マーケティング

マーケティング

PR

サイトを損失から守る14の技術的SEO対策【前編】

2,499 views

読了時間 : 約3分35秒

ここでは平均的なマーケターが気づかず、解決に少し技術的要素が必要なSEO課題を取り上げます。

ここで紹介する14の技術的SEO課題の一つでも該当するなら、ぜひ読み進めてください。

これを読んで課題に対応することで、数十万円の売上機会の損失を回避できるでしょう。

 

なお、この記事は前編と後編の2部構成となっています。

 

1.指標の確認

あなたのサイトはインデックス化されていますか?この質問に対する答えは、Googleで検索することで手に入ります。

fix14③次にすべきこと:

  •  ・site: {あなたのサイトアドレス}とGoogleで検索すると、あなたのサイトのどれだけのページがランキングしている確認する
  • ・製品ページやブログの記事などサイトの様々なページをよく確認する
  • ・サブドメインがインデックス化されているか確認する
  • ・インデックス化されていないページの原因を究明する

 

 

 

2.Robots.txtの確認

最もよく起きているのは、robots.txt内で”/”を不適切な位置に記述することです。ウェブサイト開発後に、開発者がrobots.txtの変更を忘れていたということがよく起こります。

あなたのサイトアドレス/robots.txt へ行き、“User-agent: * Disallow: /”という表示がないことを確認し、このように見えていればOKです。

Googleでは次のように見えます。

fix14④

すべきこと:

  • ・“Disallow: /”という表示があれば開発者とすぐに会話する
  • ・Eコマースサイトのような複雑なrobots.txtを利用している場合は、開発者と1行毎に記述が正しいかどうかを確認する

 

 

 

3.Meta robots NOINDEXタグの確認

間違ったrobots.txtは指定されたページをGoogleのインデックスから外すだけですが、NOINDEXはすべてのページをインデックスから外してしまうので被害がより大きいです。

 

すべきこと:

  • ・ページのソースコードを見て、NOINDEXタグが使用されていないことを確認する。Screaming Frogのようなツールを使えばすべてのページを一度に確認できます
  • ・あなたのサイトが定期的に更新もしくは改善されているなら、毎週もしくはサイト更新毎に確認のリマインダーをセットする
  • ・Moz Pro Site CrawlのようなSEO監査ソフトウェアを活用して、サイトの監査をスケジュール化するとさらによいです

 

 

 

4.URLの標準化

一般的な担当者は以下複数のURLが別々に表示されてもほとんど気にしないでしょう。

・www.example.com

・example.com

・www.example.com/home.html

・example.com/home.html

Googleは、一般的にどのバージョンをインデックス化するかを決めるのですが、複数のバージョンのものをインデックス化することもあり、混乱と複雑さをもたらします。

 

すべきこと:

  • ・あなたのサイトの複数のバージョンのURLをブラウザーに入力し、どれも同じURLに到達するかを確認する
  •  ・HTTPおよびHTTPS両方のバージョンのURLでも試し、どちらか一つのみであることを確認する
  • ・上記ができていない場合は、開発者に301リダイレクトの設定を依頼する
  • ・ページを素早く見つけるためにScreaming Frogなどのツールを使ってサイト全体をスキャンする
  • ・毎週もしくは毎月一度URL標準化を調査する予定を立てる

 

 

5.Rel=canonicalタグの確認

rel=canonicalタグは、異なるURLを同じURLのバージョンとして取り扱うのに使われるので、サイトの標準化と密接に関係してきます。

fix14⑥

すべきこと:

  • ・重要なページがrel=canonicalタグを使っているかどうか確認する
  • ・Rel=canonicalタグで解決しているページ複製部分があるかサイトをスキャンするソフトウェアを使ってすべてのURLを確認する

 

 

6.イメージの中のテキスト情報の確認

多くのサイトが重要なコンテンツをイメージの中に隠してしまっています。Googleはイメージの中のテキストをいくらか理解していますが、私たちが考えるほど洗練されていません。よって、SEOを考えると重要な情報はイメージの中に埋め込むべきではありません。

 

すべきこと:

  • ・重要なページでテキストがイメージに埋め込まれていないかを確認する
  • ・SEOサイトクローラーを使ってサイト全体をスキャンし、H1およびH2タグが使われているかどうかを確認する
  • ・コンテンツ管理者や開発者向けにテキストを埋め込んだイメージを使わないことを明示したガイドを作成する
  •  ・テキストを埋め込んだイメージを使っている場合は、その代わりにCSSを使って同様のデザインを実現するためにデザインおよび開発チームと協力する

 

 

 

7.切れている被リンクの確認

ウェブサイトの統合や再開発プロジェクトによって他サイトからの多くの被リンクが失われてしまっているでしょう。失われた被リンクを調べるには、Google Search Console、Moz、MajesticやAhrefsなどの被リンクチェックツールが有効です。

 

すべきこと:

  • ・トップページの死んでいるリンクを確認し、修正する
  • ・リンク先のサイトの間違った被リンクを探し、修正を依頼する
  • ・リンク切れを警告するMentionやGoodle Alertsツールを利用する
  • ・手動またはサイトクロールツールを使ってリンク切れを確認する

 

 

 

(後編に続く)

 

 

 

※本稿は「How to Find and Fix 14 Technical SEO Problems That Can Be Damaging Your Site Now」を翻訳・再編集したものです

おすすめ新着記事

おすすめタグ