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AWSから200万円超の請求書も…「Dronetube」運営者北直晃氏に聞くプログラミング経験ゼロからの起業【インタビュー】

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プログラマとしての道を志した時、あなたはどんな夢を胸に抱いて抱いていましたか?

 

開発現場の第一線でバリバリ活躍したい、売れっ子プログラマになって高給を手にしたい、ストイックにプログラミングを極めたい、CTO(最高技術責任者)として企業の強力な右腕になりたい……

 

様々な夢がそうしたきっかけになると思いますが、「自分のアイデアを、自身の手で、Webサービスというカタチにしたい」という夢を抱いてプログラミングを始めた方も少なくないはず。

 

そこで今回お話を聞いたのは、クオリティは高いのに埋もれてしまいがちなドローン空撮コンテンツを広く拡散させるプラットフォーム「Doronetube」の運営者である北 直晃(きた・なおあき)氏。

 

同氏は元営業マンでプログラミング経験ゼロから独学で学び、挫折や失敗を乗り越えながら「Dronetube」をローンチ。そのバイタリティ溢れる行動力は、今後のさらなる活躍を予感させますが、同氏にはプログラマとしても、また起業家としても刺激を受けるところが多いのではないでしょうか。

 

以下、北氏へのインタビューです。

 

 

プログラミング経験ゼロからの出発

――プログラミング経験ゼロから独学で学んでまでWebサービス立ち上げようと思い立ったそもそもの「きっかけ」は?

 

きっかけは、自分が考えたサービスを自分で作りたいと心から思ったからです。昔から色々なサービスを思いつくタイプで、その思いついたアイデアの中には今では当たり前のサービスになっているものもいくつかあります。

 

初めて開発したサービスは「インターネット上で連続的に物々交換ができる」サービスなんですけど、プロトタイプを作りVC(ベンチャーキャピタル)に見せたら鼻で笑われて、それでリリースするのをやめました。その時はものすごく悔しかったんですけど、普通の人に説明して直ぐに理解してもらえるサービスじゃないということに気づいたので、リリースしても同じことが起こると思いやめました。

 

普通の人に普通に説明して理解してもらえるサービスである程度資本を作ってから、そのサービスを作る予定です。

 

――以前開発した別サービスではハッキング被害にも遭われていますよね?

 

AWSのシークレットキーを「Github」のpublicにアップするという失敗は、我ながら焦りました。AWSから200万円ほどの請求が来て青ざめましたが、結果的に学習意欲がアップしたのでよかったと思います。請求をチャラにしてくれたamazonさんに感謝して、今でも定期的にポチってます。

 

――Webサービス開発に携わる全ての人に向けて、そうした失敗から言えるアドバイスはありますか?

 

何も考えないでブログのコードをコピペしちゃ、ダメ。絶対。

 

 

「Dronetube」の運営について

――Dronetubeのこれまでの経緯を教えてください。

 

ローンチ後に大手Webメディアにサービス紹介記事を掲載してもらえて、1万PV/Dayを体験しました。その後ずっと右肩下がりで下がり続けて1日50PVぐらいまで落ちてしまいました。それから5か月ほど放置していたんですが、管理画面はちょくちょく見ていました。

 

管理画面を見ていると、定期的に動画をアップしてくれるユーザさんが10名ほどいらっしゃることに気付いて、「Dronetube」は必要なサービスなんだと再確認したのが最近のことです。サイト表示に3秒ほどかかるサービスなんて使いたくないですよね、普通。

それでも利用してくれているのは特別な理由があるからだと確信しました。

(※現在「Dronetube」は改修して表示速度が改善しています)

 

――「Dronetube」の現状は?

 

ドローン空撮動画は月に30本程度アップロードされています。写真はまだまだ少ない状況ですね。

 

二週間前からサイトの改修を本格的に行い速度、UXそしてSEO対策を重点的に行っています。その結果PVは6倍ほど、動画のアップロード件数も3倍程度に増加しています。ユーザ新規登録のペースもかなり上がってきています。

 

 

「これから」のドローンおよび「Dronetube」

――Dronetube運営者というお立場から、今後のドローン市場にはどのような目線をお持ちですか

 

ドローンと言っても様々な活用法があるので一概には言えませんが、空撮コンテンツという目線であれば空撮コンテンツは増えていきます。ドローンの価格は下がり、性能は上がるのでドローンパイロットの母数は確実に増えていきます。

 

それと同時にネットワークの回線速度も上がっていくので動画を使用した企業プロモーションも増加し、空撮コンテンツの需要が高まると考えています。

 

――現在「Dronetube」は空撮コンテンツの「拡散プラットフォーム」としての側面、そして撮影依頼者とドローンパイロットを結ぶマーケットプレイスとしての側面がありますが今後はどのような展開があるのでしょうか?

 

「Dronetube」はすでに国内のドローンパイロット約200名が登録しているプラットフォームです。そしてドローンパイロットの登録者も増加し続けています。

 

現在、企業様からの問い合わせはその内容によって個別にドローンパイロットの方にコンタクトを取っています。そこをすべて自動化したいなと思っています。

 

また当面の目標は空撮コンテンツをユーザの任意によって集めることです。他にも色々考えていますが、一番はドローンパイロットのマネタイズのお手伝いができるようなプラットフォームにしたいです。

 

 

――最後に作りたいWebサービスのアイデアあるけれどプログラミング学習をするのに二の足を踏んでいる方に向けて、実践的なヒントなどありますか?

 

プログラミングは私にとって途轍もなく高い壁でした。本を何回読んでも理解できなかったし、本を床に叩きつけたりもしました。パソコンを窓からぶん投げたい衝動に何度も駆られましたが、幸いMac book airだったので踏みとどまれました。

 

これからプログラミング学習をする人へのヒントは、まず「Mac book airを買いましょう」。「本を読むよりコードを書いてエラー画面と戦いましょう」。「プログラミングに興味があるのは才能なので、その才能を自分自身で潰さないで欲しい」ということです。

 

■人物紹介

kita

北 直晃氏

【Dronetube】運営者。

IT業界の元営業マンから独学でプログラミングを習得。

プログラミング経験2年ほどにして、数個のWebサービスをローンチ。

 

Dronetube

http://dronetube.jp/

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