デザイン

デザイン

PR

Webデザイナー必見!サイトデザインの細部にこだわるときのポイントを解説

speckyboy

Speckyboy is an online magazine for designers with its focus on sharing helpful resources, exploring new techniques, sharing useful tips, and inspiring you to build a better web.

本記事は、At What Point Does Obsessing Over Design Become a Liability?
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

1,417 views

読了時間 : 約2分50秒

Webサイトのデザインの品質は多くの場合、細部に起因しています。マイクロインタラクション、文字の間隔、色のアクセントなど、一見小さな要素が違いを生む可能性があり、これらを意識するだけでありふれたものを特別なもののように見せることができます。

 

つまり、デザインにこだわりを持つのは良いことです。Webデザイナーの考案かクライアントからの指示であるかどうかに関わらず、見た目を良くすることで直感的に操作できるようデザインし、最終的にはユーザーエクスペリエンスを向上させることが重要です。

 

しかし、プロジェクトによっては、細部にこだわることがネガティブな結果を生み出すかどうかを考えることも大切です。この記事では、設計の細部にこだわるプロセスがネガティブな結果をもたらす可能性のあるいくつかの例を紹介します。

 

設計要素が過度に複雑になる場合

細部にこだわりすぎることが悪影響となり、良かれと思って挿入したオプション機能が使いやすさを阻害することもあります。その結果、非常にかっこよく見える機能も、エンドユーザーが理解するのが困難になることもあります。

 

これは、行き過ぎたWebデザインの典型的なケースの1つです。ガソリンスタンドから法律事務所まで、誰もがハイテクのスプラッシュアニメーションを使用していたFlashの時代によく見られ、これらの種類の機能はユーザーが操作する際の単なる障害となりました。

 

現代では、気が散るビデオの背景や目的のないヒーローの画像などが貴重な画面領域を占有し、ユーザーが必要な情報を取得するのをより困難にしているという特徴があります。背景や画像を挿入する機能をWebデザインに用いない方が良いというわけではなく、それらを上手に使いこなす必要があるのです。

 

さらに、デザインの細部の編集に多くの時間と労力を注ぐことは、効果を保証するものではありません。Webサイトは使いやすい必要があるため、場合によってはデザインをシンプルにすることも大切です。

時間と予算が限られているとき

Webデザイナーは、厳しい予算と期限内にプロジェクトを遂行する責任を負っていることがよくあります。そして、より詳細の要望を持つクライアントと仕事をする場合、進行が大幅に遅れる可能性があります。クライアントは変更を要求する権利があり、彼らの意見は重要です。それでも、特定の調整に夢中になり、プロジェクト全体の進行に影響を与えることは良いとはいえません。

 

Webサイトの主要な機能に時間と費用をかけることに関しては問題ありません。すべてのステークホルダーは、物事が計画どおりに進み上手く機能するのを確認するため、それらには時間がかかることがよくあります。これは、ウェブサイトの構築に伴うデューデリジェンスの一部です。

 

しかし、これらの確認はより細かい部分で必要となる傾向があり、しばしば個人的な好みが問題の場合もあります。完璧なデザインを求めれば、それ相応の時間と予算を必要としますが、実際には、対処する必要のある他の重要な領域から貴重な人的資源が奪われる可能性があるため、物事の優先度を考えなければいけません。

デザインの変更が逆効果になるとき

多くの場合、デザインのプロセスは反復的であり、時間の経過とともに変更が繰り返されます。これは、Webサイトの訪問者がどのような感情を抱いているかについて調査すればするほど改善が必要となるからです。

 

しかし、物事が劇的に変化しすぎると裏目に出る可能性があります。たとえば、UIの突然の変更は、訪問者を混乱させる可能性があります。ユーザーは、変更と同時にWebサイトの構造を再認識する必要があり、単に別のサイトに移ってしまう場合もあります。

 

驚くべきことに、この戦略はいくつかの大手ブランドで採用されているようです。PayPalが代表的な例で、同社のアカウント管理UIは頻繁に変更され、役に立つというよりも時には腹立たしいと感じる場合もあるようです。

 

もちろん、A / Bテストなどの手法は非常に重要です。しかし、コンバージョンのためにわずかな変更を加えることと、細かいデザインへの行き過ぎた執着には違いがあります。少なくともある程度の一貫性がなければ、ユーザーは離れていってしまいます。

 

細部にどこまでこだわるかの見極めが重要

すべてのWebサイトには最終目標がありますが、その目標が何であれ、サイトのデザインは望ましい結果を達成するための重要な要素です。しかし、私たちが人間である以上、極めて細かい部分まで対応するのは難しいです。

 

ステークホルダーは、時にはネガティブな影響を及ぼすところまでデザインに執着することがあり、それは締め切りを逃したり、プロジェクトの予算を無駄にしたりする可能性もあります。さらに、ユーザーフレンドリーではない最終製品ができる可能性もあります。

 

どこまで細部にこだわるのかを見極め、理想的にはデザインを変更するための余裕を持ったスケジュールを組み、見た目も良く使いや位Webサイトを構築することが重要です。

おすすめ新着記事

おすすめタグ