です。サイト訪問者の目にするメッセージはいつも同じものです。何度も言いますが、ユーザーに最高のオンライン体験を提供するにはデザイナー同士が手を取合うべきなのです。

 

ページレイアウト

 

ページレイアウトをまとめる際、あなたがウェブデザインに慣れていて、UX、ヒートマッピング、SEOをよく理解している場合であれば、一人でもうまくかもいくしれません。しかしそうでないならば、それらの知識が豊富なグラフィックデザイナーに任せるのもよいでしょう。

 

インパクトのあるページデザインやレイアウトがユーザーを最初に惹きつけてしまった場合、情報が見つからなくなるとページからの離脱率が高くなってしまいます。

 

凝ったウェブデザインと大胆で感動的なデザインを生み出すクライアントの希望は、グラフィックデザイナーとしてページレイアウトを補う最良の方法です。

 

Webデザインのプロジェクトでは、不満を感じたりしすぎず、最終的なUXのためにウェブサイトの構築をすることが重要です。自分の強みを理解し、Webサイトの全体的なユーザビリティと見やすさを追求することは、ウェブデザインプロジェクトでのシームレスなコラボレーションを促進し、マーケティングやデザインエージェンシーにおいてとても良い結果をもたらすでしょう。

 

グラフィックデザイナーとウェブデザイナーがどれだけ互いに補い合えるかを知ることで、より効率的なウェブサイトが構築できるでしょう。この記事の情報を活用して、従業員とフリーランサーの満足度を高め、顧客に愛されるWebデザインプロジェクトを作成してみてください。

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