フレームワークの活用はWebデザインの現場において「当たり前」のものとなってきましたね。制作にかけられる時間・労力は決して無限ではありません。限られた資源(リソース)を効果的に分配するのもプロとして欠かせない姿勢です。今後もこうしたCSSのフレームワークを活用した流れは続くのではないでしょうか。
そこで本稿では制作の現場で使えるWebデザイナーのための「CSSフレームワーク」ベスト10をご紹介します!下記にご紹介するフレームワークをうまく活用して、ぜひ日々の業務の効率化にお役立てください。
そもそもフレームワークとは何か?
フレームワークとは、本来ファイルとフォルダを含むパッケージのことです。CSSフレームワークの場合だと標準化されたHTML、CSS、JSコードを含んだ機能群のことを指します。こうしたフレームワークを使うことで、一からフロントエンド開発を行うよりも飛躍的にWeb制作の生産性が向上します。
もちろんこうしたフレームワークの導入には少々の学習コストがつきものです。ですが、CSSフレームワークはそうした学習コストを払っても十分なリターンがあるでしょう!
決定版!CSSフレームワークベスト10
- Bootstrap

お馴染みTwitterが開発したBootstrapがナンバー1のフレームワークと言って間違いないでしょう。多くの顧客はWebサイトをBootstrapで構築することを望みます。ハイクオリティなWebサイトをデザインするための、強力なフロントエンドフレームワークです。
2.Foundation

もう一つの人気の高いフレームワークがこのFoundationです。プレミアムテーマの開発に使われることが多く、例えばWordPressプレミアムのテーマに使われています。
- Semantic UI

Semantic UIを使うと、人に優しく、レスポンシブでかつ美しいWebサイトを素早く開発することができます。SemanticはIntuitive Javascriptと簡易化されたデバッグシステムを用いています。
4.Pure CSS

Pure CSSは小さいサイズのレスポンシブCSSモジュールであり、どのWebデザインプロジェクトでも使えます。Pure CSSは軽くて小さく、余分なものが含まれていないため新しいルールを簡単に設定することができます。
5.Bulma

モバイル優先でデザインされています。カラムシステムはシンプルで、リサイズ可能です。このフレームワークを際立たせているユニークな点は、Metro UI CSS グリッドです。
6.Skeleton

Skeletonはとてもシンプルで、モバイルに優しいフレームワークです。CSSファイルのちょっとしたコレクションからできており、どのサイズのスクリーンにも合うようなWebサイトを素早く製作するのに適しています。
- Milligram

Milligramはgzipされた状態でたったの2KBしかありません!Milligramは主に、少ないプロパティでパフォーマンスを向上させ、生産性を上げるためにデザインされました。
- Kube

Kubeはプロフェッショナルなディベロッパー、デザイナー向けのフレームワークです。タイポグラフィにも力を入れています。
- Blazecss

素早くWebサイトを構築するための素晴らしい骨組を提供します。BlazecssはBoostrup, Semanticなどの巨大なフレームワークとSkeltonやMiligramのような小さいフレームワークの間に位置します。
- Unsemantic

Unsemanticグリッドシステムは960グリッドシステムを継承するもので、同じような働きをします。違いは、Unsemanticはパーセンテージに基づいているという点です。
(補筆)Uikit

Uikitは超軽量のフレームワークで、フロントエンド開発者がWebインターフェイスを手間なく構築するのに役立ちます。提供されているのは、html、CSS、JSのコンポーネントで導入もカスタマイズも簡単です。またLESS やSASS ファイルを吐き出すこともできます。
(※本稿は「Top 30+ Best CSS Framework 2016 for Web Designers」の一部を翻訳・再編集したものです。また2017年6月に補筆・修正を加えています)









