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これまでのSEO、そしてこれからのSEOを考えよう。2016年版「SEO市場分析レポート」が公表される

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「SEO業界」というとかつては大量の外部リンク対策を行う企業がイメージされましたが、ペンギンアップデート以降、外部リンク対策をメインにしたSEOは次々と姿を消していきました。

 

(※外部リンク評価の重要性が低下したわけではありません。詳しくは【「被リンク」はいまだ検索ランキングの「かなり重要な要因」であることが報告される(レポート要約)】をご覧ください。)

 

まして今後不正な外部リンクに対するペンギンアップデートがリアルタイムアルゴリズムに組み込まれることになると、ますます「不正な外部リンク対策」はハイ・リスク、ノー・リターンな投資対象となっていくことでしょう。

 

ただそうしたSEO対策をメインとした企業自体がなくなったわけでなく、その多くは「デジタル・マーケティング企業」に転身。順位変動のモニタリングサービスから内部対策・外部対策、そして最近ではコンテンツマーケティングまで、多様な業務を代行するようになりました。

 

そんな中、オプトグループのクロスフィニティ株式会社が行った「SEO市場調査」が発表されました。

 

同調査によると、2015年のSEO市場規模は、前年比110.9%の395.4億円規模。今後も堅調な推移を続け、2018年には500億円規模まで拡大するとの見通しです(上図)。

 

従来のSEOから「スマホ検索対策」へ

先述の通り「SEO市場」で「外部リンク対策」は縮小傾向を続けているそうですが、それに代わって市場を押し上げたのは「スマートフォン向け対策」となりました。

 

弊サイトでも「AMP」や「数カ月内にモバイルフレンドリーの評価が検索順位の変動要因になる」というニュースを取り上げましたが、こうしたスマートフォン対策が2015年のSEO市場では活発に行われていたようです。

 

(参考記事)

・「はてブ」もAMP対応!モバイルページを爆速表示させるAMPって?

https://seleqt.net/topic/amp-hatebu/

 

・ついに来た……!?Google「数か月内にモバイルページの表示速度によって順位変動させます」 

https://seleqt.net/marketing/mobile-friendly-algorithm/

 

 

一方、2015年に「コンテンツ・イズ・キング」のかけ声のもと注目を浴びた「コンテンツマーケティング」ですが、「自然な外部リンク」としてSEOと組み合わせることでSEO市場からも注目され順調な推移を続けていたものの、「外部リンク対策」の減少分を補完するにはいたらなかったとのこと。

 

同調査では「即効性があったかつての外部リンク施策に比べると、成果があらわれるまでに時間を要する事や投資対効果の検証が難しい」ことをそ原因として分析しています。

 

これからの「SEO市場」

 

また同レポートでは今後SEO市場が注目する動向についても触れられており、先述のモバイルフレンドリーも含めた、「検索キーワード」よりも検索行動に至る「ユーザーの意図」をより重要視するユーザビリティが焦点化することが予想されています。

 

ここに置いては「UI/UX」と領域が重なることから、今後のSEO市場は穏やかな伸長を続けながら、Webデザインやコンテンツ制作など他領域との融合も進んでいくかもしれませんね。

 

これまで/これからのSEOの動向がとてもよくまとまったレポートですので、ご興味のある方は一度お読みになってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

「2016年度版国内SEO市場予測 (2014-2018)」(クロスニフティ)

http://www.crossfinity.co.jp/news/20160726_01.html

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